2024年9月20日金曜日

秋の高校レポート⑥常翔学園高校

  車検に車を持って行き、色々修理箇所を指摘され想定外の出費に追われそうです。そんな、今日は常翔学園高校にお邪魔しました。校長補佐の力が強く、目の色が黒い間はより良い方向に導いていくでしょう。ではレポート。授業態度3、教授力3、校風3.5 お勧め度3.5。今風の私立で無難な高校です。

2024年9月19日木曜日

秋の高校レポート⑤常翔啓光学園高校

 中秋の名月が終わり、6時前には日暮れになるのに残暑が厳しいです。30分ほど早く到着し、座って涼める場所を探していましたが、意外とないものです。さて、レポート。授業態度3、教授力3.5、校風4お勧め度4。国公立大学合格実績が非常に伸びており、職員室の風通しが良いです。後日、書こうと思いますが、教育として成り立っている学校は非常に少なく、稀有の教育している高校ですね。授業の質もその名の通り上昇傾向です。

2024年9月18日水曜日

秋の高校レポート④関大北陽高校

 今、大人気の大学付属である関大北陽高校。北陽から関大北陽になった頃は内部進学率の低さが話題になったこともありましたが、今は昔。関大系列3校の中でも最もバランスの取れた高校です。また、レベルが年々上がり専願での合格難易度も大阪でトップクラスです。ここより高い私立高校はほとんどありません。ではレポート。授業態度2.5、教授力2.5、校風4、お勧め度4.5。志望者の95%以上が内部進学で関大に行けるのは、その他の全てを凌駕する魅力です。楽しい校区生活、真面目に過ごせば保証される関大。人気が出ないわけがありません。ただし、授業のレベルは決して高くはなく、高校の授業だけで関関同立(関大以外)や国公立には導いてもらえません。近高同様、国公立大学を狙うならば予備校必須です。

2024年9月17日火曜日

秋の高校レポート③近畿大学附属高校

 今日は中秋の名月です。月を見てみましょう。「月がきれいですね」と言われたら夏目漱石を思い出し、心ウキウキです。知らないと絶好の機会を逃すことになるかもしれませんよ。ちなみに満月は明日18日です。

 そんな本日は近高にご訪問。2年生に在籍している子たちの課題を聞きました。来年は吉報をお願いしたいのでしっかり頑張ってください。ではレポート。授業態度2.5、教授力2、校風3.5、お勧め度4。全ての評価を凌駕する近大への進学率は唯一無二です。近高の進学や関北を希望している保護者の方にはお伝えしているのは「本気で勉強するのは中学生で最後の可能性が高い」ということです。近高・関北共に希望者の大半は内部進学できます。本気で学問したい子は医療系以外にはあまりいません。昨今の子どもたちなので授業妨害する子は皆無です。辞めることさえなければ、大学卒業の安心なパスポートをゲットできるのですから、魅力的です。これからも人気が衰えることはないでしょう。

2024年9月14日土曜日

秋の高校レポート番外編大阪桐蔭・好文学園女子

  大阪桐蔭は起死回生を狙ったエクシードクラスの第一期生が卒業し、東京阪神への合格率では推定大阪トップになりました。そんな大阪桐蔭の無常観について。

 旧大阪産業大学附属大東校舎のとき、偏差値40前後で第二次ベビーブームでピークで生徒集めに困らず左団扇(ひだりうちわ)でも、あぐらをかいていても教室が足りないほどの時代です。教員の年収も今よりはるかに高かったです。そんな時代が永遠に続くと無意識に夢見ているのが普通なほどバブルでした。いち早く、少子化を予測し、男子校から共学化、それに備えて野球部を創設し甲子園で初優勝して一気に知名度が爆上がり、ミーハーな(死語)女子高生が集まりました。同時に平日夜遅くまで強制的に勉強させ、入口の偏差値からはあり得ない程の合格実績を出し続けました。特色を出して選ばれる高校創りのパイオニアですね。

 ただ、経営については度々マスコミを賑わせました。「塾接待に100万円バッグ」「模試費用の流用」「大阪産業大学を大阪桐蔭生は全員受験」などは、大きく報じられた代名詞でしょう。体質はかなりブラックですが、対生徒に関しては真剣な時期、手抜き時期、クラスによって対応が大きく異なる時期があります。高校部門ではⅠ類Ⅱ類の生徒が全然集まらず、大半の生徒がⅢ類という状況になっていました。

 好文学園女子は旧大阪福島女子で、昭和の末期から大きく変わった学校です。福女時代から生活指導面で推しの高校の一つでした。偏差値は30少しだったので、偏差値70前後の高校と同じベクトルでは考えていません。一番の目安は退学率です。当時、退学率3%前後が平均で偏差値に反比例していましたので、退学率が3%未満なら良い高校です。生徒指導に力を入れ、学校が落ち着いてからは新たな学科を増やし、学力も向上しました。何より、学科毎の特色が明確で、お預けした卒業生を例外なく伸ばしてくれました。これは大きなポイントです。全盛期の大阪国際大和田もそうでした。

