茨田・茨田北・今津中学はテストが終わり結果も出揃いつつあります。解答欄がずれて大問の大半を失点した子が当該強化を大幅に落とした以外は現状維持です。物足りないですが、中1中2は中だるみな時期であることを勘案すると可もなく不可もなくというところでしょう。
現在、テスト2週間前からテスト対策期間に突入し、まずは学校の提出物をテスト1週間以前の土曜日まで完遂してもらっています。その後、各中学校毎の漢字テスト・英単語テストと並行し塾の問題集(定期テスト用)をテスト前週の週末までに完遂。テスト直前は各々が課題を考えて勉強するスタイルです。もちろん、問題演習はそれなりにこなしています。その結果が毎回全生徒平均450点前後に繋がっているわけですが、個人的には満足できる点数ではありません。
ところで、長時間勉強するスタイルは時代に馴染まないとも考えています。コロナ前は朝10時から夜10時までを全員に課していました。コロナ禍では、塾内で食べることを禁止していたので1時から空腹まで(8時前後)にし、再び朝10時からに戻しています。集中力が持続しないから持続できる範囲でさせるといつまでたっても持続力は身に付きません。筋肉と同じで、負荷をかけて鍛えるものです。私は、学校が表・陽であり塾は裏・陰だと考えています。塾のことを優先して学校のことを疎かにするのは本末転倒です。
本来、家ですべきことを塾で管理して提出期限までに辛うじて完遂できている子もいます。塾のことが遅れても学校の提出物は優先。それでいてルーズな子ほど「また土日塾で大変だ」と言います。いや、塾で学校のことをやっと終わらせているだけで、放っておいたら絶対にやってないよね、と思います。それでワンセは大変、と思われるのは複雑な気持ちです。
もちろん、大半の子は計画的に課題を終わらせ、自分のための勉強を1週間前からしています。その結果、出席率90%以上で全生徒平均458点です。ちなみに個別を含む出席率90%未満の子の平均点は380点程度なので差は歴然。ワンセの普通をこなせるかどうかが450点を取れるかどうかの目安でしょう。
時流を鑑みワンセの開校以来の三大原則「時間厳守」「宿題・課題はきっちりと」「授業は集中して聞く」に関してできていない子に対する注意の仕方を優しくしました。すると定刻に数秒遅れて到着する子が出始めました。非常に悲しいことです。その行為(遅刻)によってどうなるの考えられないのでしょう。近々、個別に呼んで話す予定です。指導の仕方として、みんなの前で注意することも個別で対応することもあります。それは個々の性格によって使い分けています。
そんな話を高校の先生としていると、打てば響く(理解して態度を改める)子ばかりで信頼関係を感じる、と言われました。正直、話したり注意したりして理解してもらえないとか考えたことがありません。大人が本気で話している(伝わるまで話す)のだから理解してもらえないわけないという考えです。
学生時代、教員になるのか塾で独立するのかで後者を選びました。この仕事を教育業と本気で思っています。「学習塾」という言い方は便宜上使用しますが、勉強だけの塾、と言う意味のようで好きではありません。塾だから、成績は当然上げます。それ以外の人間的な成長を、ここでしかできない成長のお手伝いをしたいという思いは不変です。