2022年7月20日水曜日

最近の出来事

 梅雨明け宣言は早すぎると思っていましたが、海の日前後は雨が多いというのは変わりありません。そんな中でも新型コロナが最速で拡大しており対応にバタバタしています。先週末は地元で縁日が開催され賑わっていたようです。お祭りは心が躍りますね。大半の子が行ってきたようで、思い出が作れて良かったです。

さて、小学生の出来事から。小5算数は約分までを終えて復習モードに入ります。小数÷小数は鬼門で、マメに復習しないと小数点の移動のルールを間違えてしまいます。夏休みは復習のために5年生の一学期までの内容を三周したいと思っています。ここまで勉強以外が楽しくなり始めたMEが少し勉強に向かい始めました。小6算数も同様に計算特訓&復習モード。例年ならほとんど全員が正解する10分10問の計算問題の正答率が低いのが気がかりです。図形はそこそこできるのにミスが多いのは、入試で大きな問題になります。今夏で何とか精度を上げていきたいところです。

中学生は国語の長文に力を入れていきます。とはいうものの、時間に対して結果が一番伴わない教科です。でも、本当に今の子は文章を読む力と書く力が大幅に低下しています。SNSの普及により、接続詞がない美しくない日本語ばかりを見ているのと、相手に見られる文章を書いてこなかった結果です。読解問題をしていても文章を読むのではなく、設問と似ているフレーズの単語を探す作業をしているだけで頭を使っていない子が急増しています。中1では考える力を養うために解説に割く時間を大幅に増やし、詳しく説明しています。受験生のようにテクニックを教えるには至らない読解力のため、ここまで噛み砕いた説明をしないといけないのか、と実感しています。ただ、解説中のみんなの頭の中は見えません。しっかり考えている子は受験生までに大きく伸びると思います。考えずに聞いているだけの子には何のプラスにもならないでしょう。できるだけ授業に参加してもらうため、指名や挙手は多めにしています。どれだけ理解力が増えていくことやら…。

受験生は過去問チャレンジ中。数学力は本来あるはずなのにトップ層が軒並み例年の平均点を取ることに苦戦している最中です。ここまで解いた中では緑IM、IRという二人のIのみが及第点を一回ゲット。その他はミスが多すぎて実力を考慮すれば全くダメな結果が続いています。例年よりも早めに入試対策に入れたので、これからしっかりと力をつけていってもらいます。数年ぶりに標準数学を見ていますが、次回予告したわずか1つから3つの公式を確認して来ずに問題が解けない子がるので、こちらも塾で復習をしてもらうようにします。


2022年7月9日土曜日

最近の出来事

 今日(これを打った日)は七夕です。雨の日が多い7月7日ですが、今年は無事に会えそうですね。ただ、非常に暑い…そんな中、ワンセでは絶賛懇談会の真っ最中です。今年の受験生はエスカレーターで上がれる付属高校が大人気。その代表である関大北陽と近畿大学付属ですが、なかなか簡単ではない高校です。ワンセに通塾しているだけでは成績は上がりません。これから本格的な努力が必要です。11月までの五ツ木・実力テストで結果が出ない場合は残念ながら志望校のチャレンジ権を失ってしまいます。部活の引退と同時に本格的なラストスパートが必要で、既に言われてやる勉強期間は過ぎています。全員に共通で出す宿題の量は中1、中2の半分になっており自分で考えてする時期です。しかし、家庭学習の不足を感じる子が非常に多く、間違い直し(演習ノート)をきちんとしてる形跡があるのは緑IM、IRの2人程度。あとは手抜きが気になります。少し早いですが、強制自習の時間を増やす方向で考えています。志望校を現在の実力以上の高校に設定している人はそれに見合った勉強を必ずしてもらわないと困るので、しっかり追いかけます。

