2014年6月26日木曜日

大学で得たもの

 今春、無事に大阪市立大学経済学部を卒業しました。大学の仲間に恵まれた結果だと思います。1回生のころはかつて経験したことのない多大なストレスがあり、同時にストレスの向こう側も見えていました。

 最大のストレスは自分の脳の劣化です。優秀な大学生に混じり自分の暗記力と集中力の違いに歴然とさせられる日々でした。「うさぎと亀」に例えてよく話していましたが、亀(私)がうさぎ(同級生)についていこうと思うと数倍の努力ではどうにもなりません。それでも、負けず嫌いな私は人前で「わかりません」と言うことが何より恥ずかしく、無知をさらけださないために主に語学の予習をしていました。英会話教室を運営していますので、教材は手に入ります。購入教材の模範解答は持っていましたが、講義中に何を聞かれても大丈夫な予習をするのがキツかったです。そして、同級生たちは自分の労力の10分の1程度でも恥をかかないで済むレベルにあることが悶々とする原因でした。
 

 
 
 
 私は、ストレスを感じると頭から出る油の量が増えるのですぐにわかります。でもこのストレスの向こう側に見えものは「達成感」です。あのストレスは自分だから乗り越えられたというものですが、他人から見ればただの自己満足ですね。もう一度と言われたら躊躇しますが、今となっては良い思い出です。

 
 ところで、大学生と比べて殊に痛感したのが、文章を読む速度の大幅低下です。学生時代より国語が好きでしたし、ペーパーテストをしていても他人よりもスピードが遅いと感じたことはあまりなかったのですが、中学生を教えていて高校入試の問題に慣れ過ぎたのか、大学レベルの文章読解に要する時間が遅くなりました。今の子たちを見ていて「最近の子たちは文章を読めないな」と思っていたのがわが身にも降りかかるとは…大学生活でわかったのは、この年齢でも脳にストレスを与えて鍛えれば暗記速度は増すということです。脳育を導入しロジカルシンキングを昨年しましたが、試行錯誤しており、今注目しているのが速読です。早速、トライアルをしてみて自分の脳が改善されたらみんなにも進めようと思います笑