2022年4月28日木曜日

最近の出来事

 明日からGWです。例年通り、中学生には数学の計算問題を大量に出しました。放っておくと手をつけるのが遅くなって、出来ない子が発生する可能性があるので宿題を塾でするよう声をかけると中1、2はGW前にしてほぼ消化できているようで少し安心しました。ただ、肝心のGWに自宅でする宿題がなくなってしまうのが気がかりです。中日の月曜日は塾があるので、ここで調整します。

小5算数は容積の応用問題をしました。難問ですがYAが頑張って考えていました。新入生のMKは線の細さが気になっていましたが、少しずつ慣れて出来ることが増え、成長を感じます。小6は「線対称」という単元をしました。学校で先に教えてもらっているので比較的スムーズ。私は、この単元を教えるのがあまり好きではありません。「コンパス」「分度器」の使い方と並ぶ個人差が激しく集団授業では難しいからです。内容自体は難問とはいえませんが、手先の器用さやイメージすることの得手不得手で時間が倍以上異なります。決められた時間内で一斉にするのは大変です。ところで、入塾当初はミスが気になったSUは少しずつ減ってきました。小学校を卒業する頃にはもっと精度を上げていきたいですね。

中1は久しぶりに数学の確認をすると計算のルールがあやふやな子がいました。2日に分けて行った補習とGWの宿題で何とかなって欲しいところです。緑SKの家庭学習の状況が良く出来ることが増えています。国語は文法を3週に渡って解説しました。外国人に日本語を教えるのと同じことをするのですが、外国人のほうが理解が速いのはモチベーションの差なのでしょうね。社会は歴史の導入をしました。緑MNがみんなに模範演技を示してくれ盛り上がりました。

中2は日本地理で北海道まで無事終わりました。社会をしていて思うのは、解説を楽しくしておいて中学校のテスト前に暗記を頑張ってもらうほうが効率的なのではないかということです。今までは新単元の導入をすると翌週に確認テストをしていました。確認テスト合格のための勉強はしてきますが、テスト直後から忘れていくので時間対効果を考え今年からテスト2週間前からの暗記を増やす方向へシフトしました。おかげで授業は楽しいです。菫OMや旭東MTは目を輝かせながら聞いています。緑THOYもそうですが、全体的に好奇心旺盛な子が多いので勉強というより興味ある話を聞いている感じです。ワンセをきっかけに社会に興味を持ってくれたらいいなと思います。

中3は最後の厳しく接している時期です。三平方の定理を習い終え、中学生の計算を全て修了しました。あとは使いこなすだけです。いよいよ特進数学と標準数学でクラスが分かれましたが、各々課題があります。特進数学は座って聞いているだけで賢くなれると思っている子がいることです。集中して聞かないと分からなくなるのに聞くべき時に集中できていないのです。進学校の数学の速さの半分以下でついてこれないと、高校生になってからどうしようもなくなってしまいます。標準クラスでは公式をまだ覚えていない子が若干名います。数学では「計算・確率・関数・三平方・中央値」の基本が出来れば寝屋川高校ぐらいまでなら合格点に到達できます。これらは公式を覚えて使いこなせれば良い単元なのでこちらも力が入ります。公式を忘れて計算問題が出来ないのは言語道断で入試の合格点に達しません。いずれも徹底して改善してもらいます。

2022年4月27日水曜日

最近感じること

 子曰く「学びて時にこれを習う、また、よろこばしからずや」孔子は「(新しい)学問を習って常に復習(して習得)する。なんと嬉しいことではないか」とおっしゃった。

最近の日本は平和で恵まれた環境で育つ子が増えました。プレゼントで欲しいものを尋ねても「特にない」と答える子が多いです。勉強も同様で学習できる環境を与えてくれる、換言すると周りの大人が子どもに合わせてくれる機会が増えている気がします。

そこにコロナ問題が発生しました。コロナの影響は様々ですが、教育現場の感想として授業についていけない子が増えているように感じます。逆に出来る子も増えたように感じます。全国学テの平均で大きな変化が見られないのはそのためでしょう。