そして、途中から書けず今は金曜日。安倍晋三元首相が襲撃されるというとんでもない事件が起こり、色々考えさせられることになりました。

前述の受験生は気になることが多かったので木曜日の夜に説諭しました。中2の授業時間が短くなったことを猛省しています。この借りは夏期講習でしっかり返そうと思います(有難迷惑説もありますが)。

木曜日の夜に説諭の流れで金曜日の授業に備えて確認しておいて欲しい公式とポイントを説明し、公式を覚えてこないと久しぶりに空気が悪くなるから、と予告して迎えた金曜日。久しぶりに落雷でした。一番人気の関北ですが、壁は高いことを説明したにも関わらず特進英語に参加していなかったり、公式すら覚えて来ずという子がチラホラいました。課題を伝えて主体性に任せようと思って数か月。待てど待てどモチベーションが上がらない子が多かったです。それどころか、ワンセに在籍していれば賢くなり、特待生で合格できるという根拠のない自信を持つ子もいます。これ以上、やる気が起こるのを待つと志望校合格に間に合わない時期になりました。

家庭学習(復習)の不足を非常に感じるので、これからは塾でやる時間を増やすことにします。今まで足立の教科である英語理科で週4日呼ばれているので遠慮していましたが、もうしません。標準数学は全員月木金は授業早めに来て復習、授業後は毎回強制居残り10時半まで。土曜日は例年よりも早く勉強三昧になってもらいます。自習のやりかたがわからないと言った子には演習ノートを徹底的にやってもらいます。同時に歴史の復習をこなしていってもらいます。家庭学習できる子はそれでいいですが、出来ない子は平日早めに来てスパートを駆けてもらいます。大切な11月の五ツ木・中学実力に向けて全力で引っ張っていきます。

中1中2はエンドレスの時間短縮を伝えています。受験生のようにならないか不安ですが、家庭学習できるようになることは大切なのでお試しです。2学期は様子を見て、テスト前に勉強をしてくれないようなら再考します。


2022年6月29日水曜日

最近の出来事

 茨田・横堤中以外はテストが終わり、返却されています。中1では緑MYが前回に続き数学満点の報告がありました。全体的には中間よりやや下がっていますが、中間テストがサービス問題だったことを考慮すると悪くはありません。緑中は社会で記述問題を重視するタイプの良問です。大阪以外で主流になっている記述ですが、かなり大阪は遅れています。単純な虫食いや単語の暗記で点数を取れる珍しい都道府県です。結果、模試や入試で不調に終わったり自分の考えを持たない子が多い現状があります。

話がそれました。中2では前回自己ベストを更新した緑IHが更に現状維持以上の勢い。学年トップも視野に入ってきました。緑OYは自己ベストに2点足りませんでしたが、順位では過去最高になりそうです。旭東MTは自己ベストを大幅に更新してきました。ブログ上では嘆かれることが多い中2ですが、全生徒平均はもちろん400点を軽く超えています。それでも物足りなく感じたり、伸びしろを感じさせられます。

中3は緑OYに点数以上の伸びがあり、出来ることがじわりと増えています。同様のことを緑ISにも感じます。緑HAは成長期の到来です。努力が今まで以上に実る時期になりました。緑MRもじわりと成長を感じます。緑IRは五ツ木過去問で初の数学トップになりました。ノーミスが何より良かったです。大切なのはわかっている問題を確実に解くことですからね。

2022年6月20日月曜日

最近の出来事

 春の高校レポートは小休止です。コロナ騒動も少し下火になったので、今月は人と会う機会を増やしています。特に勢いのある人や前向きな人たちと積極的に話すようにして情報交換やパワーをもらったりしています。

さて、中学生はエンドレスの真っ最中です。コロナ禍で温めていたプランを試行錯誤しています。塾内で食べることはNGなので時間効率化のために1時から8時+延長1時間程度です。提出物の管理をマメにして、土日は提出物ではなくテストに向けた自分の勉強をできるようにしています。今までの課題は「塾で長時間勉強したから(家では何もしない)」と頑張ったアピールをご家庭でする子が一定数いたことです。そう言う子の大半が学校とワンセの提出物のみしかしておらず、プラスアルファの勉強は手つかずでした。それで取れる点数は400点ぐらいです。世間では悪くない点数かもしれませんが、高校選びでは苦労する実力になります。

