2018年8月6日月曜日

学力テスト

 先日、行われた全国学力テスト(中3・小6)の結果が発表されたので、それをブラッシュアップしてみました。ちなみに数・国・理の3教科を全員受験しており、数国においては、それぞれAB2種類のテストを実施、AB合計の数値を加えて順位を出しました。

 政令都市(全国20市)の中では小学生算数・理科がワースト。国語はブービー。算数国語理科合計でワースト。中学生では数学・国語・理科全教科ワーストという結果です。つまり。政令都市の中で大阪は最もレベルが低いということです。ちなみに堺市はブービー争いをしていました。

 都道府県別では小学生国語ワースト、算数29位、理科ワースト全教科合計39位。中学生国語ワースト3、数学35位、理科ワースト5全教科合計40位でした。

 かつては万年再開の沖縄とブービー争いの常連だった大阪・香川。大阪・香川は面積の狭さのワースト・ブービーでもあります。ちなみに関空が泉佐野市にできる(埋立地として面積が増える)までは大阪府がワーストでした。

 かつて鶴見区長の公募に応募したときの政策論文は「鶴見区の学力はなぜ低いのか」でした。所得と学歴に大きな因果関係があるのは経済界の常識です。でも、鶴見区の所得と学歴の低さの因果関係はそれでは説明できません。理論はさておき、私の大阪市の学力向上プログラムは「塾代を助成する」「中学校で放課後授業を学習塾が行う」ことが柱でした。落選しましたが「大阪市塾代助成」「放課後学習塾(一部中学のみ)」は具現化し、満足しています。かつての最下層エリアのデータが手元にないので明言できませんが、最低のレベルが上がったのではないかと仮定できます。つまり、通塾率がやや上がり、放課後学習塾を利用した子たちの成績が上がったということです。放課後学習塾が主に英語数学であったことから、数学のみ点数が上昇していることと合致します。

 本来的に学校は教育を総合的に行うところであって、5教科を中心とする勉強に重点をおく場ではありません。プラスアルファ、または理解の不足を補う場として学習塾は必要でしょう。学校の業務分担が進み、授業に特化できるシステムが構築されれば私塾は不要になります。現実的ではありませんが、そうなるのが日本として望ましいでしょう。補完的な私塾に教育費をかけずとも高次元から基礎の確認までを学校で完結できる環境の構築です。

 それを現実にするには文部科学大臣にならなくてはいけません。いや、予算を勘案すると総理大臣レベルかもしれませんね。まあ評論家ぶってブログで議論するぐらいしかできませんが、実感したこと。大学在学中に鶴見区長に応募したときに書いた論文を筆頭に、大学時代(経済学部)に書いたのは主に政策提言の論文でした。「幼保一元化」「大阪市立中学の学校給食制導入」「大阪カジノ誘致」です。全て、現実、または現実に向けて進んでいます。柔軟な思考を持つ学生が新たな教育システムを創造することにより、日本の将来は更に明るくなる。高校生でも、大学生でも考えることによって未来派より良くなります。学テの結果を受けて、かねてより感じていたことを文字に起こしました。