2020年11月11日水曜日

最近の出来事

  ようやく志望校も決定してきました。例年よりも遅かったですが、上位合格目指して頑張って欲しいです。私立高校は合否ではなく特待生になれるのかどうか、なれたなら高校3年間特待生として恥ずかしくない過ごし方をしてもらわなくてはいけません。

 ところで、最近卒業生やその保護者の方と接する機会が増えました。偶然ばったり出会うことと連絡をもらって話し込むことが半々です。今年は不精をして卒業生名簿をあまり見ておらず、現在の年齢が即答できなくなっていることを反省しています。もちろん、名前を忘れることはなく思い出話はできます。それでも顔を見て「今○○歳だね、その後どう」と声を掛けられなくなった自分にがっかりです。これからはマメに復習してみんなのことを思っていますので、いつでも連絡や来訪を待っていますね。

 受験生はここにきて緑THIが上昇中。一時期は心配していましたがもう大丈夫と思いたいところ。緑YAもやるべきことをしっかりできていて自分に必要な勉強を取捨選択できています。緑FHは数学に伸びを感じます。英語理科は元々問題なかったのですが、数学的発想が閃くようになり理科も伸びているようです。緑OMは社会に覚醒中。ただ数学への期待もあります。

 ちなみに過日の遠足では中3のバスに同乗していました。帰りのバスの中では自発的に歴史の年号クイズで盛り上がっているのは流石受験生。活躍していた緑IHに良いところを見せてもらおうと社会の授業で指名すると…。そんな受験生は秋が終わり冬になっても「春」は四季を問わずやってくるようです。今年ほど恋の病に苦しめられた年は初めてかもしれません。

 中2は特進数学がようやくその名に恥じないレベルになってきました。英語では足立に文句を言われても数学では全員に及第点が上げられます。点数以上の実力アップを感じるのが緑HA。色々(数学的に)見えるようになりました。緑MSはしっかりとくらいついてきています。脳を使い続ければ必ず開花しますよ。社会では鯰江中のこたちがかなりやばい状況だったのでテスト3週間前である先週から覚え込み開始。今週も社会の暗記に時間を費やしてもらう予定です。自習中に各々の課題を自主的にやることが多かったですが、今回は社会を中心にやってもらいます。必然的に課題を自分でやる必要があり、塾内の勉強時間では全く追いつきませんので家庭学習は今までより必要になります。

 中1特進数学は初回の授業で叱責されてからは良い意識で参加できています。今後の展開が楽しみです。国語や社会は学校の教科書内容や学校毎の覚え込みをしています。社会に興味を持って欲しいので解説を中心にするとどうしても集中できない子がいるので、特に地理は覚え込みをしっかりとしています。

2020年11月3日火曜日

11/3の出来事

  11/3は受験生のみでした。五ツ木過去問にチャレンジし、国語トップYAで社会トップは緑OMでした。ただ、社会の仕上がり具合が甘く、昼から自宅でオンライン勉強をしました。高校生になったらワンセはありません。自分で勉強しなくてはいけないので少しずつ慣れて欲しいという思いと、Zoomで管理しながら少しは見られている意識で頑張れると思ったからです。教室では特進数学が行われ開明と桐蔭の問題にチャレンジ。開明数学では緑FHが90点、SKは80点と悪くない結果。その後更に桐蔭数学は最難問の時代のものにチャレンジ。いくつかの新たな発想を身につけてもらいました。ここからはいよいよC問題と解くための知識・思考を養っていこうと思います。ちなみに大和田高校は同等レベルの問題が出題され、常翔啓光も難化が予想されます。ラストスパート中ですが、少し浮かれている子たちが案じられます。

2020年11月2日月曜日

11/2の出来事

 大阪都構想は否決という結果で終わりました。残念なことは投票率が前回よりも低かったことと反対派の理由です。反対派の理由は「名前が嫌」「大阪都になるのが嫌」という感情論とネガティブキャンペーンに背中を押されたからというものです。市民としてもっと活発な議論をして欲しかったところ。立場上、偏った意見を言ってはいけないのでコメントできないのも残念です。これが他府県なら気にせずあれこれ言えるんですけどね…  

