2018年9月20日木曜日

つれづれなるままに

 9月になり高校関係者の方々との折衝が続いています。その中で進路指導に関して、積極的だと言われることが多いです。改めて進路指導にこだわる理由を考えてみました。

 第一に中学生時代に通塾していたところが極めていい加減な進路指導と気分による指導が激しい「自称厳しい」人だったからです。塾業界に対して嫌悪感しかありませんでした。そこで高校生なってから自分で色々調べると塾業界はいい加減だが、在籍していた塾は色々問題があり、殊に進路指導は適当だったことがわかり、反面教師になりました。

 第二に、塾講師1年目、若い自分が親と同じぐらいの年代の先輩を相手に自信を持って話すには知識を集め、必要な情報を的確に提供することにより信頼を得なくてはいけないと思ったからです。当時は若く見られないためにパートナーもいないのに敢えて指輪をつけていたほどです。今考えると馬鹿ですね笑。

 最後に、高校は行き直しが効かず選択ミスが一生を左右することを身をもって知ったからです。だからこそ、高校では知識を充分に得たうえでやっぱり〇〇高校が良い、と決めて欲しいのです。ご家庭の方針や子どもたちの希望を聞いたうえで、将来の選択肢が増えたり夢が実現できる可能性がある高校をできるだけ勧めたいと思っています。

 情報は常に新鮮でないといけません。校長が変われば現場はすぐに変わります。数年前の情報は今と異なることは日常茶飯事なので上書きが肝要です。自信は経験の積み重ねで生まれるのですから、誰よりも動かなくてはいけません。継続ではなく昨年よりも常に新しいことをチャレンジしていかないと自信は生まれません。

 疲れたときにこそ、真価が問われるのです。しんどいのはみんな一緒。それを感じたとき、ほんの少し頑張れるのかどうか。誰も見ておらず、評価につながらなくても努力できるのか。「先生」と呼ばれているのですから自分に甘くはいけません。進路指導の最新の情報を最速でお伝えできる塾であり続けられるよう精進します。

 

2018年9月19日水曜日

高校レポート~常翔啓光~

 元上宮高校でお世話になった方が校長先生でした。近隣の大和田高校の校長先生同様、空気を読んだ発言ができないお役所タイプの人で、ありえない発言を連発し「面倒見が悪い」と遠まわしにおっしゃったことにビックリしました。大和田の校長同様、自分の価値観を他人に押し付ける発言に閉口。そういえば、かつて上宮高校だけがブログでの表現は控えめに、と言われたことを思い出しました。上司が他人の価値観を否定することをモラハラというのですよ。校長とのみ話をしていれば「行ってはいけない高校」に間違いなく認定していました。それでも大和田同様、現場の先生が非常にしっかりしているのでトップのマイナスも打ち消されます。ではレポート。校風4.5、教授力4、授業態度4おススメ度4.5(ここまで興国と並んでトップ)
 
 

2018年9月18日火曜日

高校レポート~常翔学園高校~&高校について思うこと

 ワンセからは自転車圏内で施設・設備は充実しています。大学進学に関しては公立並なので、予備校前提で良いなら悪くない高校です。ではレポート。校風2.5、教授力3、授業態度3,、おススメ度3。充実した設備に価値観を見い出せる人には良い学校ですが、私立ならではの面倒見の良さは期待できません。

 現在高校3年生の一部が休日勉強しにやって来ています。それでも、満足の行く勉強をできた子がいません。公立・私立を問わず、です。国公立大学にいけそうな小粒揃いだったのに、高校で期待したような勉強漬けになった子はほとんどいなかったということです。文理学科設置高、開明、大和田、寝屋川などです。公立ならいざ知らず、私立でそれなら行く価値が…という意見もあります。確かに伸びていない子を見るとそう思います。でも、結局高校2年生の夏休みの過ごし方が大切で、ここから本気モードになってもらわないと秀才型で努力タイプの子たちは間に合いません。予備校関係者や高校関係者と話していると「いや半年で偏差値が○○伸びた子がいるのでまだまだ云々」と言われると非常に冷めた会話しかできません。ウチの卒業生たちの実力を欠片も知らず、過去最高に伸びた子を引き合いに出されても仕方ありません。伸びシロは人によって決まっており、地頭を知らない先生に当たれば話は噛み合わないです。

 それでも、私立高校なら引っ張っていってもらえる可能性があります。その可能性がより高いところをおススメするわけです。ただ、高校はやる気のない子を引っ張りません。どんな進学校でも、です。逃げる子を追いかけてまでやりません。高校2年の秋にスイッチオンになっていなければ国公立大学は手遅れになる子が多いのです。