そんな中、ワンセの中学生の課題が2つあります。1つ目は処理速度の物足りなさです。問題を読んでいて、今どこを読んでいるのか分からない子が一定数発生しています。ボーっとして聞いていなかったのも理由の一つですが、どこをしているのか探していたり、何かをメモしようとして聞き逃したり、考えられなかったりしているようです。一般的な会話よりもゆっくり話すように心掛けていても遅れるようです。将来、社会に出たときに指示を一度で理解できなくなる可能性が高くなるのではないかと不安になります。勉強を理解できないのは困りますが、単純な質問(今、何を聞かれたのか、など)すら答えられないケースがチラホラあります。また、聞き手を無視して自分の思ったことばかり話そうとする子も然り。幼い頃から大人が思いを汲み取りすぎた結果でしょう。

2つ目は復習不足による未習得です。その場では理解できてもわずかな(数分レベル)復習を欠かすことにより前回の内容を忘れているので、使いこなすことができません。小中学生の算数・数学で厳しく言われるのは「公式を忘れるな」です。三角形の面積の求め方のような単純な公式を教え、次回からは使うから必ず覚えておくようにと耳にタコができるほど伝えても覚えてこない、目立つところに公式を書くように伝えても二度と使わないルーズリーフの片隅に書く。当たり前のことが出来ない子が本当に多いです。こちらは何度も何度もその場で注意しています。そんなとき、この子が社会に出たらどうなるのか本気で案じられます。正社員になれない人がこれからますます増える世の中で心配しかありません。

AIや外国人労働者の流入が進むことも大きな要因ですが、何より少子高齢社会で必要以上に守られ過ぎている「お子さま主義」に危惧しています。成長には何らかの努力が必要です。その過程でストレスを感じるのは必然であり、避けるのはではなく乗り越えるものだと思っています。ネガティブイメージしかないストレスですが、障害物を避けるのが大人の役目ではなく、避け方や乗り越え方を教えるのが大人の務めだと思うのです。


2022年4月23日土曜日

最近の出来事

 人の流れが活発になってきました。夜中の人手もにわかに増えています。また、GWは人の流れの抑制はしないと政府が発表しました。withコロナで社会が落ち着くことを切に願っています。

 さて、中学生数学は全学年共通で計算問題です。やり方はある程度理解できており学校のレベルなら苦労することはないでしょう。ただ、正答率が全体的に低く計算のルールが定着していない子が各学年若干名います。小学校の高学年もそうですが、習った直後のテストで満点を取れてもうろ覚えで完全理解をしておらず、半年もすればやり方があやふやになるのです。中学生は小学生よりも学習する量が多く、スピードも速くなります。そしてついていけなくなる子が少しずつ出てきます。ワンセではそうならないようにかなりマメに小テストを実施し、必要な量の課題(宿題)を出します。全員に大量の宿題を出すような無意味なことをしません。

 必要なことが問題演習の子には演習を、解説が必要な子には補習を、上を目指すなら相応しいレベルの宿題を出しています。また、GWの数学の宿題量はかなり多いので宿題を塾で消化しつつ、やり方が怪しい子には補習をしています。子どもたちは宿題がはかどり理解が深まるので有意義な時間でした。中1は緑MN・NY、中2は鯰江KYが怪しかったのですが、頑張って良い顔をして帰って行きました。中3はかなりのボリュームを出しましたが、マメに出来をチェックしてしっかりついて来てもらおうと思います。スーパー特進数学は緑SS、MRIS、鯰江MHが自己申告をし緑YJは渋々名乗りを上げて専用課題をもらっていきました。

 withコロナ渦中で、授業後の笑顔がかなり増えました。楽し気な声を聞く機会がも増えています。コロナ対策でピリピリしているつもりはなくても、かなり厳しくチェックしてました。そんな緊張も少しほぐれてきたと実感し、笑い声が増えてきたことを嬉しく感じています。

