2019年5月24日金曜日

定期テスト考察

 ツイッターで速報した数値の考察です。今回の全生徒平均点は426点でほぼ例年通りです。今までは解析しつつも公表していなかった恥部をさらけだします。

 ところで、OneSelfは宿題の多くない塾だと思っています。1教科あたり15分から20分で終わる量を目安にし、長期休みのときは増量、次の授業までの期間が短いときは減量しています。ただ、確認テストや小テストはほぼ毎週行われ、不勉強者はお呼び出しやペナルティがあります。ほんの少しの自己管理で完遂できる量です。ところが、近年宿題・課題をしっかりできる子が急減しているように感じます。学校現場で顕著なのではないでしょうか。

 それが塾へも影響を始めています。2年前に導入した「月に3回宿題忘れで退塾勧告」は一定の成果がありました。次のステップは課題をより丁寧にすること。さすがに塾をさぼったり宿題を豪快にしてこない子は皆無です。それでもテスト対策の課題を雑にする子は全体の1割強います。宿題課題完遂者と未完遂者に分類したときの平均点は次の通りです。

完遂者平均…440点
未完遂者平均…401点

これを途中入塾生に限定して精査してみました。

入塾前300点未満

完遂者平均…126.5点up
未完遂者平均…64.5点up

入塾前300点以上

完遂者100%全員400点以上達成
未完遂者400点以上達成率25%

特に300点以上の子の400点以上達成率が顕著な差となりました。300点取れる子は真面目に通塾すれば全員400点以上、かつ入塾前350点以上あれば60%の割合で450点以上取得しています。宿題・課題さえすれば大幅に上昇しているという文言に全く誇大はないことが裏づけされました。後はいかに課題をしっかりとやらせるかですが、できない子は毎週水曜日にお呼びだしすることに決めました。全員の底上げが最重要課題です。

テスト速報

 まだ全ては返ってきていませんがテスト速報。

 まずは中1。ここまで緑中の9割が返却されています。トップは余裕の480点オーバー緑HA・A。学年トップを取れているのでしょうか。続いて大台の480点の期待がかかる緑SEは明日の理科の結果次第。500点満点換算の平均点は442点。それでも国語社会の平均点が80点前半なのが今後の課題ですね。

 続いて中2は茨田北MNが自己ベスト&大台突破。途中入塾生の自己ベスト達成率はほぼ100%。ちなみに無遅刻・無欠席・課題提出率100%なら100%自己ベスト達成しています。緑EAは地道な努力が奏功し少しずつ点数を上げ続け自己ベスト&大台突破。同様に緑TM自己ベスト。中1の最初から在籍している子は学校平均点との差で成績の上昇具合を測っています。それがほぼ校内順位に直結するからです。緑FH、二人の緑TH、HY、YA、KN、TK、FRは自己ベスト更新の勢い。ほぼ全員ですね。ちなみに提出物をしっかり出している子の自己ベストor400点以上達成率は100%です。ワンセで真面目にしていれば最低400点は取れるということですね。これは自信を持って言えます。問題を丁寧に解き、指示さえ守れれば取らせる自信もあります。中2が最も平均点が低く402点しかありません。

 中3は自己ベスト未達成者は2人だけで450点以上の子のほうが多かったです。かつ400点未満も一人だけで、その子は入塾後地道な努力で100点以上アップしています。今春の新入生は全員450点以上で平均でも460点。それでも彼らは満足していないのでまだまだ伸びる要素しかありません。既存生でも初の大台突破組が続出。緑OAを筆頭に緑HYなどです。ちなみに一問間違いが非常に多く満点を逃した子も最多。478点も最多(480点で学習奨励賞現金1万円)でした。ちなみに平均点は433点です。

 ここまでの全生徒平均点は426点と微妙な結果。明日の返却と菫・鯰江・横堤の結果で平均点を上げたいところです。

2019年5月17日金曜日

今週の出来事

 茨田北中学のテストが返却されました。全生徒平均は約420点。中2MWは入塾前比90点upで待望の大台突破。中3IAはもう少し取れたような気がします。来週は緑・菫中のテストを控えているので、週末にしっかりと追い込んでいこうと思います。

