2020年7月6日月曜日

withコロナ&7/6の出来事

 コロナ禍の中で新しい勉強スタイルの模索中です。これまでのワンセは管理型。宿題や課題を与えて。手抜きせずにして来たかを確認するもの。そして、手抜きが発覚したら子どもの性格によって注意の仕方を使い分け、全員に手抜きを認めない。

 ここまで自分で書いておきながら、活字にするとコロナ前と大きく変わっていないことに改めて気づきました。大きな変化は、コロナ後は叱られる機会が激減したことです。かねてよりの考えであった「怖い塾」からの脱却時期が前倒しされた感じです。厳しい塾ではあるけれど、怖い塾ではなくしていこうと思っていました。
 
 昨年までendlessは全員がいかに集中して勉強する時間をキープするのかを考えていました。一日12時間勉強するにあたって集中力の短い子をいかに引っ張っていくのか。withコロナの今回は、まず塾内での飲食は見合わせています。長いランチタイム・夜休憩になりました。結果、10時になっても集中できている子が多いです。昨年までは夜8時以降何時に帰宅しても良いというシステムでしたが、休憩が長い分原則夜10時を目安に9時半ぐらいから時差下校しています。

 中1は朝から19時まででしたが、自分の意思で残る子も多かったです。中2、中3は原則自宅で勉強、オンラインで実況という状況でした。それでも自宅で集中できないと判断した子は通塾して勉強していました。今までの「行かなければいけないから行く」という意識から「集中してやるために行く」という雰囲気に変化。中2の若干名以外は落ち着いた状態です。先生の目がないときにだらけることもほとんどありません。

 私の命題は全員の更なる意識向上。文理学科を目指す子はその点では楽です。やるべきことを指示すれば良いだけですから。不可欠なのは目的意識のない子を導いていくこと。誰かが敷いたレールではなく、自分で興味のある何かを探す・考えるようにすること。多くの塾ではそれを「自立型学習」という名前で生徒を放置し、自己責任ということばで終わらせています。

 1クラスの中でやる気maxの子もいれば、そこまでではない子もいます。放っておくと手抜きするけれど、最悪な手抜きをする子はいません。だからこそ、一人ひとりを見極めるために目を光らせる必要があります。ただ、しばらく親御様とお話ができていないのでwithコロナの状況が完全に把握できていません。懇談会ではwithコロナの中でどのようにしていくのかご相談できればと思っています。

 からの最近の出来事。小3は学校が始まってから良い雰囲気です。休み時間は少し声が大きくなり注意するほどですが、子どもはそれぐらいが自然で良いと思います。できることも着実に増えています。その中でもMEがじわりと成長中。来てから3か月少しですが、スピードは数倍速くなり集中力もついてきました。YAは入塾時は借りてきた猫のように大人しかったのですが、今は明るくハキハキしています。

 小4は四捨五入の導入。切り捨て・切り上げは理解出ても○○の位まで、と△△の位で四捨五入の違いを理解できない子が学校にはかなりの割合でいます。この単元がすっと理解できるかどうかは大きなポイント。小4は「大きな数」「がいすう」がここまでの二大分かれ道です。完全理解を目指します。

 小5算数は公倍数と公約数の文章題が終わりました。理解は悪くなく、できることを着実に増やしています。英語の単語やテストは授業前に覚えたことを聞きに来るこが少しずつ増えています。「自主性」と「管理型」を融合した塾というコンセプトは根付いてきたなと実感しています。勉強を考えて出来る子にはそれを刺激し促す。基本や学習習慣が定着していない子は徹底する。そんな塾ですね。

 小6は計算特訓モードに入っています。6月初旬にした計算ミスの多さにかなりビックリしたからです。コロナとの関係はないと思いますが、集中力が緩慢でした。今は少しずつ最悪ではない状態です。ただ、算数が好きではない子が嫌がる図形の問題などは積極的に考えていたので今後の伸びが楽しみです。