2020年12月31日木曜日

最近の出来事

  コロナ禍での2021年が終わろうとしています。そんな今、冬期講習会真っ只中でバタバタしています。年賀状を城東郵便局のポストに入れたのはいいですが、誤って「年賀状以外」のほうに投函してしてしまいました。もしかしたら年内に到着するという不細工なことがあるかもしれません。

 では、小3から現状報告。3年生は色々な差が激しい学年で、集中力・持続力・スピードなどが顕著です。ただ、春先にはワンセのスピードについてこれなかった子が急成長を見せています。逆に理解力はあるな、と感じていた子がそれに頼り「わかった気」になりしっかり考える習慣が身につかなかったケースもあります。それでも小学校レベルで困ることはないでしょう。THが理解力と点数に最も差が有ります。語彙力も算数のセンスもあるのに詰めが甘く失点が多いのが玉に瑕です。次いで同じ課題なのがMSKKは自信のなさがもったいない。KYは積極的に取り組む姿勢が成長に繋がっています。YATH同様に詰めが甘いのが非常に気になります。男の子ならではの瞬発力を発揮することがある反面、雑さが気になるときもあります。MEは最も成長を感じた一人です。出来ることもスピードも入塾前とは比較できないほどレベルアップしています。

 小4はKKの表情が11月ぐらいから明るくなりました。それに伴い自信を持って取り組んでいることが奏功しています。UMは少しずつですが丁寧に解き始めています。ただ、更なる丁寧さは必要です。MOはスムーズに解いているときは良いのですが、少し難しい問題になると思考回路が停止し今までできていたものまで出来なくなるのを改善するのが今後の目標です。

 小5は全体的に悪くありません。応用問題の正答率は最も高く中学になってからの伸びが楽しみです。出来る問題を確実に正解できたり、漢字や英単語など努力で満点を取れる単元で「しっかり勉強する」習慣が少ないのが気になります。受験はミスをしなければ合格できる確率が一気に高まりますが、逆も然りです。

 小6は珍しく男子が多い学年です。例年だと男子が多い学年は手がかかる事が通例ですが、前を向いて中学生を迎えようとしています。しっかりと育てて学校で良い位置を確保してもらおうと思います。春先と比べ、注意されることが減りました。教科的には他学年同様計算ミスが目立っていたのですが、冬休みの計算特訓で正答率の改善が見られます。

次回は中学生編です。



2020年12月12日土曜日

買い物

  私事ですが車を買い替え、クラッシックカーと呼ばれるほどの30年以上前のものに手を出してしまいました。中古屋さんとお話する中でこのお店(人)から買いたいと思えるところは10件に1件ほど。安いお店は安かろう…モード。お金よりもお店(人)にこだわると欲しい車がなかなか見つからず、車検切れという諸事情もありましたが、先に乗っていた車を売り妥協せずに欲しいものにこだわりました。結局購入したお店は府内ではないところ。一人で切り盛りしていて本当にクルマが好きなのだとわかる人柄。一人で全てやっているので小さいミスはたくさんありました。でも、その全てを払拭してくれる人柄でこのお店のクルマを買いたいと思いました。大手や中堅なら必ず行う価格相談も全くしていません。請求金額よりも気持ちを乗せてお支払いしました。長いお付き合いになりますし、職人さんでもあります。それを値切るのは失礼に当たると考えます。

 逆に近隣にある業界最大のディーラーは未だにマスク着用せず、鼻マスクの人も大量にいました。本当に気分悪く話しかけられることに覚える嫌悪感。購入する気で訪れたのに真逆の感情が芽生えました。

 府外のお店の人とはウマが合い、数分で購入を決定。自分の直感は大切にするほうなので信じてお任せしようと考えています。お金を使うなら地元か「真水」で効果のある小規模なお店と決めていました。それでも全ての経営者が全うな経営をしているとは限りません。何度も見ミスをされるうちにクレームを出せば対応してくれる大手に頼む機会が増えました。

