2020年4月18日土曜日

近況

 新型コロナが世界で猛威を奮っています。4月には1000平米以上の学習塾にも休業要請が出されました。そんな中でオンライン授業を試していますが、使いこなせればいいかもしれないと思っています。まず、一方通行の映像授業は現時点で導入予定はありません。遠い将来youtubeなどでの限定公開はあるかもしれません。今、ワンセが気をつけていることはもちろん新型コロナの感染拡大防止について。

 4月から入室前の手洗いを「協力」ではなく「義務」にしましたが、手洗いをできる子が皆無でした。今でこそあちこちの画像で爪や指の間をしっかりと洗うことを奨励していますが、その時は誰もでていませんでした。見ていないと手洗いを済まさずに入室しようとする子もいました。ソーシャルディスタンスという言葉が出る前で人と距離を取ることもなく小団体で駅前にいたときは指導の限界も感じました。ようやく全員が基本的な感染拡大防止をできるようになりました。比較的に体育会系で言われたことをできるウチでもこの状態ですから、学校の再開は程遠いと感じています。授業の最初に最新のコロナ情勢について話しています。メディアリテラシーの問題を痛感し、正しい情報を伝える必要性を強く感じています。

 ちなみに今週に入り子どもたちに言っているのは「家で平和に(楽しく)過ごすためにすること」です。家の精神的な大黒柱は母であることが多いです。母のストレスや機嫌は家族に直結するのは大抵の人が経験済みのはず(ですよね?!)。子どもは時間があるのだから、こんなときこそ普段言われている「お手伝い」をしっかりすること。そしてお手伝いを言われてからでは遅いので言われる前に言われそうなことをする、更に家事で出来ないことを今のうちに覚えることは将来とても役に立つ、という話です。

 こんなご時世なので最近ほとんど雷は落ちていません。その代わり説諭(話し込み)はいつも以上にしています。9割以上の子は宿題や課題をいつも以上にできています。クラスに1人いるかどうかですが、まだ宿題のいい加減な子がいます。そんな子に今までは全力で色々手を差し伸べ続けていましたが、そんな余裕がありません。同業者と話していると異口同音に「どこかで線引き(できない・やる気ない子は放置)しないと」と言われます。ずっとそれに反発してました。お預かりした限りは塾の責任、として全員の底上げを真剣に考えていましたが、残念な現実としてそんな子ほど、コロナ対策に無頓着です。今、真剣に新型コロナの拡大感染抑制に努めてもらえないとヒトの命に関わってきます。1度はしっかり注意しますが2度目からは通塾をご遠慮いただくしかありません。宿題がルーズなのは自分だけのことで済みますが、コロナはヒトを選んでくれないからです。

 子どもたちの空いている時間をプラスアルファの勉強や有効的活用しようと模索しています。まず、プレ中間テストを5月末に行います。中学校の過去問や理科や英語は塾オリジナルでテストを作成します。今まではエンドレスで塾でやる勉強に慣れていましたから、これをきっかけに自宅学習を考えてできる子にしたいです。そのための管理方法も模索中です。受験生は国語・社会・数学では8月末までに教科書内容を終えて、過去問モードに入れるようにします。夏期講習中は朝から夜まで集中して勉強できる環境を作る準備をしています。通塾時間は最短にしつつ、勉強時間と質は過去最高になるよう方策を探します。いつかは必ず収まるコロナ禍に備えてワンセとしてできるベストな道を探し続けます。