2014年7月5日土曜日

勉強の仕方

過日は進学説明会に160名以上もの多数のご来場いただきありがとうございました。締めの足立からの話の繰り返しになりますが「従う(勉強のやり方)」を伝えるのは簡単なようで難しいです。

教科毎に勉強の仕方は存在しており、伝えるのは容易です。ただ、それだけでは家庭学習のやり方を伝えことにはなりません。まず、勉強の第一歩は「先生の教えをまねる」ことです。成績上位者はほぼ例外なくできています。ところが、中途半端な点数を取るお子さまほど早合点をして我流を貫こうとします。小学生の低学年であれば修正も早いですが、中学生にもなるとなかなか悪癖は抜けません。

この「まね(従う)」をできれば次のステップです。ここからが応用でもある「メモの取り方」「家庭学習の仕方」になります。「メモの取り方」は、説明を聞いて自分がわからなかったところ、書いておかなければ忘れてしまうであろう箇所を素早く書き留めることです。一般的なサラリーマンの大多数はメモを取る習慣があるでしょう。「メモの取り方」を教えてくださいと言われれば困ってしまいます。これは主観であり、自分にとって必要だと感じたことを書き留めるものだからです。そこまで手とり足とり教えることは個別でも無理でしょうし、するべきではないと思います。自覚が芽生えないからです。

そして次のステップが家庭学習です。メモを取る習慣が備わっていればメモを読み返せばできますが、メモを取る習慣がないと家庭学習と言われても何をすればよいのかわかりません。家庭学習の仕方は基礎であるメモを取ることができていないと「何をしたら良いのかわからない」となってしまいます。根幹は「従う(まねる)」ことができていないところにありますので、勉強の仕方がわからない、自宅学習で何をすればよいのかわからない、となってしまうのです。

つまり良い勉強の基本は「従う≒まねる」ところにあるわけですね。