 翻ってワンセルフ。件の府外のお店のように小さいミスはしてしまいますが、信頼される塾であり続けないといけないと実感しました。クルマでいえば「書類や行き違いなどのことは事後修正で全然OK。でも、クルマに関することは職人さんにお任せするので応えて欲しい」ワンセなら「子どもの勉強や教育に関することは応えて欲しい」と思っていただけるような信頼関係を構築すること。こんな塾には預けられない、と思われないよう精進しないといけないと改めて感じています。

2020年12月4日金曜日

最近の出来事

  小学生の無料冬期講習会をしようと決めた大きな理由は計算ミスの多さです。例年以上の多さに本当に危機感を覚えます。コロナ禍で居残りやお呼び出しに躊躇(ちゅうちょ)しているのも悪かったのでしょう。GW恒例の計算特訓も充分にできていなかったのも痛かったです。進学するにあたり当該学年の計算問題はしっかりとクリアしてもらわないといけません。そこでこれまでの復習と計算特訓をメインにした冬期講習会を実施する運びとなりました。「ケアレスミス」と軽く考えているのが非常に気になるので「1問間違いにつき1時間相当の問題演習」を課します。これで少し懲りてくれたら…

 受験生はようやくほぼ全員が志望校を決定しました。ただ、五ツ木の偏差値が非常に甘い。こちらの手応えよりも偏差値6程度高いです。今回は上位層も受けて変わるかと思いきや、変化はありませんでした。つまり今の中3生は総じて勉強不足で平均点が低いということです。感覚では10点低い。ということはワンセ生は例年通りなので見映えの偏差値が上昇したのでしょう。ただ、例年の偏差値60と今年のものではレベルがかなり異なるので高校側の注意が必要です。数値を鵜呑みにすると「あれ、あれ、あれ」と先生側が違和感を覚えている間に受験に失敗します。高3の5月に浪人生と同じ模試を受けて初めて本当の力を知るわけです。そこからスイッチが入っても国公立大学には間に合いません。だから高1の初めから過去の生徒との比較ができる同じ問題を解かせて現実を数値で思い知らせてほしいと強く願います。高校の進学実績のためにも。

 期末テストの総評は全体的には前回よりやや上昇した感じです。学校平均点の高さに助けられて部分もありますが、落としてこなかったのは大きなプラス要素です。ただ、満足できる結果ではないので個々の能力アップに努めていきます。

 

2020年12月1日火曜日

期末テスト速報

  まずは中1から。すでに全教科返却された菫中はMNが順調に点数を上げ続けて大台到達。緑中からはSYが数学国語HRは数学とOYは英語が満点という報告がありました。SSが連続480点超えで学習奨励賞ゲット!前回450点台の子たちは無事に今回もキープできそうな勢いです。400点台の子たちも同様ですが、微妙なラインの子も若干名います。1学期の定期テストは易しいので2学期中間で若干下がるのは想定内ですが、今回は全体的にほんのり点数が上がっているのが素晴らしいです。

 中2緑はHAが理科満点の報告。その他教科はオール1問間違いという結果。嬉しさと悔しさですが490点超えは好結果。MYは満点報告こそなかったものの480点超えで学習奨励賞ゲット。MSは未返却教科があるものの自己ベスト更新できるかどうか。その他特進組は順調にチラシ平均点の472点を超えれそうです。AKも入塾後の自己ベストを更新しました。その他メンバーは踏ん張っている感じで前回より10点以上下げた子はいない状況です。

 中3緑はFHTHAがそれぞれ単教科で学年トップらしいです。二人のTHが共に良い感じで期待値に近い結果。YA、KHは安定して頑張れています。IHがここにきて伸びてきました。男子ならではの伸びに期待です。中3は明日の五ツ木返却でやきもきが続きます…

2020年11月29日日曜日

師走からの新年

  コロナ禍での1年が過ぎようとしています。実は長文で「来年度」について書いた原稿をアップせずに見送りました。中学生を現行の週3日から週4へ、中3を週5日にする草案をまとめていたのです。パンフやHPには週3日6時間と書かれていますが、現実としてそんな時間で済んでいる子は一人もいません。すでに中3はほぼ週7日体制、中1,2は平均して週4日以上は通塾しています。そんな中で授業外の在り方の見直しを進めています。

