2017年7月17日月曜日

最近の出来事

 ようやく懇談会もゴールが見えました。かつて履歴書の特技の欄に「保護者会(懇談会)」と記入したことがあります。懇談会自体は全く苦痛ではありませんが、単純に体力的には疲れます。基本的に人と話すのは大好きなのでしんどく感じることはありません。様々なお心遣いありがとうございます。

 さて、学年順に今福の小4から。算数では大きな数の割り算をしています。解くスピードに随分な差が出ており、速度と精度は全く比例しません。全体的にミスは多いほうです。その中でもYSOSのミスが減ってきているのが朗報。TEは変わらず、FWは少しプレッシャーをかけたほうが速度も精度も上がります。FSはその日によって気分のムラが激しく、それがそのまま正答率やスピードに直結するので気をつけて見ています。

 小5算数は公約数の応用問題をしました。最近、算数は張り切っているので少しレベルの高いことをしゅれっとしています笑 ただ、国語の長文は算数ほど出来ていないので、夏期講習の国語は足立に任せるのですが、ことわざ・慣用句などのテストはしようかと思案中です。HAが完全に頭一つ分飛びぬけてできています。

 小6算数は鶴見南の女子がクラス全体をけん引している感じ。とはいうもののワンセはどの学年も多国籍軍で人数の割に多くの学校の子が集まり、仲良しこよしのグループができにくい雰囲気です。懇談会で6年生のクラスの雰囲気の良さについて話していますが、本当に前向きで楽しいクラスになりました。1年前とは大違いです。

 中1は夏期講習より英語と数学のクラスを特進と基礎に分けます。標準ではなく基礎です。基礎クラスを設置するのは約10年ぶりでしょうか。定期テストで90点以上が特進80点以上が標準、80点未満が基礎クラスというのが基準点です。特進は特進らしく、基礎は基礎らしく、それぞれ鍛えていく予定です。夏を終えるころには全員が大きく底上げされているはず!
 
 中2は数学のクラス平均が90点弱あり、最低点の高さもいいところ。こちらも夏期講習より特進。標準に数英のクラスが分かれるのですが緑MSが特進入り。ここで覚醒してくださいね。英語と数学はクラスが連動しないため、強化によって所属クラスが違うこともあり得ます。でも、気持ちの部分で負けている子は特進にはふさわしくないので標準クラスになります。点数は大切ですが、勉強への姿勢はもっと大切です。

 中3は緑HMが頑張っています。前回書いた強化指名は緑IM、HMと茨田KCになりそうです。夏期講習中の昼間に色々見ようと思います。この時期に私立中学の新入生が入ってきました。非常に個性的で私好みのキャラです。数少ない男子として特進の授業を盛り上げてくださいね。茨田KCMHが社会では少しずつ結果が出ている感じ。中3は女子が目立っていますね。

 これからはもう少し今日の出来事を詳しくアップしようと思います。

2017年7月12日水曜日

夏期講習会

 「もうすぐ夏期講習会で忙しくなって大変でしょう」実に多くの方から異口同音に言われます。正直、面倒くさいので「そうなんですよ~」とか相槌を打っていますが、夏期講習は私にとってパラダイスです。だって授業しかないのですよ?一日、授業や補習だけすればいいのですよ?幸せ者です。

 こんな小さい街角の個人塾経営者など、吹けば飛ばされてしまいます。また、小城の主なのに勘違いしてドンと身構え、受け身になると時流に取り残され情報を上書きできなくなります。だから多くの人々と会うようにし、できるだけ老若男女と接しようと思います。業者さんでも基本的のアポイントは断りません。異業種の話を伺う良いチャンスです。そして、良い授業をすることへの影響が出始めます。完璧な予習や準備ができず、美しい流れの授業を展開できなくなります。

 でも、講習会は違います。業者さんもこの時期は忙しいと思い込み活動を自粛されます。高校関係者も夏期休暇で訪問はありません。電話も欠席連絡ぐらいで普段より授業に専念できます。昨年と違い中学受験希望者はいません。考えるべき時間割や行事もなく、精神的にも時間的にも普段よりゆとりがあります。

 懇談会は今週末でようやく佳境を終え、来週から中学は昼まで授業。クラブのない子は早々に塾で補習できるのです。今年度は例年並みの人数ながら、数学は飛びぬけてできる子もできない子もいません。気持ちはあるのに空回りしたり何をしていいのかわからない子に付き合おうと思います。私に空き時間があり子どもも空いているなら優先順位を決めてドンドン呼びます。まずは懇談会終了のめどがつき次第、プラスアルファの補習が必要な子をしっかり見ようと思います。もちろん、自己申告者はウエルカムです。楽しいとは思いこそすれ、負担でストレスになるとか全くあり得ません。私も職人の端くれですから。

