2025年1月13日月曜日

最近の出来事

 成人式の今日、みんなが問題を解いていると卒業生でもある井川・佐々木が成人式帰りに事務所に来てくれ晴れ着姿を見せてくれました。井川はみんなから「可愛い」と言われていましたが、男性である佐々木のスーツ姿はあまり珍しくないからか、黄色い歓声は聞こえませんでした(笑)小中学生時代の彼らを見ているので、感慨深いです。

 三連休合計20時間以上は集中して頑張っていた受験生。ワンセの子たちの勉強時間と質の高さは別格です。私が教えているのは国語・数学・社会なので、この3教科についてのコメント。まず国語では、緑SKの読解力が着実に良い感じで伸びています。中1の頃に感じたセンスが、ようやく開花している最中です。継続して考えることを怠らなかった結果です。また、ここにきて緑MYが良い読解の片鱗(へんりん)をみせています。同様に鯰江MKは読解できるレベルが上がってきました。今まで国語を毛嫌いしてきたのですが、苦手意識を払拭できれば、高校生になってから最も伸びる教科になるでしょう。

 数学では鯰江FRMKが共に出来ることを増やしています。半年前はC問題なんて全く見えない位置でしたが、何とか入試に間に合いそうな感じです。また、緑ISが数学センスを錬磨中。元来、悪くない数学的センスがあったのですが、やる気の波の荒さから安定した成長に繋がっていませんでした。卒業までしっかりと伸ばしていきたいですね。緑YHOSの見え方は光るものを感じます。独創性は貴重なので、しっかりブラッシュアップしていきます。

 社会が最も残念な状態で、褒められた出来の子は緑SKのみで次点に緑SH、鯰江FR、MKです。時期を考えると、まだまだ詰めていってもらわないと困る状態。社会は、入試で助けてくれることも足を引っ張ることがあり、他教科に比べて勉強時間と結果が伴います。

 でも、受験生の彼らを見ていて勉強以外の成長を嬉しく感じています。以前はZ世代らしく、権利の主張はしても自分の言動の責任には無関心な彼らでした。私は、世の中「give&take」で成り立っていると思っています。ここ数か月は「心の成長」「感受性」について話す機会を増やしました。中2までは、そのような話に耳を傾けるどころか「そんなことはダサい」ぐらいの尖ったものが見え隠れしていました。「このままでは色んな人から愛情をかけてもらえない人になるよ。」と遠回しに伝え、ある程度距離を取って見守っていましたが、歴代の子たちに比べてあまりにも話し込む機会・時間が短いことを反省しました。国語の読解問題で感情移入できない彼らを案じていましたが、周りが見え始めてきました。自愛よりも他愛を宣言している緑SHが最も影響を受けた一人です。また、SKも視野が広がりました。

 北野高校に合格できる子はどこの塾でも合格できる可能性が高いです。ワンセのウリ心の成長もできること。世知辛い世の中、親以外に真剣に接してくれる大人が一人ぐらいいても良いと考えています。

2025年1月2日木曜日

1/2の出来事

 今朝見た夢が初夢です。一富士、二鷹、三茄子と言いますが、そんな縁起の良い初夢見たことありません。ただ、初めて現役の子と保護者の方が夢の中に出てきました。

  そんな 今日、年始の挨拶回りが終わり、過去問を解き終わり、外に出ていると自習室を開けて欲しいとの要請が。ワンコ用品を買いにスギ薬局に行く予定があったのでついでに自習室開放しました。仕事していると起きてから眠くなることは全くないのですが、休みになると気が緩んですぐに眠くなります。初日に向けてピークにもっていけるように少しずつ身体を戻さないといけません。本当にアスリートみたいで、2日を越えて休むと勘がとても鈍っています。過去問を解いているのは趣味のようなものなので、ストレスに感じることはありません。ただ、国語の問題ををiPadで解くのは見にくくてややストレスにはなります。

 さて、夜に急な声掛けにも関わらず中3緑NY、NH、OY、中1OKが10時過ぎまで頑張って帰りました。私も過去問の予習がようやく追いつきました。ちなみに、ワンコ連れで買い物に行っていた途中でだったので事務所でみんなを見守っていました。明日は開放するのかどうか未定です。天満宮に行き、合格祈願と恒例の飾り絵馬を買ってから時間次第になります。

2025年1月1日水曜日

あけましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 さて、2024年は多くの方々と情報・意見交換させていただきました。教育業界においては明るい話題はなく、定額働かせ放題と揶揄されるている現状があります。後日、このあたりを詳しく書ければと思っています。