2022年4月19日火曜日

声の大きいものが勝つ

 昨日、駅前のコンビニで店員さんに絡むおじさんを見ました。レジに数人並んでいたところ、横入りしたのを店長さんに咎められたことに逆上していました。オロナミンCのみを購入したかったらしく「先に並んでいた」「とっととレジを通せ」「今すぐ本部に電話しろ、クレームつけてやる」など自分のことをお客様だと勘違いしているようでした。商品を購入していただいて初めて「客」です。客未満どころか敵ですよね。どこで声を掛けようか迷いましたが、おじさんがどんどんエスカレートするので「後ろから見てましたよ。そんなに怒るぐらいなら違うお店で買ったほうがいいのではないですか」と言うとバツが悪そうな顔をしつつ振り上げた拳を下せないまま退店しました。そんなクレーマーがいるののは世知辛いなと思いました。

ところで、大企業はマニュアルで守られおり、対応に誤りや不備があってもミスを認めることをしないことも珍しくありません。また、日本人独特の遠回しな言い回しや嫌味では全く動じないこともしばしばあります。これが消費者なら不買運動を起こせば問題ないです。ただ、保険会社・役所・銀行対応だと話は異なってきます。残念ながら「知っているもの勝ち」「声の大きい者(クレーマー)勝ち」ということになり、知らない者は損をすることが多いです。消費者に明確な証拠がないときは強気で大声な人、つまり面倒くさい人の言うことを聞きがちです。

理路整然と話すと「それは規定(常識)だから(できません)」と鼻であしらった対応も多いです。仕事で約束を守れなくても「すいません」で終わります。こちらにどれだけ迷惑や損害があってもです。契約書に記載されていなければ更にはうちのような零細企業だと後回しにされることもあります。

トラブルも嫌ですが、先方に非があっても認めないときは強気に言わなければいけないこともあります。そんなとき、本当に複雑な気持ちになります。私(うち)がもっと取引額が大きかったり、規模が大きかったら同じ扱いはしないのだろうなと。

かつて、梅田で高齢者が気分を悪くされていたのに何もできないでいたところ、自然に声をかけた高貴なご婦人がいました。以後、そのご婦人を見習って行動しています。逆に権力をかさに横柄な態度を取る人には容赦しません。あ、ワンセっ子は教育の対象なので無条件に優しくしないです。

色んなことがフラッシュバックしたコンビニの出来事でした。

2022年4月16日土曜日

最近の出来事

 春期講習会が終わり、学校では新学期が始まりました。それに伴い宿題の量を減らして新生活への順応を優先してもらおうと思っています。ところで、卒業生が様々な進路や相談に来てくれるのは嬉しいですね。今年の新大学1回生は指定校推薦・ガッツリ勉強を自分の性格を考えて良い選択をした子が多いようで安心しました。

では授業の出来事。小5算数は新単元の「体積」の導入をしました。「底面積×高さ」という基本は全員クリアできましたが、立体を分けて考えたり引いたりする問題で少々手こずっていました。まあ初回なのでこんなものでしょう。小6算数は計算問題のまとめ。次回からは学校の教科書内容の先取りです。計算のルールは理解できているので精度と速度を上げていきます。

中1は国語の漢字テストできちんとしている子とそうでない子の差が見え隠れしています。緑SKが小テストの合格率が高く良い家庭学習の形跡を感じます。学校が始まりペース配分がきちんとできていない子が気になり、ルールを守ることの重要性について話しました。中2は少々手抜きがあったので久しぶりに喝を入れられている子がいました。家庭学習を出来ないと高校生になってからを非常に案じます。中3は国語でとんでもない結果が出ました。近大付属高校の過去問で歴代ワーストを下回る子が数名発生。また、トップでも過去の特進生の平均以下です。わかってはいましたが、ここまで顕著な数字が出ると危機感が更に募りました。例年、公立国語対策は早くても12月からですが、今年は大幅に前倒しして対策中です。