 「勉強のやり方」を教えるのが目的です。今までのワンセは良くも悪くも1から10まで手を差し出し続けてきました。家庭学習のやり方は伝えつつも、出来ないときには即お呼び出しが通例。これを「自分で考えて勉強する」方向へシフトチェンジしようというものです。

 ただ、私は中学生が積極的に自分で課題を見つけて勉強することに懐疑的で、自主性を尊重すると何もしない子が続出するでしょう。そこで、ワンセらしく「管理しながら勉強させる」ことを強く意識した時間を設けようかと思案中です。それが単発なのか継続するのか手探りですがようやく方向性を打ち出せるようになりました。

 何でもかんでも叱るという昭和理論は通用しません。しかし、子どもは大人の本気を試します。こちらが何となくシステム化したものをやらせようとしても失敗するのは目に見えています。みんなのことをしっかり見ているからね、という強いメッセージを継続して送れる性格の講師が必要です。来年は足立・原・私がメインなら実行できるだろうと思います。また三好・福島もなかなか根気強いです。詳細は授業を通じて伝達し頑張ってもらう予定です。

 ところで私のモチベーションは「ワンセ(私)にお願いします」というスタンスでこられることです。期待していただいたなら全力で応えようと思います。反面、同じようなお願いなどを他にして、優先順位が低いなら私も全力では応えられません。情で人は動くものだと認識しています。「ワンセで」という強い思いを感じたらしっかりとそれに応えます。ワンセの補習は愛情で出来ている、というのは半分本気です。

2020年11月19日木曜日

最近の出来事

 水曜日、お昼に週に数回はお世話になっている定番のマクドに行きました。混んでいる店内で後ろにはバカップルが足跡マークを無視してすぐ近くで大声でマスク着用せずに話しています。その脇で4歳ぐらいの子が4人ほど走り回っています。両方ともにイラっとしましたが、後ろのバカップルは眼力で威嚇して距離を取ってもらうことに成功。少し悩みましたが、子どもにはやはり注意が必要だと思い優しく注意しました。とても困惑した表情でしたが、店内で走ると注意されるという経験で覚えて欲しいと思います。最近、雷親父は死語です。悪いことしたら地域の人々から怒られることはなくなっていますが、それが良いことなのかどうか疑問符です。よく言われるのは逆切れされて刺されたらどうなのという意見。至極全うで同意見です。でもね、教育者を名乗っている人が諦めたら日本はどうなるのだろうと危惧します。人にはそれでいいと言いつつ私は注意する大人であり続けようとも思います。

 -閑話休題ー

 受験生にとって非常に重要な実力テスト&五ツ木の模試が終わりました。いよいよラストスパートの体制に入りましたが、今年は意識の差が激しいです。最低限度の量が多いワンセですが、家で出来ない子は塾でやらせる、というスタンスが今年は取れません。コロナ対策で密を避けるため積極的な居残りは自粛中です。間違いないのはご家庭での学習時間がないのは勉強時間がほぼ0ということです。塾では過去問演習などを通じ弱点を発見し、それを個々で補うのが本来の勉強です。塾で問題を解いて解説を聞いただけでは知識は定着しません。ワンセに来ているだけで安心してもらっては困るのです。今年も本当の志望校に廻し合格なしで全員合格してほしい。そのために浮かれている子たちの気持ちを締めなくてはいけません。もちろん、多数の受験生は真摯に取り組んでいますが、性分でどうしても出来ていない子が気になります。全員笑顔で15の春を迎えられるよう全力を尽くします。

 そんな中3は緑SKYA、T・HAが実力テストで納得の成績を修めてきました。今回の実力の結果は見事に普段の努力に比例しています。若干の成績下降者は残念ですが、モチベーション通りです。

 中2はHA・Aの仕上がり具合がいつも通り順調。緑MY、SE、MSKN悪くない状態。その他は今後の追い込み次第ですが、提出物や課題は比較的順調のようです。溜め込む前に片付けていきましょう。

