2021年7月29日木曜日

最近の出来事

  夏期講習会が始まっています。ところで、講習会ってボーナスに似ていると思いました。普段足りないところ(お金・勉強)を補えるからです。出来ることを考えながら計画的に有効活用しなくてはいけません。

 そんな夏期講習の出来事です。4年生は大きな数から復習していますが、少々怪しい箇所があったので来週以降宿題の量を増やす方向で調整中です。質の高い宿題を出して基本の定着を図ります。学校で困らない程度の基本は全員クリアしていますが、100点を安定して取れない取りこぼしが気になるのです。

 5年生はゆっくり進んでいます。基本の定着に時間をかけているからです。例年なら計算をしてからの約分に時間を費やしている時期ですが、まだ約分と通分の徹底しています。基本を疎かにして進んでも良い結果にはまりません。それでも過去最遅な進路は少しこちらが焦っています。

 6年生は計算特訓中です。基本的な計算問題はそこそこ正答率は高いですが、中学入試レベルの計算になると少々正答率が下がるのが気になります。ここで徹底しておかないと中学生の数学で伸び悩むのでしっかりやります。

 毎年様々な課題がある中1ですが、今年は計算の正答率が低いというのがネックです。例年、計算の出来た者帰りは月1のペースで行っています。ただ、計算緊急事態宣言中の今年は毎週行っているのにお呼び出し率が8割という結果に…ちなみに漢字テストや社会の小テストはギリギリ及第点の結果です。全く勉強をしていないわけではありませんが、450点を安定して取るには心許ないです。と書いたのが、月曜日。実は火曜日の計算テストで初めて全員合格という快挙です。

 中2は新入生が急増し、少し雰囲気が変わりました。特進数学は少し授業のスピードを速め今後の応用発展問題に突入。緑SSYJが健闘中。緑KTも悪くありません。その他女子は色々なものと戦っています。数名が標準への変更を希望してきたのは残念ですが、今後復帰して来る日を待ちます。あ、新入生の緑IMが謝恩抽選会の商品で欲しいものに「キャベツ」をリクエストしたので5個追加しました。

 中3は入試問題チャレンジ中。社会の不出来を嘆いていましたが、緑HAが実力発揮。流石の追い込みを見せています。ただ、実力を勘案するとその他に及第点の子がいないのも事実。全員に対してこの夏は理科社会だと言い続けてきたので、結果を信じています。無理やりやらせて伸びる時期は終わりましたから。そうは言っても諦めきれないのでちょくちょく口を挟むとは思います。

2021年7月20日火曜日

最近の出来事

  昨日から夏期講習会が始まりました。授業が空き時間なしの4時間連続は体力的に大変だと実感しています。懇談会や高校の先生方・業者さんとの折衝など止まっていた時間が一気に動き出した感じがします。

 そんな中で人と会って様々な話をするのは自分を客観視するうえで非常に役に立ちます。また、エネルギーのある人との会話は充分なモチベーションにもなります。コロナ禍で人と接する機会が減っており刺激を受ける機会が減っていましたが、新たに知り合った人との会話は新鮮で充分に刺激的です。殊に頭の回転の速い人との会話は非常に楽しく感じます。

 さて、今年はイベントが多い年です。春先の進学説明会は当初予定の6月から3月、再び6月、最終的に7月2日に行われ変更の準備に追われました。同時に変更続きで各関係者にご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。恒例の中学生の秋の遠足は小学生も参加可能な「木下大サーカス」に決まりました。小学生も一緒なのは初めてです。無事に匠の技や動物のパフォーマンスを楽しんで来ようと思います。

 各学年の出来事は明日より少しずつ書いていきます。

2021年7月8日木曜日

最近の出来事

  テスト対策と高校進学説明会が終わり、懇談会シーズンとなりました。再来週からは夏期講習会、月末に創立20周年イベントがありしばらく全力で駆け抜ける時期となります。ちなみに9月になると入試対策で更に密なスケジュールになるのは確定です。

 では、久しぶりに授業の出来事。小4算数は平行と垂直についてしました。三角定規を用いて平行・垂直の確認ができるかどうかが肝。分度器・コンパスの使い方同様に手先の器用さが要求される単元で、スッと出来る子と時間をかけて出来るようになる子の差が非常に激しく、集団授業でやるのはなかなか大変な単元です。小5算数は倍数・約数の導入が終了。いよいよ何故か完全徹底に時間がかかる「約分」の導入が近づいています。例年、約分の意味や、やり方は分かっていても忘れずにできるようになるまで時間がかかる単元で戦々恐々としています。小6算数は最近雰囲気が良く、課題への勉強も申し分ありません。円の面積の応用問題も自力で解ける問題が多くビックリです。残念なことは男子全員計算ミスが目立ったことですね。ただ、今後の成長へ期待が高まります。

