2020年9月9日水曜日

高校選び~行ってはいけない高校~

  コロナ禍で、例年参加できる限りは参加していた塾対象の説明会はほぼ不参加です。と、いうのは口実で塾説に行ってもいつもあまり内容が入ってきません。かつては現場の先生方が上手ではなくとも一生懸命に話される姿から学校の雰囲気を見出すことが出来ました。近年は美しいプロモーションをされる学校が大半ですが、言霊がありません。渉外担当の人を雇用する機会が増えた結果、勤務先の学校の事情を知らない人が急増中です。少なくとも私よりは学校の歴史について知ってから話されて欲しいと思います。

 今年も恒例の秋の高校訪問の時期になりました。昨年までは印象の良くない高校も変化を期待して足を運びましたが、今年はここ数年(十年来)悪い意味で変化がなかったり、悪化した高校へのご訪問は自粛します。コロナ対策と学校の雰囲気は比例するからです。塾でも宿題やルールに対して雑な子はコロナ対策もいい加減で、指導するのに時間がかかりました。逆説的にいうと、コロナに対してきちんとできない子は例外なく、宿題・提出物はルーズです。比較的厳しいワンセでもそうなのですから、緩い高校に行くと状況が推し量れます。

 では、具体的にお勧めできない高校を理由付きで書きます。まずは清風高校。イメージだけ良いので大手塾が勧めています。進学校とは言えない受験対策はひとえに教授力のなさです。浪人生が多く、近隣の予備校に対して「今年はたくさんの生徒を預けたのだから合格実績を出せ」とはっぱをかけるのはここぐらいです。つまり自校には大学に導く力がない。でも合格実績は出さないといけないからしっかり清風出身者を見ろ、という意味です。ちなみに一番下のクラスである文理はレベルが年々下がっており、信愛高校を追随する勢い。また、清風高校で教壇に立っていた人が塾行脚をしてるいるのですが「内部から見て良い点は何ですか」という質問に何一つ答えられませんでした。

 そして私立の大阪夕陽丘学園。私が感じていた良い先生がどんどん辞めていくのは理由があるのでしょう。高校選びの一つの指標にしているのが「いじめ対応」です。ないのが一番ですが、どこの学校でも起こり得ます。そのときにどういう対応をするのかが大切だと考えています。現実に起こったいじめを校長自ら否定し逆切れし揉み消すスタイルは受け入れられません。

 また、旧樟蔭東であるアナン学園は根本的な体制が崩壊しています。テストの日に連絡不備で実施されなかったりいじめは完全に放置したりの状態でした。この情報は数年前なのでやや古いですが、大幅に改善した話は聞いていません。

 その近隣にある大阪商業大学高校は授業の質がワーストレベル。授業中の居眠り率が推定30%を超えるクラスばかり。それでいて自慢気に「ウチは完落ち(完全に机に伏せて寝ている状態)が少ない」と嬉々と語っていたのが印象的です。子どもたちに常々言っていますが「自覚のあることは何でもできる(直る)可能性があるが、自覚がないことはできない(直らない)」現場の先生方が現状を訴えても生徒数だけが増えている状況で自己満足する理事により改善は見込まれません。

 大成学院大学高校は授業が成立しづらいのとモチベーションが極めて低い先生が多いのでどうしようもない状態が続いています。中学校を創設したころは先生方も生き生きとしており、良い学校として紹介していたのが今は昔、になったのが非常に残念です。

 その他たくさんありますが、少しずつ書いていきます。関係者のかたから「今のうちはそうではない」というご意見がありましたら、必ずご訪問し間違いがあれば謝罪と共に正しい情報をこのブログ上等で公開します。