2018年5月29日火曜日

理想と現実

 高校進学説明会を控えて準備に追われています。まだ、タイムスケジュールの詳細すら決まっていませんが、将来の仕事を見据えた高校選びになっています。1部で将来の仕事、2部で高校について話そうと思っています。今年はゲストの高校に啓光学園高校に来ていただくことにしました。野球の日本ハムはドラフト会議で指名する1位選手をその年最も評価の高かった選手にすると明言されています。OneSelfもそれを見習い前年度最も良かった高校にお越しいただこうと思いました。有名無実な高校が多い大阪府で本当におススメできる高校だけに進学いて欲しいと思います。

 さて、私事の「理想と現実」についてつらつらと書こうと思います。中学生のとき決めた塾講師としての独立。当時は学校の先生になるか悩みましたが、発言に束縛されないこと、発言力を高めるのは年齢(文科省大臣などの地位)に関係なく実力でいけることからこの道を選びました。初めて勤めた会社は大卒初任給20万円時代に16万円という低賃金長時間労働でした。今でいうブラック体質かもしれませんが、当時の伸びていく会社は多かれ少なかれそんな雰囲気でした。ただ、私にとっては塾講師としての仕込をしていただけたのみならず、人生の多くを教えていただいた会社で感謝しかありません。話のネタとして給料安いだの残業は余裕の100時間超えだの20時間以上の残業は切捨てだのありますが「時代」ですね。

 理想の塾はどんな子でも私の情熱で引っ張っていき、大幅に成績を上げ、人生の選択肢を拡げ大きな影響を全員に与える先生です。学生のときの日記に「兄のような、父のような、親友のような先生」になりたいと書いていました。ん~、基本は変わってないですね笑 教壇に立っている「龍神先生」を演じている自分は常に理想を追い求めています。先生でないときの自分は非常に甘く、細かいことを気にしません。おそらく身内(OneSelfのスタッフ)には緩すぎるほどです。先生をしているときは教育者を意識して言動しなくてはいけません。

 OneSelfは教育業であり、ご家族の次に愛情を注ぎ多くの勉強以外の多くのことを伝えたいと思っています。そのために情報収集と時流を読み、様々なことに常に敏感でないといけないと自己練磨を心掛けています。特に情報は鮮度が命ですから、常に最新でないといけません。また、一度得た情報の上書きや調整は随時しないといけません。初めは高校入試だけでしたが、子どもたちが成長するにつれ、大学・専門学校、そして就職活動についての相談を受けることが増えたことから、それらの情報収集も怠らないようにしています。同時に卒業生の名簿は週に1回程度見るようにして、急に現れてくれても年齢を思い出せるようにしています。今年25歳になる卒業生が「10年前のことなんか覚えてないでしょう」と言っていましたが、私の記憶はみんなと出会ったときから一生変わらないです。ランドセルを背負っていた笑顔の子、君が結婚して子どもが産まれても変わることはありません。

 大人になり齢を重ねることで夢を見る機会は増えました。普通は減るはずなのに可笑しいですね。昔と違うのは経験値が増えた分、実現できる手段を考えられることです。ただ、誰もが平等な「時間」の問題があり具現化できるのかどうかわかりません。それでも昔からやりたいと思っていたことの大半は実現したので、努力を継続すれば夢は現実になると思っています。

 今の夢。全員が志望校に合格すること。卒業生が楽しい日々を過ごし、時には私を、ワンセを思い出してくれること。毎年誰かの結婚・出産などの朗報が聞けること、卒業生の挙式に立ちあえること。

 最初以外は現実ですが、全員合格を永久に継続するのは現時的には厳しいでしょう。それでも具現化に向けての努力は継続します。また、ずっと変わらぬこととして私を頼って来た人を裏切らないことが大きな理想であり、継続したいことです。現役の子でも卒業生でも誰でも頼まれ事を裏切ることはしません。いつまでも変わらぬ皆への熱い思いは常にリアル(現実)です。