 さて、五ツ木模試の結果は全体的に良かったです。ただ、素直に喜べないのはその数値ほどの実力が伴っているかどうかは疑問が残ること。昨年より受験者が2割減り、その大半が上位層です。つまり、偏差値60以上が昨年よりも出やすくなっているわけです。それでも受験なので相対的にレベルが下がり、ワンセの子が下がっていないなら入試では有利になります。11月の模試は最多受験者数になるのは間違いないでしょうから、真価が問われるの場になりそうです。

 そんな五ツ木模試の数学過去問では緑SYがとても良い結果を出しました。非常に嬉しかったのでクリスマスロトくじを大奮発。2年前は龍神賞で重い重いお菓子袋を持ち帰った再現があるのでしょうか。

 小4算数は最も進度が遅く学校のよりやや早い程度で「長方形・正方形の面積の応用」をしました。先週欠席したKKは公式の暗記も含め自宅学習をきちんとしていました。その心意気は非常に重要ですね。UMは張り切って参加していますが時おり空回りすることもあります。それでも前だけむいて取り組み続けて欲しいですね。MOは応用問題は少し手こずりますが、出来ることをコツコツ増やしています。

 小6算数は一部小学校が既に教科書の最終章の導入を控えているようでびっくりです。11月半ばに教科書内容を終えたら残りはどうするのでしょうか。そんな6年生は空間図形の少し応用問題にチャレンジ。もう少しつまずくのかと思いきや、理解できていることは期待以上にあったようです。

2020年10月26日月曜日

受験生の出来事

  10月の各種テストが終わり、ほぼ全員私立高校は志望校が決定しました。例年よりも遅くなりましたが、ようやくです。公立高校受験予定者はもう少し考える時間があるのでこれからですね。そして、3月から言い続けていた最重要なテストである11月五ツ木、実力テストが控えています。ようやく受験生らしい雰囲気になってきました。コロナ禍でもあり、自習室に関しては真面目に利用できる人に限定しての開放にしています。

 また、今週より秋の高校訪問ラストスパート中です。過日、夕陽丘学園の先生が校長が変わり是非見に来て欲しいというお話を頂戴しゼロベースでご訪問しようと思っていました。アポ電を掛けると非常に歯切れが悪い。実は内情は変わらず隠匿体質は変わりありません。真摯に子どもと向き合わない学校で、トラブルが起こってもなかったことにしようとします。私の進路指導の根幹は「自分のこどもだったら行かせたいか」です。絶対に行かせたくない高校をお勧めすることはありません。

 受験生は各種テストを控えて対策三昧。週末に行われた上宮数学ではトップに久々緑THI、そして緑KH、THAと続きます。大和田国語ではトップ緑FRで緑THA、FHが続きました。関北社会では緑YAが突出。他は仕上がり具合が悪い状態です。ちなみに五ツ木過去問ではトップ緑KH、2番タイに緑FH、YA、SKが並びました。

 志望校を早々に決めている子が順調です。また、ここに来て一部男子に上昇の手応えを感じます。まだ名指しで褒めるには時期尚早なので、もう少し頑張りが続けばそうしようと思います。

 

2020年10月21日水曜日

勉強とダイエット

  私は勉強とダイエットは似ていると思います。類似点は今までサボっていたことを頑張ると最初は効き目が大きく、どこかで頭打ちすること。違いはダイエットはキープすると評価されるのに勉強はキープでは褒めてもらいにくい点です。入塾後100点以上成績を上げた子はキープするのに甚大な努力が必要です。親がそれを褒めずにずっと成績が上昇を続けると思い、伸び悩んでいるなどと叱咤すれば子どもがヤル気をなくすことにつながります。

 また、子どもたちには話しますが、テストには400点の壁、450点の壁、460点の壁、470点の壁、480点の壁があります。後半の壁は見えない子の方が多く、理解を得られにくいです。450点取っても「普通」「良くなかった」と言うのは嫌味な自慢ではなく実感でしょう。もう少し高いところに目標を置いているのです。

 逆のケースで中1に多いのが「ワンセで勉強したから家ではゆっくりさせて」と言う子。今年はコロナの影響でテスト前の通塾時間は例年の7割程度です。プラスアルファの大半を宿題や課題しかしていない子も残念ながらいます。そんな子ほど「ワンセで~」という気がします。480点を取れる子ほど課題・提出物はテストのかなり前に終わらせています。課題を終わらせてからが本当の勉強だと知っているからでしょう。課題は本来自宅でやるべきことをワンセでしているだけです。ワンセ以外の子は自宅で終わらせているのです。それをしただけで勉強した気分になっている子がいつまでも400点前後を推移します。