 他塾で同じような立場の人によく言っています。「ウチの子たちは先生のモチベーションを上げてくれる良い子ばかりですよ!」と。「いいな~」「羨ましい」と言われます。やっぱり幸せ者です。

2017年7月10日月曜日

補習

 最初に酔っ払い宣言をします。

 塾業界がブラックだと言われており低賃金が問題視されています。ヤフコメに時折参加しますが、ブラック塾は生徒のために、を合言葉に講師に対して無給で補習や研修やミーティングをするとのこと。私は「生徒のために」を口にしていいのは経営者だけだと思っています。経営者(私)は子どもたちのために休日返上するのは当たり前だと思っています。補習には対価が発生しません。ただ、私以外の講師はもちろん既定の賃金が発生します。研修にもミーティングにも賃金発生は当たり前です。経営者が誰よりも労働時間が長いのは欧米では常識です。

 補習は各講師が子どもたちのためにしてあげたいと言えば止めることは基本的にありません。ただ、補習を子どもの都合で欠席したり約束を守らなければ次の補習の優先順位は下がります。講師も休日の自由時間を賃金が発生するとはいえ、高給ではない中せい成績上昇のために補習を実施しているわけです。これを私たちは「補習は愛情で出来ている」と言っています。偽りのない気持ちです。子どもたちも「自分のためにしてくれている」という気持ちから補習に対して前向きに取り組んでいるのだと解釈しています。

 今回、ブログを書くきっかけになったのは某塾のチラシを見たからです。トップ10への不合格率が2年連続で過半数、システムすらまともに把握しておらず、チラシ上でも自信満々に事実ではないことを書いている塾です。不思議なもので、活字になると何となく真実味を帯びます。大量チラシを出せる塾のものだから信憑性も上昇しているのかもしれません。

 何が印象に残ったのかというと欠席者補講をもれなく行うことをシステム化していること。保護者の方にすればありがたいことかもしれません。でも、講師は人間です。感情のないロボットではありません。もし、自分の授業をさぼった人間に補習をすることになったら気持ちを込めてできると思いますか?真剣に子どもと向かい合っている先生ほど無理ですし、私はそれを強制することは絶対ありません。

 ワンセルフの補習は愛情で出来ていると言っています。愛情(補習)を拒み続けて講師が諦めて覚めてから、気まぐれで補習をお願いされたり、通常授業をさぼって補習を頼まれても気持ちを込めてできるわけありません。また、気持ちを込めて補習できないならしないほうがマシです。誰得状態ですよね。ちなみに、私はかなり諦めが悪い人間です。どうしようもないほど愛情を拒まれたら諦めますが、かなり最後まで粘ると思います。

 これから下半期は受験生の追い込みに空いている時間を割きます。私を困らせるほど勉強に燃える「面倒な子」が大好きです。ワンセにおいて「面倒くさい子」は最も誉め言葉です。そんな愛情は子どもたちの気持ちの応える形で芽生えるもの。当事者(子ども)にその気がないのに第3者(保護者)が望んだからといって愛情(補習)は与えられません。気持ちのない補習を講師に強制することもありません。ただし、やる気のない子を引っ張って行ったり最後まで諦めないのは講師の務めだとも思っています。それでも逃げ続ける子どもを逃がしてあげるのもみんなのためだと思います。

 

 


2017年7月9日日曜日

最近の出来事~主に中学生~

 ポチャ…その1秒後には濡れたiphoneが手元にありました。素早くカバーを外して水滴を吹き、画面が普通だったので大丈夫と思い、色々触り電源を切ったりつけたりを繰り返すと……ついに電源が完全入らなくなり使用不可能になりました。教訓「水に濡れたら即電源オフ。カバーを外して丁寧に拭く。その後、乾燥剤と共に密封」これを最低1日してから電源がつかなければ即修理、ですね。月曜日までLINEは見れませんので悪しからず。かつ、今までのデータは全て消えているので再送にご協力ください。

 来週末まで懇談会が続くというのに喉は悪化一途です。10分話し続けると咳き込み止まりません。非常に申し訳なく思っております。失礼してのど飴を舐めると、その間は治まります。本当に厄介な喉です。見苦しい姿ですいません。