ワンセでの強制勉強の時間は減らしても勉強の質や量を向上させることが大きな課題です。果たして、中1は例年以上にやる気を感じます。中間テストで100点を取れた子は乗っていて、取れなかった子はリベンジに燃えています。ワンセらしい切磋琢磨する雰囲気がこの学年にも継承されていて嬉しいです。

反面、中2は相変わらず可も不可もなく軽い中だるみ状態。いつも通りといえばいつも通り。緑OYが前向きに頑張っているのと旭東MTはモチベーションが上がっているときとそうでないときの差が激しいです。前回、自己ベストを更新した緑IHのモチベーションが更に上がることを期待しています。

中3はモチベーションの差がとても激しく、志望校合格に向けてスイッチオンな子と、何となく高校選びをしている子の差を実感しています。安定の緑SSを筆頭に、女子独特の丁寧さで実力をつけてきた緑IM、同タイプで努力を継続している緑IR、着実に出来ることを増やしている新入生緑IS、静かながら継続できるセンスを発揮している緑OY。男子では緑MRが急上昇中。緑AAも数学以外は悪くない。緑STはスピード・精度ともに急上昇中。鯰江SYは塾では口数が少ないのですが、ほんのりやる姿勢を感じます。集中力・暗記力がかなり上昇したものの点数ははっきりと表れていない緑HA。気になる子を挙げだすとキリがないのでこの辺りで。

小5算数はTHが難しい文章題を理解して解ける機会が増えています。最近、最も伸びている一人です。YAは良くも悪くも安定して伸びています。MKは課題であったスピードがどんどん速くなって笑顔も増えて良い感じ。MHは積極的に参加してしっかり実力をつけています。

小6算数はTTがかなり良いセンスを発揮してきています。去年聞いたとき、算数は好きでないと言っていたのですが、今年になって好きになったようです。図形は理解できると楽しいですよね。UMは悪い波が来ることなく勉強できています。MOは考える力、スピード共に急成長中です。SUは相変わらず自信無さげですが、発展問題を解けるようになるレベルには成長しています。

2022年6月10日金曜日

高校レポート⑥~大阪産業大学付属高校~

 今日は地元中学が一斉に体育大会でした。幸い午前中は気温が上がりきらなかったのですが、みんな体調不良にならず活躍できたのでしょうか。

大阪産業大学付属高校は大阪桐蔭高校の兄貴分です。数年前から学力向上に力を入れ始め結果を注視していたところ、今年度の関関同立・国公立大学合格者数はかなり素晴らしい数値でした。公立なら東高校レベルなのに現役で合格させたのは学校の力ですね。ではレポート。校風4授業態度3教授力3.5お勧め度3.5。お隣の信愛も悪くない学校ですが、こちらの成長に勢いを感じます。

先日、お邪魔した大阪国際高校にお預けしている卒業生の近況を教えて頂きました。結果、非常に悲しくなるぐらい何も把握してしていないのだと痛感することになりました。小学生の通知表のコメント欄かと思うほど、適当です。「頑張っている」「〇〇大学を目指せる」等々、誰にでも当てはまり責任を取らなくて済む発言がずらり。「担任力」は間違いなく低下しているようです。

2022年6月7日火曜日

最近の出来事

 今回は授業の様子です。まずは小5算数。「小数÷小数」の単元が終わり、文章題に時間をかけてチャレンジ。文章の読解力を要する問題を解きました。何度も言っていたのが「何も考えず大きな数÷小さな数をしたらだめ」ということです。「どうして」「なぜ」を考える機会をできるだけ増やしたいと思っています。THが良い発想をできるようになってきました。一時期、文章題に対する不安を感じた時期もありましたが、成長しているようです。ただ、計算ミスで正しい答えにならないのが玉に瑕ですが…MKは日増しにスピードが速くなり、色んな意味で強くなっているのがよくわかります。YAは安定しています。ちなみ授業の後半で新単元である奇数・偶数・倍数・公倍数の導入をしました。