 ダイエットも体重が減ったときに「終わった」と思ってそれまでのような生活になると増えるのは必然です。つまり、勉強もダイエットも向上心と努力の持続が肝要だということですね。

高校レポート⑩~常翔学園~&近況

  実は前回ご訪問したときはタイミングが悪くテスト直前で授業している自習の教室が多く、レポートが難しく再訪問しました。午前中の大阪産業大学付属高校からのはしごです。最高の授業を見た後なので評価が辛口になります。授業態度3.5教授力3.5校風3.5お勧め度3.5。スーパー以外は施設設備が整っている公立高校。ただ、旧大阪工業大学高校ですので大工大への進学しやすいのは大きな強み。大工大は有名ではありませんが、阪神淡路大震災以来、天災後の復興ニーズによる就活に強い大学です。関関同立に行けないなら、頑張って大工大にいくほうが将来は明るくなる可能性が高いでしょう。

 中学生の近況は極めて個人差が激しいです。特進生の全生徒平均点は475点で悪くありません。クラス分けの基準は定期テストを目安にしています。中1は数学95点以上、または英数合計190点以上です。ただし、少し点数が足りなくてもそれを補う気持ちを持って来てくれるなら特進クラスへ参加可能です。逆に積極的に参加できないのであれば標準クラスへ降下してもらいます。

 昨日に続きテスト総括。被る内容もあります。中1は緑SSYJ、鯰江MHが480点以上getで学習奨励賞。惜しくも470点台が緑HR、OY。その中でもSSOYは前回よりも上げているのが素晴らしい。菫MNも前回より上げています。緑IRは数学特進に前向きな気持ちを持って参加したいとの申し出があったので特進クラスで頑張ってもらいます。

 中2は緑HAは安定の学習奨励賞(480点以上or学年トップ)。ここに自己ベストを更新した緑SE、高め安定の緑MY、必死で特進についてきている緑MSがいます。鯰江はKNがほんのり上昇気味です。

 中3は緑YA、KHの地道な努力の継続が素晴らしい。鯰江OM、MHは受験生なりの勉強跡を感じます。緑FHが数学社会では伸びを感じます。浮ついている男子たちは勉強に身が入らない状況からなかなか卒業できないようです。

 ところで、コロナの陽性反応が出てからの対応が随分変わってきました。公立学校では消毒を実施するのみで休みにはしない方向で、私立もそれに追随するところが多そうです。少し意外だったのは私立高校と公立高校における感染者数は私立高校生のほうが割合でいくとかなり多いこと。積極的な部活動に原因があるのかという分析をいただきました。

 

高校レポート⑨~大阪産業大学付属高校~

  水曜日の朝、大阪産業大学付属高校へご訪問。灯台下暗し、驚嘆の学校に変わっていました。授業態度3.5、教授力3、校風3.5お勧め度3.5。数値的にはあまり高くありませんが、とにかく先生の熱量が凄い。興国・常翔啓光を称賛していましたが、異次元の凄さです。本来、手抜きをしがちな下のクラスでも先生の熱量が半端ないです。非常勤が専任かわからない授業を展開する高校はここだけです。また、電子黒板(プロジェクター)の使い方が非常に生徒主体に考えられています。私もipadを利用した授業をしているのでわかりますが、生徒を見る意識が強くないとあの授業はできません。ICTの先端である近高や常翔啓光の授業とは比較にならないレベルです。ここ数年で最も衝撃を覚えた授業です。大阪桐蔭高校の兄貴分の学校ですから、上位層へのノウハウもあるはず。数値が高くない理由は「学力層が中途半端」だからです。特進でも関関同立は厳しい。下のクラスだと勉強の部分では厳しい。つまり、おすすめする層が存在しないのです。校長先生には最大限の賛辞を送ると共に、本気で関関同立を目指すクラス、国公立を目指すクラスを創設していただければ、イチオシの高校になることも伝えました。ただ、現校長先生が変わったらどうなるのかという大きな課題は残っていますが。