2021年11月4日木曜日

秋の高校レポート⑦~大阪高校~

 今日で今年最後のご訪問になるかもしれません。大阪高校です。校風2.5授業態度2教授力2お勧め度3。数値は決して高くないですが、高校への希望は十人十色です。偏差値が高めの高校だと勿論授業の濃さがポイント。逆の場合は退学率の低さを注視します。大阪府の退学率は例年3%前後。この数値は偏差値に比例します。文理学科や進学校で2%あれば危機的高さ。偏差値40前後の高校では3%で及第点。1%台なら驚異的に良い学校。2%でも充分良い学校です。この基準から大阪高校は充分良い学校です。

 大阪高校は主体性を重視する新しい学力観の先駆者です。探究コースでは先生方が試行錯誤してより良くしてやるという強い意志が伝わりました。主体性を重視すると授業に参加しなくなる子は一定数発生します。その代わり抑えつけられていないので、迷惑行為をすることは少ないです。全員を振り向かせる授業は厳しいですが、そんな中での授業風景として良かったです。

 高校に目的意識はないながら何かを探したい、というニーズに応えられる学校です。他の高校同様、少し元気がなくなっていたのが気に留まりました。