2019年8月14日水曜日

つれづれなるままに~勇気~

 お盆で帰省されている方も多い中、超大型台風が西日本を直撃しそうです。速度が遅く、大阪もかなりの暴風が予想されますので外に置いてある自転車や窓の補強などに備えてください。ちなみに、お盆休みは毎日お迎え候補を考えています。考えている間が楽しいでしょう、と店員さんに言われましたが軽いストレスで楽しみとは少し違います。新しい車やバイク探しなら心ウキウキですが、犬になるときちんと躾ができるのか不安のほうが大きいです。幸いワンセには同居歴の長い先輩がたくさんいますからいつでも相談できるのは安心要素です。ちなみに本命トイプードルホワイト、対抗ネザーランドドワーフ(うさぎ)ですね。
 
 さて、今回は(も?)徒然なるままに書き逃げします。OneSelfを始めて19年目。高校生の頃から決めていた塾での独立はご縁があってのものです。やりたいことや、売れるだろうと思ったことはたくさんありました。かつて小学生の頃、当時の片町線沿線のマイナーな王仁プールに行ったとき、超暑いのに冷たいものを売っているお店も自販機もなかったので、ここで冷たいものを売ったらバカ売れするなと思いました。飲み物としてお茶があまり売れていなかった頃に次は水が売れると言ったらみんなに笑われ、10年前ぐらい空気(酸素)がコンビニで買える時代が来ると言って笑われました。平成中期から私立高校の先生の年収が高すぎて健全な学校運営ができなくなりのでリストラ請負会社を創りたいと考えたときはヒトと時間の問題で諦めました。ちなみに不況の真っ最中には「たい焼き」ブームを創りたいと思いましたが、パートナーがおらず白いたい焼きブームがやって来て諦めました。

 他にも色々これをしたら当たるだろうな、という仕事はあります(ありました)。それでも実現できたのは初志貫徹で塾だけです。恩師には「10年継続して一人前」と言われていましたが、その2倍近く経ってもこれだ!と思えるものは見えません。時代と共に教育の仕方も世論も変化します。教育方針の根幹を買えずに時流に乗るべきところは乗っていかなくてはいけないと思っています。

 ところで、独立についての質問を受けることがしばしばありますが、良いアイデアを思いついた後は臆病さ9割、勇気1割で追及できるのかだと応えています。また、自分の近しい人を説得できないなら辞めた方が良い、自分のために無償で有形無形で助けてくれる人を1人つくれないなら辞めたほうが良いとも伝えます。ただ、アーティストや音楽家などは別のアドバイスをします。

 でも、フィアナンシャルプランナーやセミナーを開催したり、他人のふんどしで立派な名刺の肩書きをもらっているだけの人には手厳しく言います。セーフティゾーンの内側にいながら自称自営業もどきを副業ににして小遣いを得ている人が人生を賭けて真摯に取り組んでいる人と同じ土俵で語るのは全くのお門違いです。君に人が集まっているのではなく、肩書きに人が集まっていることを勘違いしてはいけません。

 それでも齢を重ねると、やりたいことが出てきたときに経験から来る諦めが増えました。特に相手が「コト」ではなく「ヒト・生き物」だとより一層です。イケイケドンドンで押せる歳は過ぎてしまったのでしょう。元々は能動的でしたが、今はある程度意思表示をすると受動的である機会が増えましたから。

 色んなやりたいことがあり、最終的にこの仕事でスタートを切れたのは足立の存在が大きかったです。かつての職場で知り合ったのですが、こんなにも言動1つを考えながらする人がいるのか、と感銘を受けました。無神経で尖りまくっていた自分を大きく変えてくれた一人です。足立の存在があったからこそ、一歩踏み出す勇気が出ました。ちなみに臆病さのない勇気はただの無謀ですからね。