 中1数学は例年よりも1か月ほど進度が遅いです。計算の徹底が出来ておらず、まだまだ基本の完全定着が終わっていません。出来た者帰りを本格化してお呼び出しも増やします。しばらく基本の徹底で、夏期講習会中盤あたりから少しずつ応用問題へも挑戦していく予定です。中3まで安定して90点以上を取れる土台を確立していきます。

 中2は特進数学のみの授業でした。期末テスト終了後、一次関数の導入。標準よりも1.5倍から2倍の速さで展開しています。概念や理論も話しているのでこちらは楽しいです。緑IRKWは自分の意思で標準の授業も参加して頑張っています。そのような姿勢が大切ですね。

 中3は五ツ木過去問チャレンジ。国語では緑MYが2連続偏差値70超で良い感じ。数学ではトップ緑HAで2番手がMYでした。数学社会で緑SEがほんのり活躍しています。

2021年7月2日金曜日

最近の出来事

 今週は高校説明会があり、懇談会の準備もありでバタバタしていました。そんな本日は進学説明会へのご来場ありがとうございます。では、テスト結果報告。

 たまには中3から。びっくりしたのは国語と数学の平均点の高さです。塾内平均が高い順位数学・国語・理科・英語・社会という並びは初めてです。前回ミスをして非常に悔しい思いをした緑HAはリベンジこの時期に自己ベストを更新。数学国語満点でトータルの間違い数が4問。緑MY、NW、MSからも数学満点報告です。緑NWは中1の一学期中間超え緑OA、IS、鯰江SMは自己ベストやそれに準ずる成績でした。
 中2は緑SSが安定してできることが増えてきました。緑YJと共に学習奨励賞(480点超え)ゲットです。前回学習奨励賞受賞者の緑SYは少し足りませんでした。新入生の緑IMは140点ほどupして高得点をキープしています。菫MNは中1よりも出来ることが増え450点超えが実力のように感じる機会が増えました。緑HRはあと1点に泣きました。前回大幅アップで大台に乗った緑KTNRは今回少し落としたのが残念。トータルでは入塾前より上がっていますが。 

 中1は学習奨励賞が出なかったのが残念。一番易しい中間テストよりも点数を上げてきた緑OYが敢闘賞ですね。緑IHが理科以外は良かったのにそこが玉に瑕です。ギリギリ及第点の400点をぼぼ全員がクリアできたのが少し良い材料。これからキープするのが大変なのですが。「ほぼ」ということで約1名の未達成者には夏休みを中心にしっかりと頑張ってもらおうと思います。

 ちなみに中3は五ツ木過去問を解いて悲惨な結果でしたが、解説を聞く雰囲気はしっかり受験生でした。本日嘆いていた昨年緒の受験生より早い時期から受験生にらしくなってきました。本日の説明会で「6年前残念な結果に終わった子の報告を聞いたとき、心が修羅場だった」と話しました。その後に「私のほうが力不足で申し訳ない気持ちでいっぱいなのに、それを抑え込んで励まさなければいけないこと(が修羅場の原因)」と伝えたいところを省略して「残念な結果を聞いたことそのものが修羅場」と捉えられたなら修正します。

 さて、明日からの懇談会に備えて英気を養います。

2021年6月25日金曜日

高校レポート番外編~常翔啓光&大阪国際(旧滝井&大和田)

  月曜日に常翔啓光学園にご訪問しました。本来ならばレポートをするところですが、テスト直前で自習が多かったため掲載を見送ります。9月に再度訪問予定ですので、お待ちください。ただ、こともあろうか私がアポの時間を勘違いし時間に遅れるという社会人としてありえないことをして非常に申しわけなく思っています。

 色んな先生方と話をしていて私の体感は少数派なのだと実感することが多いです。経営者の視線で全く塾を見ていないので、常に効用(満足度)の最高を目指しています。子どもにとって、保護者のかたにとって。そのために短期的に塾にとって損になる(可能性がある)からといって思ったことを言わなかったり、手が縮こまることがあってはならないと思っています。経営者として、上司として世間の過半数の意見に属していなくても効用追求の思考は変わらないと改めて思いました。してはいけないことを子どもたちがしたとき、自己防衛や諦めで注意できない先生になったり、そのような感情が芽生えなくなたら教壇から降りるときだという思いも変わりません。

 金曜日は合併される大阪国際大学高校(現大阪国際滝井・大和田)に訪問しました。一昨年まで大阪国際大和田が大阪府のイチオシだったのは事実です。果たして入学時偏差値は最高・国公立の進学者数も最高、それでも私の評価は過去10年で最低です。その心は入学時の偏差値からの伸び率に満足のいく結果になっていないということです。昨年まではそれでも数字は悪くないので、大和田よりも上の高校のほうが少ない、と紹介してきました。