中1は来週の月曜日から部活動に本入部する中学があるので、火曜日より予定通り10時終わりの時間割にする予定です。まだ体は小学生なので余り延長をせず、10時30分まで残すのはGW以降を目安にする予定です。恒例の春の高校進学説明会は6月3日金曜日夜7時30分鶴見区民センターにて実施予定で、対象は全中学生及びその保護者の方です。

2022年4月8日金曜日

最近の出来事

 今日、小中学校は始業式でした。新鮮な環境の始まりに似つかわしい晴天で良かったです。ところで、卒業生の高卒後の進路を聞きました。自己分析をして良い選択肢をした子が多かったです。同志社大学に2名・立命館1名・関西大学3名・済生会看護4名・佛教・京都女子・同志社女子に1名ずつ進学しました。合格実績ではなく、進学結果です。指定校推薦やAOで自分の立ち位置を正しく理解して頑張った結果を嬉しく思います。

授業では中3数学が平方根が終了。次回より二次方程式の導入です。全員の数学は久しぶりの担当ですが、緑IAの理解力・暗記力の上昇に舌を巻いています。基本の定着は非常に重要なので、しっかりやっています。出来る子には退屈なことがあっても完全定着を図って次の内容に進むようにしています。進度は過去最速に近く、深度は特進クラスに近い状態で展開しています。

中2社会は近畿地方の話をしました。地理は楽しく話して暗記をしっかりしてもらうと決めているので、話を聞いてその土地を訪れたいと思ったり、興味の対象として覚えてくれたらとても嬉しいです。中1社会は暗記と解説。領土問題について日本の見解が掲載される教科書になりました。みんなには外国人と会話するときに自分の意見を言える人に慣れるよう知識・見聞を広めていくお手伝いをします。もちろん!テストで好結果をおさめるのは前提です。

明日は足立と共に卒業生の結婚式にするので、少し足りないものを買いに行くので早めに引き上げます。

2022年4月4日月曜日

最近の出来事

今週、小中学校の入学式を控え、ここ数年よりは桜が散っていないのかとハラハラドキドキしながら公園にある桜を見ています。

さて、授業の出来事です。小5は小数×小数を終わらせて「合同」の導入をしました。対応する辺は順番が大切なのですが、頭の中で図形を動かす作業が必要なので完全定着出来ない子が続出する単元です。体験授業の参加者がいると実感するのが既存生のスピードの速さ。全てにおいて速いです。でも、みんな当初は「遅い、遅い」とプレッシャーをかけられ努力してきた成果なので、既存生の成長を嬉しく思います。

小6算数は分数÷分数の導入をしました。同時に小数÷分数も教えたので、小学生で習う計算問題は習得したことになります。勿論、これから毎回の小テストを経て計算問題の速度と精度を上げていきます。新入生SUはようやく基本が定着してきました。6年生の学校のテスト結果が楽しみです。

中1国語は文法をしています。主語・述語について導入しました。外国人に日本語を教えることの半分以下しかやりません。それでもなかなか理解できないのに、日本語を習得する外国人との差は間違いなく「意識の差」ですね。東南アジアなど英語を母国語としていない国でも義務教育の3年間でほとんどの子が英語を話せると聞いたとき、日本との差を痛感しました。7,8年前に留学生と日本人学生がいる場での雑談で「日本人の先生は『ワン・ツー・スリー』と発音する』と笑っていたのが今では改善されたとはいえ、色々感じることが多いです。

中2国語も文法をしています。動詞について色々教えていますが、定期テストは基本問題で模試や入試では応用問題しかでないのがやっかいな単元です。五ツ木模試では正答率10%前後の文法問題も出題されているほどです。社会は九州・中国・四国地方の導入をしました。テスト前や入試で覚えていて欲しいことが異なるので普段は興味付けを意識した授業をしています。楽しく、そこに行きたくなるような授業を心掛けています。

中3数学は平方根が春期中に終わりそうです。例年よりも快調に出来ているのはみんなの頑張りでしょう。まだ厳しいことを言いますが、間に合わなくなったら何も苦言を呈しません。そうなると手遅れなので「言われるうちが華」と思って、簡単な公式や基本的な暗記の努力を継続してくださいね。