2024年6月20日木曜日

続・大阪府公立高校入試改革考察

 書ける範囲でぶっちゃけトークです。

そもそも、大阪府(教育委員会)は公立高校を強くしたい政策でした。その中でも上位層を私立に行かせないシステムが数10年前から構築されています。それは今でも有効です。そして、数年前から公立下位層の不人気校は私立に行かせたいという考えになりました。そこに私立無償化が重なり、本来思惑通りに公立上位高校の人気は上昇し、中下位層の高校は廃校が続いています。今年、私立人気が上昇したことにより公立高校の定員割れがネガティブなニュースとして報じられることが増えました。その結果、慌てて公立人気回復を旗印に拙速な入試改革をしています。

 ここで、大きな矛盾があります。本来、予定調和であったはずの公立下位層不人気(のニュース)を問題視する一部層が出てきたことで、朝令暮改の政策があり、現場が放っていかれているのです。

 今回の制度改革も「大阪府学校教育審議会」「大阪府教育委員会」「大阪維新の会」のそれぞれの思惑が異なることによって足並みが揃っていません。入試時期にしても、府教委は一部の民間の意見を聞き、審議会は中学校の現場を知らない自称専門家の大学教授が考察しています。そこに、世論を非常に気にする政治家もいて本当にぐちゃぐちゃです。

そんなことも含めて、ワンセは情報収集に努めて、何があっても公立も私立も対応できるように常に準備するだけです。