 感情を伏せ、まず、新校の教育方針を伺ったところ、社会に出てから役立つ人材教育に力をいれるとのことです。この方針は同意です。私もその通りだと思いますし、ことある度に社会情勢や社会からのニーズ、そのために中学生がしなくてはいけないことを伝えています。非常に重要なことだと認識しています。ただ、前提があります。それは結果を出していること。つまり合格実績や定期テスト結果です。それを出さずに1コマの時間を費やして将来について語っても「そんな暇あるなら授業しろ」というお叱りの声が届くでしょう。学校現場でも授業の質を低下させて理想や夢だけ語られたら困惑や怒りになります。清風高校はスーパー5(?)と名づける学年上位5人程度まで(上位1%未満)に世界水準の帝王学もどきを授け、その他大勢は興味ないという旨の発言をされたのと被りました。

 理想の社会人像を語る前に、先生自身が教授力や教材研究を真摯に取り組んでいただきたい。担任なら自分のクラスに興味をもってもらいたい。私は全ワンセルフ生の成績を把握しています。何も見なくてもある程度細かい話はいつでも出来ます。また、自分の担当教科の数学では解説しながら、たった今の言葉を誰が理解出ていないか把握しています。ある程度プライベートなことも知っているつもりです。その旨の発言をし「それは教員にとって(できていて)当たり前」とおっしゃったときに全く現場が見えていないのだとわかりました。

 大和田に限らずそんなレベルで生徒を把握している先生は皆無です。好文学園女子や常翔啓光ならありえるかもしれません。大切なのは出来ていないことが見えているかどうか、です。子どもたちやスタッフにも言いますが、自覚があることは勉強であれ性格であれ仕事であれ成長・改善される。でも、自覚がなかったり他人からせっかく指摘されても自分には関係ないと思うと一生成長できません。

 某文理学科の元校長に「生徒の質に頼った授業で教授力なし・教員の頑張りなし」と伝えたところ「ウチの先生は頑張っていた」との発言を聞いたとき、その高校の成長は止まると確信しました。第3者が当事者についてダメ出しをしたのに頓珍漢に「いや、うちはみんな頑張っている(いた)」では、教員の向上心など芽生えるわけはありません。ダメな状態を褒めて現状で満足している現場の出来上がりです。

 かつて、自信を持ってお勧めしていた学校である太成学院大学高校が数年で超ダメな高校になりました。良くなるのも悪くなるの速いです。私の進路指導の根幹は(学力・性別は関係なしで)自分の子どもなら預けたいかどうかであり、不変です。アンビバレント(愛情と憎悪は表裏一体)ですね。憎悪はありませんが失望はあります。

2021年6月18日金曜日

高校レポート③~常翔学園高校~

 昨夜、4たびバイクのバッテリー上がりをやらかしました…1年で4度とは本当にダメダメ星人です。スマートキーになって最後にスイッチを廻し忘れているのです。

 そんな金曜日に常翔学園高校に訪問しました。早速レポート。校風3.5授業態度3.5教授力3.5お勧め度3.5。この数値は平均的に高いです。中でもスーパーの熱量はなかなか暑かったです。年々、教授力が上がり続けているのは先生方の努力の成果でしょう。同じ進学校でも生徒の質は非常に良いのに教授力不足で育てられない高校が大半です。

2021年6月15日火曜日

続・中1へ

  今日は10時になっても訓話が続きました。昨日のブログにも書いたことの説明と補足ですね。今年の中1は勉強について我流が目につきます。塾で厳しく言われているのは勉強の優先順位(学校の提出物・塾の提出物・宿題)問題演習の仕方(解く・溜め込む前にすぐ丸付け・間違い直し覚え込み)です。当たり前のことだと思っていますが、これが出来る子は安定して450点を超えて公立でも自覚で勉強できます。逆に問題演習しても丸付けしない・不正解でも○にする・間違い直しをせずに次の演習をしたりするのは非常に案じられます。

 授業後に話した内容は、上記のこと出来ないことを社会人の仕事にからめた例え話です。「丸付けをしないのは最後の詰めをしない→マクドの調理でラッピングせずにそのまま提供する」「一度間違え、模範解答を伝えても直後に5度繰り返し同じ間違いをする→提出書類で同じミスを続けてする」「適当に丸付けをする→書類を適当に書いて数値を何度も間違う」などです。

 雇う立場で考えてみると、仕事は出来ずフォローのために時間は費やした上で賃金を払わなくてはいけない。雇いたいと思うのか。同僚だったとして同じチームで働くと効率が下がり仕事の評価が下がり、賞与・給料が悪くなる。一緒に働きたいと思われるか。

 ここ最近、ずっと彼らについて案じていた内容をストレートにぶつけました。大人になってから誰からも注意されずに少しずつ距離を取られてようになってほしくないので、本音をぶつけます。今の時代、親以外の大人はなかなか叱ってくれたり本気の感情移入をしてくれません。まだまだ鈍い小中学生だからこそ、本気でぶつからないといけないと考えています。

 点数は悪くない、性格は良い、学校の先生からは悪い評価はされない子たち。だからといってこのままで良いはずはありません。その子の性格や状態に応じた成長をして欲しいという気持ちは不変です。