 順不同で小6はFSFNが来週からの修学旅行に行くそう。ちなみにFSはまさかの秒速11kmで歩けるらしい。つまり時速4000km!北海道まで徒歩30分という人類最速です笑 今週は欠席がやや目立ちました。寒暖差が激しいので体調管理をしっかりしてくださいね。

 小4算数はここまでのまとめをしました。理解度は悪くないのですが、ミスがあってなかなか満点が取れないのがやや気になります。そんな中、個々最近ISの出来ることが急増し、スピードも上がり顔つきもお兄ちゃんになってきました。今後の伸びが楽しみです。

 中1はテスト対策と通常授業のコラボ。数学は中間テストの内容は問題ないぐらいには完成しています。期末の内容もほぼ終わりつつあるので、これからは文章題の応用をしていきたいと思います。緑H・Aが快調です。それでもわずかな出来ないことが気になるみたい。爪の垢を煎じて飲ませたい子との差がクラスの課題ですね。正直なところ鯰江中の子の大半が気がかりです。おそらく中間テストは悪くない結果を出してくるでしょう。そこで慢心しないようにしなくてはいけません。

 中2は上位層の意識の低さが最も気になります。ただ、これまでの地道な努力が奏功している緑YAFW、TA・Hの結果が楽しみです。最近、急に色々目立つようになった緑KYもそろそろ実力通りの結果を出して欲しいところです。

 中3は新入生MRに期待しています。少し毛色の異なる彼に周りが触発されてくれればと思います。新入生緑YAはこれまでテスト前の勉強はしてきたようですが、一夜漬けに近く定着していないことを自覚できたようです。これからしっかりと基礎固めもしていきましょう。既存生の緑SSや横堤OS、緑ASの本気をそろそろ見たいですね。

2019年5月13日月曜日

最近の出来事

 最近、思うところはたくさんあるものの、ひとまず今回は授業の様子から。ようやくGWボケから開放され少しずつ日常が戻りつつあります。ただ、修学旅行や1泊移住など中学生にとってのイベントがあるため、勉強から気持ちが離れるのと戦わなくてはいけません。片目はつむりますが両目はつむりませんのでほどほどにしようと思います。修学旅行は中学生にとって最大のイベントですから、楽しみで仕方なく少し勉強がおろそかになるのも仕方ないでしょうから。まあ、帰ってきたら再びスイッチオンにしてもらいます。

 さて、小3は3桁×1桁の計算問題に突入。算数にあるあるなのが「文章題で文章をほぼ読まずにな習っている単元(足し算・引き算・掛け算・割り算)で式を適当に立てて考えずに答えだけ合っていること。また、個別単元では理解できていたが混ざると頭がゴチャっとなり正答率が下がる、それでも80点程度で致命傷でないため親が気づかないこと。これらは本当に多いですね。結果、前学年の内容を理解できていないというケース。そんな場合は勉強のやり方や基本的な学習習慣を根気強く呼びかけるしかありません。低学年は受験生の数倍大変です。中学生30人より、小学2年生6人のほうが労力が要ります。小学校の先生は大変だと思います。

 小4は新単元の垂直と平行の導入。塾で苦戦した分、学校では分度器の使い方は問題ないようです。ただ、宿題で出した単元は少し器用さが要求されるので少々手こずる子がいるかもしれません。今回はHUの挙手が目立ちました。ISは当初よりもスピードがかなり速くなっています。

 同様に小5でもNKNYの急成長に目を細めています。KYは今回は好調で居残りもなく機嫌良く帰路へ。ただ、男の子はそそっかしいので理解したつもりで、完全理解ができていなかったり定着していないことがチラホラあります。

 小6は漢字テストの結果でとんでもない子がほぼいなくなりました。それなりに皆な勉強してきているということですね。算数も比較的悪くない状況です。それでも計算の精度は期待値ほどの結果になっていないので、これからミスを減らせるよう頑張ってもらおうと思います。

 中1は初のテスト対策。勉強のやり方を伝えています。中3は自習時間をやや多い目に取りますが、やり方を全く知らない1年生はほとんど自習の時間はありません。課題を与えないと何をしていいのかわからないからです。暗記方法や、やり方も伝えた上で次回のテスト対策以降少しずつ自分で考えて勉強できるように勉強方法の「引き出し」を増やしています。