小6算数は単位変換をしました。思考力を問われる問題になるとTT、UMが強いです。後半では円の面積の公式を教えて応用問題をしました。MOが頑張ってついてこれています。SUはもう少し諦めるのを我慢して取り組めば出来る問題も更に増えていくのにもったいないです。

中1は中間テストの満点報告が普段の塾内順位と相関が取れず、面白い結果になっていました。実力はあってもノーミスで試験を解けたことケアレスミスをやらかした子の差ですね。非常に良い経験をしたのではないかと思います。緑NYの成長速度が非常に素晴らしい。緑中はテストが近いので、今週末はエンドレス予定です。意気軒高な間に次のテストに備え、期末では中間超えを本気で狙います。伸びしろはまだまだ残っています。

中2は特進英語の声掛けに緑OYと旭東MTが反応しました。もっと多くの反応を期待したのですが、少し残念な状態です。ただ、これが今の中2の現状を表しているのでしょう。最悪ではないもののモチベーションアップには至っていません。鞭をいれるには早すぎるので、こちらとしては少しもやもやしながら最低現状維持、できれば微増で受験生になれたらと思っています。

中3特進は火曜日で教科書内容が終了。来週から本格的に入試問題に取り掛かります。開明・旧大和田・桐蔭・近高・関大北陽の過去問にチャレンジしていくので、この5校で50本は解くことになるでしょう。ちなみに今年の特進数学は100%本人の意思に任せました。目安点は設けましたが、子どもたちの意思を尊重し特進・標準のどちらで受講するのか、両方なのか全て任せました。


高校レポート⑤~大阪国際高校~

ようやく新校舎に訪問してきました。施設・設備は全く興味ないのですが、こだわりの感じられる建物でした。木を用いた校舎は新鮮で、池の生態系も個人的にはとてもツボで珍しく見入るほどです。滝井の民間人校長先生から大阪国際の校長先生になられたですが、第一印象とは異なり非常に生き生きとされていました。陽当たりが良く、どこにいても明るい校舎は理想の家を大きくしたような建物です。

ただ、私は施設・設備よりも「ヒト」つまり先生が大切だと考えています。元々、旧大和田中学校は非常に素晴らしい先生が多かったのですが、更に進化していました。反面、高校部門はかつての良いところは全て劣化したようです。劣化と言うより、ピークからパワーダウンして安定期に入ったようです。そんな中、大学実績は初めて良い数値が出ました。昨年度は「過去最高の合格数だが、過去最低の中身」と揶揄しましたが、大きく改善されました。その原因は予備校の通塾率にあります。それまでハイレベルクラスでは「過去問なんか3年生からで大丈夫」「予備校に行くやつが落ちる」という担任の指導があり、通塾者と非通塾者では国公立大学合格実績に大きな正の相関関係、つまり外部に頼った子が合格している率が高かったです。今年度の担任の先生が予備校と学校のバランスについてアドバイスしていただいたのが奏功したのでしょう。入口の偏差値と実績を比べたら今年一番の学校になりそうです。それでも、ウチの子たちにとても良い学校ですよ、というお勧めの仕方ではなく、悪い学校ではなく行って後悔しません。ただ、予備校の単科受講をお勧めします、という言い方になります。

長くなりましたが、かつての期待値ナンバー1だった学校で思い入れは強いです。その分、コメントも辛口になってしまいました。ではレポート。校風4.5授業態度3.5教授力4お勧め度4。かつて最も良いと感じていた先生と生徒の一体感が「昔は良かった」と言われない学校で会って欲しいです。