 ワンセの普遍は「お預かりしたお子さまをしっかりみること」です。25年目の今年も変わらぬ思いで精進します。

2024年12月11日水曜日

私立入試まで残り2ヶ月弱

 今日、過去問演習を残り何本するのか数えると、最低71本ということがわかりました。私立まで約9週間、公立まで残り約13週間です。

 一時期、少しミスが目立った鯰江FRですが、ここにきて復調気味。同様に鯰江MKも数学は悪くない感じ。数学以外では緑SKが伸びています。国語・英語が特に顕著です。また、緑SHも比較的安定して取れています。社会でこの4人が競いあって知識を増やしています。明日からは全中学校懇談会になるので満を持して2時過ぎから全員呼ばれます。今日も強化指名に選出されていた緑MY、NY、YH、OSと2時半から歴史チェック。MYは少し知識が増えていました。

 先週末まで懇談会と教育相談で慌ただしい日々でした。今は、中3の授業とその準備で結構詰んでいる状態です(笑)年内に解説する分の過去問の予習は終わりましたが、それでも全然追いつきません。関北・大阪国際・近高・女学院・常翔啓光の昨年分や久々に受験なので5年分を遡って予習しないといけない女学院。もちろん、公立はC問題を筆頭にB問題もあります。1本当たり軽く3時間はかかり、事務所で解いていると、みんなに「○○の問題を用意して欲しい」と言われてなかなかはかどりません。もちろん、授業やみんなの問題準備を優先しています。そこに、塾だとこの時間は空いているだろうとお昼過ぎから来客があり、落ち着く気配はありません。電話も取れていない状況があります。

 でも、みんなが来る時刻の前になると心がウキウキし始め、テンションが上がります。子どもたちの誰か来ると一日の始まりを感じます。みんなの結果に一喜一憂しながら授業して、夕方・夜になると小学生・中1中2の授業です。合間には志望校や進路について個別に話し、色々考えさせられます。喜怒哀楽の感情を揺すぶられ、充実感で満たされつつ、今年も志望校全員合格に向けての課題を考えると胃がキリキリする日々です。少しでも出来ること・知識を増やしてワンセを卒業していってももらいたいですね。

 ちなみに冒頭の過去問71本は数学のみで、ここに英国理社の4科目の演習も付け加わり、卒業時に段ボール2箱orゴミ袋2つ分の量になります。中学生時代は本気で勉強した、10年後・20年後にそう言えるように本当のラストスパートです。

2024年11月26日火曜日

最近の…

 茨田・茨田北・今津中学はテストが終わり結果も出揃いつつあります。解答欄がずれて大問の大半を失点した子が当該強化を大幅に落とした以外は現状維持です。物足りないですが、中1中2は中だるみな時期であることを勘案すると可もなく不可もなくというところでしょう。

 現在、テスト2週間前からテスト対策期間に突入し、まずは学校の提出物をテスト1週間以前の土曜日まで完遂してもらっています。その後、各中学校毎の漢字テスト・英単語テストと並行し塾の問題集(定期テスト用)をテスト前週の週末までに完遂。テスト直前は各々が課題を考えて勉強するスタイルです。もちろん、問題演習はそれなりにこなしています。その結果が毎回全生徒平均450点前後に繋がっているわけですが、個人的には満足できる点数ではありません。

 ところで、長時間勉強するスタイルは時代に馴染まないとも考えています。コロナ前は朝10時から夜10時までを全員に課していました。コロナ禍では、塾内で食べることを禁止していたので1時から空腹まで(8時前後)にし、再び朝10時からに戻しています。集中力が持続しないから持続できる範囲でさせるといつまでたっても持続力は身に付きません。筋肉と同じで、負荷をかけて鍛えるものです。私は、学校が表・陽であり塾は裏・陰だと考えています。塾のことを優先して学校のことを疎かにするのは本末転倒です。

 本来、家ですべきことを塾で管理して提出期限までに辛うじて完遂できている子もいます。塾のことが遅れても学校の提出物は優先。それでいてルーズな子ほど「また土日塾で大変だ」と言います。いや、塾で学校のことをやっと終わらせているだけで、放っておいたら絶対にやってないよね、と思います。それでワンセは大変、と思われるのは複雑な気持ちです。

 もちろん、大半の子は計画的に課題を終わらせ、自分のための勉強を1週間前からしています。その結果、出席率90%以上で全生徒平均458点です。ちなみに個別を含む出席率90%未満の子の平均点は380点程度なので差は歴然。ワンセの普通をこなせるかどうかが450点を取れるかどうかの目安でしょう。

 時流を鑑みワンセの開校以来の三大原則「時間厳守」「宿題・課題はきっちりと」「授業は集中して聞く」に関してできていない子に対する注意の仕方を優しくしました。すると定刻に数秒遅れて到着する子が出始めました。非常に悲しいことです。その行為(遅刻)によってどうなるの考えられないのでしょう。近々、個別に呼んで話す予定です。指導の仕方として、みんなの前で注意することも個別で対応することもあります。それは個々の性格によって使い分けています。