 中1は安定の鯰江MHに緑SSが追随している感じ。特進数学組はそれなりに気持ちが入っているようです。例年だと中だるみする頃ですが、その気配は今のところありません。新入生の緑NRは毎日に勉強についていこうと必死に頑張っています。

2020年11月11日水曜日

徒然なるままに…

  最近、本当にご縁があって久しぶりの卒業生の近況を聞く機会が多いです。進路の相談であったり、報告であったり。何にしても節目で思い出してくれるのが本当に嬉しいです。修学旅行のお土産は過去最高に多かったです。それも結構な金額を遣ってくれています。金額もそうですが、何よりは旅行中でもワンセのことを思い出してくれていることへ頬が緩みます。また結婚・出産の吉報が多い一年です。コロナ禍で参列できなくなりましたが、おめでたいことに変わりはありません。

 ところで、高校の先生方と話していると期待する学校には難題を申し上げることがしばしばあります。保護者の方は「ウチの子をしっかり見てください」とは言いにくですが、私はハッキリと引っ張っていただきたいと申し上げています。細かい細かいお願いもしています。自信を持ってお勧めした高校に大切な子たちをお預けしたのですから、先生方には言行一致の責任は求めます。ご都合主義なら二度とウチの子たちを受験させません。

 そんな姿勢を崩すことがなく20年が過ぎようとしています。お預かりした子どもには熱い思いをかける保護者の方がいます。そこに子どもの入塾前の成績は関係ないので、その思いに応えなくてはいけません。また、私を、ワンセを、信頼いただいたなら絶対に裏切ってはいけないと思っています。

 感情論で塾屋さんをするのは死語のようです。集団授業で多数の生徒を集め、オプションで高額の費用を請求するのが慣例の業界話を聞くと複雑な思いに駆り立てられます。未だに講習会費のご請求をするときは胸が締め付けられ、このご時世に余分な出費をお願いする申し訳なさと、金額以上のことをしなくてはいけない気持ちになります。

 翻って進路相談について。私は進路のジェネラリストになりたいと思っています。高校受験だけではなく、進路相談全てを専門にできるようになりたいです。大学・就職・結婚その他全般です。例えばお医者さんは身体についての専門家で、足元にも及ばない博識です。でも、特定の人、つまりお預かりしている子どものことなら誰よりも理解していたい。親御様には敵(かな)わなくとも知ってはいたいです。

 そのためには本格的な勉強も必要でしょう。近年できた国家資格である「公認心理士」のための大学には大きな興味があります。10年前に大学を卒業し多種多様なやりたいことができましたが、少し絞られました。その後には弁護士も見据えたい。「弁護士もできる塾の先生」なら相談しやすそうじゃないですか。それだけに大変な勉強ができるのかと問われれば「yes」の返事です。地元中学の教壇に立ちたい(生業ではなく)という夢だけのために教員免許を取りに行こうとしたぐらいです。ただ、出身中学でなければ希望中学に行けないので諦めました。あ、まだその夢の実現は全く諦めていません。

 やりたいことだらけの人生ですが、折り返し地点を終えてコロナを通じ見えてきたのは理想の教育の完遂です。私がワンセをやめると決めた過去の決意は「やりたいことができなくなったら」「子どもに媚を売るようになったら」「売り上げを先に考えるようになったら」「新型インフルエンザの罹患者がワンセで発生したら(当時学校は全校一斉休校の中で授業)」もちろん、今年の春先に授業をし続けたときもワンセが先陣を切ってコロナ罹患することがあればその覚悟は決めていました。

 駄文が続きましたので〆を。

 ミスが多い私を信じている人だけは裏切ってはいけない。それは、子ども・保護者・学校関係者・業者さん・スタッフ全てです。逆にワンセを軽んずる相手には容赦するつもりはありません。特に権力を持つ人には全力で向かいます。残念ながら「声が大きいものが勝つ」世の中です。強いものはとことん強く、弱者には最大の気遣いができる人になりたいと思っています。