 勢いが衰えていくと、例外が出始めます。件の大阪国際大和田では特待生レベルを専願でお預けしても結果が出ない子が数年続きました。合格実績が良くなり、学校の先生方が予備校に行かなくても大丈夫!と言い続け、予備校に通った子の合格率が高く、そうでない子の合格率が低迷しました。何度も「予備校なしで大丈夫」と言わないで欲しい、旨を伝え通塾率が上がり合格率も上昇して落ち着いたところで合併と新校舎移転で人気を博します。それでも勢いは止まり、安定して良い高校になりました。

 好文学園女子はどうなるのでしょう。校長一人のマンパワーでは目の行き届く限界を感じた今年。授業見学はしておりません。期待値は高いものの、盛者必衰になるのか、不死鳥の如く羽ばたくのか、非常に注目しています。

2024年9月13日金曜日

秋の高校レポート②大阪産業大学附属高校

 本日は大阪産業大学附属高校にご訪問。早速レポート。校風3、授業態度3、教授力3.5、お勧め度3.5。弟分の大阪桐蔭がエクシードクラスを作って大成功をおさめ、兄貴分の意地として特進Sを新設します。偏差値55~60ぐらいの東高校レベルの子で、本気で勉強したい・引っ張っていってもらいたい子には良い高校です。大阪産業大学附属大東校舎(分校)から大阪桐蔭になり、偏差値40代から叩き上げて進学校になったノウハウを生かせば、今後近隣の一番手校になれる可能性を感じます。お勧め度3.5ですが、特進Sに関しては4.5or4相当です。

2024年9月11日水曜日

秋の高校レポート①大阪国際高校

 いよいよ訪問する時期になりました。校長が変わって良くなる前兆がありました。前校長には多くの苦言を申し上げましたが、改善されれることはなく、就任前に危惧したことが具現化されるという残念な結果でした。そんな大阪国際のレポート。校風4、教授力4、授業態度4、お勧め度4。長らく授業見学をしていますが、Ⅰ類の授業では非常勤率が低下したのか、下手くそな授業をする先生が減っていました。公立との差を歴然と感じます。授業とは全く関係のないことですが、若い女性の先生が露出高めの服装だったのは時代の流れ。髪の毛の色はあまり、というか全く気になりませんが、女性の先生がそういう服装をするのは男子高校生にはあまり良くないという考えがハラスメントに抵触するのでダメなんでしょう。でも、やっぱりワンセの緩い服務規程でも露出高めは控えてもらいますね。

最近の出来事

 9月に入り、卒業生やその保護者の方と偶然すれ違ったり会う機会が何度かりました。既に卒業生が「親」になっていたり、保護者の方が「じいじ・ばあば」になっていたりで時の流れを感じます。親になった卒業生は「この先生はめっちゃ怖いから〇〇したらあかんねんで」と異口同音に言っているのが面白いです。私は、変わらず元気に楽しく教壇に立っています。たまの日曜日の夜には、事務所に行きたい衝動に駆り立てられる「サザエさん症候群ワンセバージョン」に陥ります。勉強を教えいている時間が何より好きなのでしょう。ただ、学校の先生と塾で悩んで塾を選んだのは、自分の伝えたいことが伝えられるからです。教育に対する思いはかなり深く、熱いです。勉強面で成績を上げるのは当たり前。一番成績を上げているからこそ、色々なことを教えられると考えています。教えるためには指導者である自分の背中が美しなければいけません。また、何歳になっても情報のアップデートを怠ってはいけません。そんな思いは教壇に立つ限り不変です。ただ、子どもたちに「教育」できる知識を追求することを止めてはいけません。
 
 ブログネタは多いのですが、どこまで書いていいのかデリケートなので一旦切って授業ネタ。受験生は鯰江FRが良い感じで、できることが増えています。緑SKは社会で、緑ISは数学が良い感じです。部活を完全燃焼させた緑OKや鯰江MKは常に早めにやって来て良い勉強をしています。志望校がほぼ決まりつつある中で、合格に向けてモチベーションを上げていき今年も志望校全員合格継続させます。中2は少し中だるみを感じる学年。小テストに対する意識や勉強に対する意識が低下気味。まあ一般的な中2といえばそうなのですが、少々歯がゆいです。ただ、ここでお尻を叩くと大切な受験前に息切れする子が出てくるので、最低限度のことをしてもらって来年の追い込みに期待します。中1は夏休みにペナルティを復活させました。あまりにも小テストに対する意識が低い子がいたからです。すると、ペナを溜めて次回のテストを迎えて勉強をして来ずペナが雪だるま方式になる子がいました。それでも何もして来ず、LINEでペナができなかったので減らしてください、提出を延期してください、とよくわからない交渉する子がいました。何もやって来ず、今後も何もせず、一方的に悪びれず自分の主張をすることに当惑しました。これがZ世代なのかと感じました。ルールを守れず、一方的な自己主張をして嘘で塗りためた言い訳をした子のことを思い出しました。当たり前が通じにくい時代になっているのですね。それでも教育者が諦めたら子どもは学びの機会を失いますので、時代に合った注意の仕方をしていこうと思います。ちなみに中1は菫MHと緑THMが良い感じでできることを増やしています。