 中2は既にテスト対策モード。ようやく新入生たちが塾慣れ(ワンセルール慣れ)してきた感じ。ワンセではテスト=満点、そうでなければ何らかのペナが定説。新入生は満点採らなくてはいけないという意識がないので必ず間違います。~問間違いまではセーフ、というルールにすると大半の子は合格ギリギリの勉強しかしてきません。そんな悪習を身につけないために塾ではテスト=ノーミスが原則です。緑FHが頭一つ飛びぬけそうな感じ。ただ少し気持ちが入っていると見受けられる緑T・HAの結果を楽しみにしています。楽しみといえば、少し落ち着き始めた緑HKはセンス抜群なだけに今後の展開に期待しています。

 中3は社会を中心にしていますが、口頭で一問一答をしていると例年よりも正答率が高いことと、それでもまだまだと思っている彼らを頼もしく思っています。単純暗記ではコツコツ努力を継続している緑HYや鯰江OMの健闘が光ります。ここにきて緑ODも良い兆候。本人曰く「吹っ切れた」らしいです。勉強に専念できる環境なら素晴らしいことです。

 昨年は例外でしたが「女性上位」の傾向は続きますね…
 

2019年5月7日火曜日

最近の出来事

 GWは10連休の企業が2割強あったらしいです。ワンセは初日と最終日に補習がありました。私は人生の最大の連休となり、車で北海道まで縦断してきました。渋滞を避け、全く混んでおらず2000kmのドライブを楽しみました。

 最終日、宿題の提出と確認で中1、2を呼びました。中2の大半はしっかりとやって来て、一部に雑な子がいました。どれだけ丁寧にしてきたのかをチェックしていくと、しっかりしてきた順位は見事に成績順とリンクしました。やっぱり、という感じです。中3は自習室解放すると、緑IAが颯爽と現れ、緑OAMRSSSANMらが頑張っていきました。テスト直前の茨田北IAは宿題に追われてやりたいことができません…

 中受組のTEHFは国語三昧。休みの日に志願してやって来ました。長文読解を解きましたが、少しずつ正答率、及び解答が良くなっています。部分点の割合が増えてきましたね。楽しそうに取り組んでいるのが新鮮です。できる喜びがモチベーションになり、切磋琢磨しているのが奏功しているようです。ONは文章作成に悪戦苦闘中です。センスはあるのでしっかり磨いていきましょう。ところで、授業後に井戸端会議が長いのはすでに女性らしいですね笑

 火曜日授業は中2の国語と社会。まずはGWの国語の宿題であった近大附属高校の国語過去問から。果たして緑OMがトップ。それでも7割前後だったのが少し物足りなかったです。続いて定期テストの過去問の解説をしたとことでタイムアップ。GWのお土産のおすそ分けをして帰路に着きました。
 

2019年4月24日水曜日

最近の出来事

 今回は学年毎に名前を挙げていこうと思います。

 まず中3。新入生緑MRは暗記が得意とのことで、実際覚えるのが速い。あとはいかに忘れていかないかどうかですね。新入生KSはストイックに自分を追い込みつつ入塾してきましたが、もう少し砕けてくれても良いのではと思っています。新入生緑YAは物怖じせずに少しずつ馴染んできています。中間テスト何点取ってきてくれるの、と聞くと笑顔で500点と答えてくれました。非常に期待していますね。

 中2は新入生の大半が男子という珍しい状況で、緑UTが健闘しています。同時期に入塾した緑MS、緑IHも良い刺激を受けて頑張っています。ただ、緑HY、緑FR、緑T・HAはもう少し奮起を促したい。期待値ほどには頑張っているように見受けられず、少々歯がゆいです。

 中1は安定の緑HAに緑SMの健闘が光ります。鯰江SNはセンスは抜群なのに好き嫌いが激しいのが玉に瑕。茨田HKと菫NTは色々強くなりましたね。来たときのメンタルからすると大きな成長です。新入生緑OAは地道に頑張り、同時期に入塾した緑MYは集中力にムラはあるものの積極的に授業に参加しています。

