酷暑の中、懇談会にお越しいただきありがとうございます。私の一番モチベーションは保護者の方のお子さまへの思いを感じることです。懇談会では充分なエネルギーを頂きました。指導への糧とします。
唐突ですが、 ワンセを始めたのが25年前。最初のキャッチコピーは「平均点の君をトップ校へ」でした。当時より、入塾テストは行っていませんでした。今より全生徒平均点は高くなく、学校平均点前後の入塾者が多かったです。そこで、学習塾業界で先駆けて入塾後にどれだけ上がったのかアピールし、全生徒平均上昇点をチラシに掲載していました。顔写真・上がった点数を載せていましたので、偽りようがありません。他塾もワンセを真似て点数アップを載せるのが「常識」となりました。イニシャルだけや合格者数のみの掲示は怪しいですよね。
ー閑話休題ー
開講時は裏通りにあり「どこにあるの」とよく言われました。「駅前に移転する!」「TVCMして知名度上げる!」一年目、誰に言っても本気にされず笑われていました。4年目に移転し、10年目にTVCM初出稿、延べ4本撮影・放映。当初、2年に1つ新しいことに取り掛かると決めていました。それが、英会話部門・音楽部・新校舎移転です。
同時に年収~万円になりたいという野望はもちろんありました。でも、ある時期に「その年収になる手段はわかった。でも、それをすると自分はプレイヤーからマネージャーになる必要がある。自分の望まない人生になる」ということに気づきました。
自分が教壇に立つ限りは教育者でいたい、子どもたちがしてはいけないことをしたときに「だめ」と理由付きで説明できる大人でありたい。ただ「塾」なのだから、当然成績を大幅に上げて、どこにも負けない結果を出してから言わないと相手してもらえない、という強い決意はありました。
今もその方針は変わりません。眼前で子どもがしてはいけないことをして、注意できなくなったり、腕が縮こまったら教壇から降りるときだと思っています。例えば、学級崩壊を起こす先生は、うるさくなってから注意します。逆はクラスの中のキーになる子が横を向いた瞬間に注意できる先生です。
ところで、昨今の流行りの集団塾は「楽しい塾」だと子どもたちが言っています。雑談が多く、自習室ではスマホを触れ、学校よりも私語が多い塾が良いらしいです。ちなみに、大手塾では最上位クラス以外は「お布施」にすることが多いです。実際、大手進学塾出身の私は学力の低い生徒に補習をしていたら「そんな無駄なことはするな」と補習禁止令を出されました。最上位クラスの実績につながるものはいいらしいです。
独立にあたって、反面教師になったのは言うまでもありません。自信を持って言えるのは、ワンセはお預かりしている全てのお子さまに全力で全スタッフが向き合っているということです。誰の教え方が上手いだとか、下手だとか二の次。子どもたちに情を持って教えられるかどうかです。そういえば、過日、ワンセ卒業生ではない人を講師希望で面談したのですが、目を見て話せない・自分の授業のミスを補習できないとのことで、ご縁はありませんでした。
生涯教育者であると決めたあの日から、ブレることはありません。いつまでも子どもたちに全力で対応していきます。