 それなら初めから学校に期待していない公立高校に進学して高校2年生から予備校に通うという選択肢もありだとは思います。勉強する可能性が上がる私立高校に学費分の価値を保護者の方が見い出せるのかが大きなポイントなのでしょう。

 私が保護者なら設備が充実しているだけの私立に通わせることはありません。でも、部活や施設・設備に満足を得られるなら充分通学に値するのでしょう。私はアドバイザーの立場として、経済的な価値観は自分が指標になった助言を申し上げています。貧乏性なので費用対効果はかなり追求していますが、そこまで学費にこだわらずより良い教育を、と考えているご家庭とは乖離が発生してしまいます。最近、そんなことを考えて、今後どのような進路指導をしようか模索中です。おそらく、自分で見た生の情報を飾りなくお伝えして最終決定をご家庭に委ねるという方針に変わりはないかと感じています。
 


9/15の出来事

 今日は茨田中のテスト対策がメインながら、中1、中2共に部活で朝からは参加できず夕方にようやく揃う状態でした。中1数学は計算問題の正答率の低さが気になりました。茨田MMの社会の仕上がり具合が気になるところですが、その確認は明日明後日のエンドレスでしようと思います。中2数学は横堤OSがもう一歩ということろ。学年トップの道のりは平易ではありません。

 中3は五ツ木対策で過去問&解説。国語はトップYSで茨田WSTMが続きました。数学は緑AKがトップ、緑SHが続き3番手に初の緑NNがきました。社会はトップ緑AKで緑YSが2番手、3番タイに茨田WS、横堤YHが並びました。実力で受ける模試の結果と定期テストの結果は全く比例しません。模試が悪いのではなく、定期テストを集中して勉強を頑張っているのですが、基礎が弱いということです。ちなみに国語の答案用紙で緑INから、数学では緑AKから悪くない感触を得ました。

2018年9月14日金曜日

最近の出来事

 朝から各高校の塾対象説明会に参加し、昼から高校レポートのために訪問をしています。先日、元名門の清風高校の説明会での出来事です。塾対象の説明会なのに延々と自分語りを30分以上され、嬉しそうに退席され、大量の中途退席者が続出。権力を持ち、それを諌める人がいない現場を如実に物語っていました。時代遅れの出来事をあたかも時流に乗った最先端だと話している様子は正に道化。ボクシング協会や体操協会が思い出されました。

 さて、時系列は無視して授業の出来事。Let校の小5は分数の計算問題から。ただ悲しいほどに前回の授業のことを覚えてくれていません…前回まで約分の話をして、これからそれをしないと×にになるから気をつけて、と散々話したことをリセットされていて非常にショックでした。それでも、気を取り直して国語では短文作りをしっかり頑張ってできていました。○の数が多い人からお土産を選べるというルールでしたが、好みが見事に分かれて結果オーライでした。

 今福の中1数学標準は計算問題の徹底。少しミスが目立ったので、過去問演習を兼ねてたくさん解いてもらいました。これからは演習と間違い直しを中心にやっていこうと決めました。中2は国語の読解問題を解くための時代背景の解説から。時代の流れと共に日本は大きく変わってきました。特に男女の役割や思考は世代間によって全く異なります。そんな話をしました。受験生は少し意識の向上が見られます。水曜日は四天王寺国語にチャレンジ。今回も及第点は出ず。ただ、木曜日の上宮高校はトップ緑CHを筆頭に2番手鯰江SA、緑SHOM、AKが並びました。緑AKは少し眼力を感じるな、と思っていたら一気に点数と順位が上がりました。そう、数学の差は気持ちの差なのです。

高校レポート~大和田高校~

 卒業生の最も多い大和田高校。ただ、今日はタイミングが悪く移動教室が多かったのであまり皆の顔を見ることができなかったのが残念でした。私立ながら校舎や設備は公立並み。それでも先生は温故知新タイプで面倒見の良い先生が多く、下町のアットホームな進学校です。ではレポート。校風4.5教授力4.5授業態度4.5おススメ度4.5。

高校レポート~近畿大学附属高校~

 日本一受験者数が多く、大人気の近畿大学の附高校。そのレベルは大手前高校生ですら合格率が5割程度というところから推して図るべし。そんな大学にありえない易しさで入学できるのが超お得です。また、ITのパイオニアで旗艦校として独自路線を追求しています。ではレポート。校風3.5、教授力3、授業態度3,お勧め度3.5。ポイントは内部進学以外の子の扱い。関大北陽が急激に伸びており、関西大学と近畿大学を比較するとブランド力は関大の上。更に国公立大学の進学を考えたときのサポート力は関大北陽が上。二択になったとき、近高のメリットが…