 小6は新入生FKがようやく慣れてきて笑顔が増えました。できることが増えてきたのはMHIR、茨田MH、OA、MNは英語を意欲的に積極的に取り組んでいます。女子パワーに押されつつも頑張っているのがMS。学校のテストが高得点だったことを嬉しそうに報告してくれます。ワンセは女子比率の高い塾で、男子が目立ちにくい傾向がありその典型の学年です。SSを筆頭に余力を残している子に今後の伸びを期待しています。

 小5はTHNYが最近良い感じ。MTはやる気の波が激しいのですが、今は小康状態で頑張っています。通塾期間によって出来ることが増えて強くなっていきますね。継続は力なりです。

 小4はなかなか短いコメントができないクラス。集中力や理解力は悪くないクラスですが、HUは性格的なものか積極的に発言してくれないのが玉に瑕。わかっていても言わないことが多いです。逆はMY。積極的に参加するものの詰めが甘い。TMはマイペースながら理解力あり。ただ、マイペース過ぎて自分の世界に入ることが時おりあります。新入生ISは少し慣れてきたかな、という感じ。まだお互い手探りです。

 コメントを全員分したいぐらいですが、超長文になるので少しずつ書いていこうと思います。

2019年4月23日火曜日

 私は塾業界にいながらこの業界、特に塾長と呼ばれる人が嫌いです。世間知らずで、社会人に成り立てのころから先生、先生とチヤホヤされ人柄以上に敬われます。同時に嘘はばれなければ良いという思想もそう。犯罪も立証されなければ犯罪ではない、と会社(塾)で研修を受けた大手塾新入社員にいたっては閉口しました。私の眼前で自分(他塾)の生徒が犯罪行為を犯し、現任したので注意したときの台詞です。

 ところで、自己顕著欲に満ちている人が多いのはこの業界の特徴。過日、文理学科について問い合わせいただき、ご説明をし損ねた点があるのでこちらで補足させていただ、注意喚起を促したいです。まずC問題対策はかなり教材研究に長けた人材が必要です。かつ、その人が教壇に立っていないと話になりません。個人塾や地元密着塾にそのようなノウハウや教授力がるところを知りません。だから「文理学科対策できますか」と聞いて「できます」と即答する塾は信用してはいけません。中学受験同様、本人のモチベーションが何より重要です。

 4年前そして11年前に出した大手前高校不合格者への思いは一生消えません。反省と後悔です。志望の意思表示を示したからには絶対合格してもらいたい。そのためのカリキュラムを準備することはできます。それをやりきる自信が本人あるのかどうか。それを知らずして「できます」など軽々しく口にできません。

 私はデータ派です。客観的なデータに裏打ちされたものでないと信用しません。冗談のような塾があり「うちの塾は大学附属高校と特別なコネクションがあり~」とチラシに書いて、高校から直接指導されました。また、ここ数年で文理学科を不合格になった子の出身塾一覧を作成しています。つまり、合格者数ではなく合格率ですね。現在の高校2,3年生の子のデータでは2桁以上受験して合格率30%未満の塾があります。そして、その塾の謳い文句は「全員合格」です。志望者全員合格ではなく、私立高校には合格しているので「全員どこかの高校」には合格しているということです。

 この神経が全く理解できません。合格発表の日には胃がキリキリしながら速報を待っています。残念な結果に終わった子がいれば何年経っても覚えています。チラシを見て「私は落ちたのに」という2次被害が絶対に起きるでしょう。少なくとも「思い遣り」はありません。そんな人が塾長になる先に絶対に子どもを預けたくありません。

 ですので、問い合わせ時には文理学科単体の受験者と合格者数を是非聞いてください。そして、必ず今年だけではなく、2,3年遡って聞いてみてください。その数値が平均競争率と比較して高いか低いかがポイントです。また、進路指導をウリにしているのであれば評定(内申)がどれぐらい当日のテストに影響するのか聞いてみてください。「あまり影響しません」「影響します」ではなく、評定1の違いに対して当日のテストで何点影響するのか聞いてみてください。

 口や勢いだけは上手な人が多いので、お気をつけください。最後に、他塾と検討されている場合はワンセを一番最後にお問い合わせ頂ければ遠慮なく、ご質問にお答えします。