 そんな話を高校の先生としていると、打てば響く(理解して態度を改める)子ばかりで信頼関係を感じる、と言われました。正直、話したり注意したりして理解してもらえないとか考えたことがありません。大人が本気で話している(伝わるまで話す)のだから理解してもらえないわけないという考えです。

 学生時代、教員になるのか塾で独立するのかで後者を選びました。この仕事を教育業と本気で思っています。「学習塾」という言い方は便宜上使用しますが、勉強だけの塾、と言う意味のようで好きではありません。塾だから、成績は当然上げます。それ以外の人間的な成長を、ここでしかできない成長のお手伝いをしたいという思いは不変です。

2024年11月9日土曜日

受験生の出来事

 金曜は希望者で大阪女学院高校へ行き、校舎見学や授業見学をさせていただきました。学校は人と同じでビビッっとくる縁があるところがあります。言語化できなくても良縁があれば、わかるので感じるものがあれば大切にしましょう。

 中3は入試前の最重要テストである実力テストと五ツ木模試が近づいてきました。ここである程度の実力を示しておかないとチャレンジ権を失うこともあります。他塾生から12月になって進路相談を受けることがありますが、ワンセ生なら絶対にストップがかかる範囲の高校を言いました。関北がいい、だめなら近高、最悪常翔でもいい、そんな言い回しをした子はその全ての高校がかなり厳しく、常翔啓光の進学がぎりぎり届くかどうかの位置でした。勉強せずに上位高に合格したいと言っていたので、無理難題だと感じましたが、正直、うちの子ではないので他人事でした。でも、例年必ずそういう子は出現します。

 ワンセ生は11月のテストの重要性を理解している(はず)なのでラストスパートの真っ最中です。現在の高1で昨年の春先に文理学科にチャレンジしたいと言ってきた子がいました。時期的にかなり遅いのと、中2までの成績では5教科全てが届きません。それでも「今から頑張る」の言葉に偽りはなく一年前の11月の五ツ木では偏差値70オーバーまで上がりました。最終的には北野高校合格圏内まで上昇。際立って良い成績の子はおらず、小粒だと感じていた学年が五ツ木の全生徒平均偏差値61で、50未満はいない状況になりました。ひとえにみんなの努力の賜物です。

 翻って現中3生。中1からそれなりに勉強し、安定して微増を繰り返してきました。ただ、志望校選びでは最も悩んでいる学年でもあり、受験生としての本気の勉強をしている子はまだまだ少ないです。いや、高い基準での「少ない」なので受験生の名誉のために付け加えておくと、10月の平均塾内勉強時間は160時間を軽く超えています。みんな集中して勉強しており、これ以上ない時間と環境は提供している中での物足りなさです。勉強効率に問題があったり、ミスや集中力の持続に課題があったり、まだまだ出来ることがあるだろう、という期待値に高さからきています。

 歴代、文理学科合格者は寸暇を惜しんで勉強していました。例えば、明日の五ツ木の後は大本命の実力テストが直近に控えているため、全員呼ぼうかと思いましたが、敢えて自主性に任せました。勉強に対するストイックさは教えて身につくものではありません。国立大学も同様です。頑張れるときだけ頑張る、それでは壁は突き抜けられないこともあります。今年の受験生は、絶対合格したい気持ちが少し負けているのかもしれません。今日ぐらいは、今まで頑張ったから、そう感じる子と 、実力テストに向けてスタートを切っている子の差は非常に大きいです。さて、明日は誰が来るのか楽しみです。

 

2024年11月5日火曜日

今日の出来事

 一昨日、緑中の吹奏楽部が最後の定期演奏会を終え、全員引退となりました。お疲れ様! 

 さて、今日は中3の五ツ木過去問演習から。国語・社会トップは共に緑SKでした。中1の頃に良い読解センスがあるなと感じつつ、若干のずれがあり点数に反映されていませんでした。それがようやく解消され、これからの国語の伸びが楽しみです。社会も緑SKが無難な仕上がり。ほんのり緑ISも伸びてきました。

 今回の本命は中1です。数学の授業をしました。「名誉を○○する」「汚名を○○する」指名して間違えたら、次に正解して名誉挽回するものです。HRMは汚名を何度も挽回すると言っていたのは今は昔。本日は菫YAが汚名挽回すると言い、緑HRMは変わらず名誉を返上し、ついには鯰江SIは汚名を献上すると申し出ていました。みんな、語彙力は大切ですよ。もちろん「名誉挽回」「汚名返上」です。逆にすると、どんどん名誉が汚れていきます(笑)

 小6YHは英語の授業を楽しそうに受けています。同じぐらい自信を持って算数・国語もすればいいのに少し自信無さげです。YHは逆に算数国語は、早くできるのですが、英語の発音が少々恥ずかしいようです。ただ、集団なので周りを意識して互いにできることを増やしています。