 さて、今福中1はみんなに散々嘆いているものの、実際には急激にできることが増えている学年でもあります。茨田OTや緑MTは集中力が3月の倍以上になりました。茨田ATは勉強しなくてはいけないという自覚が芽生えています。彼らの学年平均はワーストですが、それでも大手進学塾の全生徒平均点と比較しても恥ずかしくないという自負はあります。学年トップの子ですら出来ていないことばかり気になるのですから、個々の成長を願い、できていないことをできるようにしたいと思っています。緑SS・菫NM・横堤中OSの学年トップは微妙ですが、上位には確実にいます。これからの伸びに期待しています。

 中2は緑YSが覚醒中。緑AKを抜きライバル(?)の緑SHに差をつけて塾内で学年トップをする状態になってくれています。また昨年の同期と比べものにならないほど意識が向上したのが緑MSと鯰江TK。すっかり注意されることなく勉強の質向上を望めるほどになっています。今福にやってきた茨田TAは自己ベスト更新をしています。何より、勉強に対してクラス全体が前向きなのが良いですね。

 中3は緑HMが順調に自己ベスト更新。毎日一番に通塾して勤勉している成果ですね。緑IMは数学が他教科と比べると得意ではないのですが、それを負けん気でカバーしているのが頼もしい。鯰江HKは点数以上に気持ちが乗ってきているのが良いですね。茨田北ISや茨田KCと特進クラスで切磋琢磨してください。高レベルな結果を期待しています。

2017年7月7日金曜日

最近の出来事

 今福の懇談会は佳境を迎え、初めて懇談でのどを痛めてしまいました。全力で回復に努めていますが、声を出すのが仕事なのでなかなかハードです。さて、最近の出来事を学年順に。

 まずは今福鶴見校舎。小4は大きな数の割り算を筆算でしています。個々の課題が浮き彫りになりました。スピードは速いものの、ミスをした結果正答率が悪くなっている子や、一度目の説明では理解は怪しいものの二度目の説明ではできるようになる子など、十人十色です。色んな状況を考慮してもスピードと精度に課題があるのは間違いありません。そこで制限時間1問1分程度で5問ほどやっていったところ、格段に全員の集中力があがりました。信賞必罰で「間違えた問題は居残りで間違い直しをしてから帰れる、または別の日にお呼び出し」という条件。みんな現金ですね…

 小5は最大公約数と最小公倍数について。理解度は悪くなく、どんどん進んでおり快調です。漢字の努力もほぼ全員がしてきており雰囲気が良くなりました。懇談会でも基本的に褒めることが多い学年。さり気なくれべるん高いことにもチャレンジできています。国語は算数よりも課題があり、記述式の答え方などが甘く徹底しようとしている期間です。

 小6算数は新単元の速さの問題についてやりました。初回なので公式には触れず、速さの概念についてで時速・分速・秒速の変換です。定番の足立のバイクの速さは時速360kmというところから。これを秒速にすると秒速100mで非常に意識しやすくなります。「1」と数えるだけで100m進むといえば、その速さをイメージしやすいのでしょう。

 中学生の出来事へ続く

2017年7月2日日曜日

期末テスト速報

 まだまだ出揃っていませんが、中間総括。

 中1はSS横堤OSNMは大台キープで中学の順位は上げてきそうです。もう少しミスが減ったり、点数への固執があれば学年トップに立つ日もあるでしょう。努力で点数が取れる定期テストはワンセの子たちで上位争いをし続けて欲しいです。

 中2は緑中に革命。YSAK.SHに勝ち、理科の解答結果次第で学年トップの可能性があるらしい。中1同様非常に楽しそうな雰囲気の彼ら。エンドレスでも授業後は超楽しそうな表紙で12時間勉強した後というよりユニバ帰りの子たちのよう。楽しく成績アップしているのは理想的です。

 中3は緑IM努力と結果が比例。鯰HKも悪くない勉強を始めています。また、HM.NKは入塾後の自己ベストを更新しています。蒲生はテスト結果がまだわからないですが、2人ともに自己ベスト更新を期待しています。

 茨田、茨田北、門真7中はほとんど返却されていないので後日改めて総括します。

懇談会

 塾講師の友人と懇談会について話す機会がありました。ワンセは選択教科が一切ないので、近況報告が中心です。それに対して、他塾の個別では受験生30万円、その他20万円をノルマに講習を受講させなければいけないとか、アンケートがあるからその評価を良くするために話さないといけないとか色々大変そうです。

 私は懇談会を通じて保護者の方の期待を感じ、絶対に裏切らないように精一杯頑張ろうと思っています。できるだけご家庭での子どもの様子や言動をお聞きして、個性を知りたいと思っています。本人が教えてくれなくても、実は強い意志での志望校があったり、将来の希望があったり、それを聞くたびに実現するためのお手伝いをしなくては、と感じます。

 ただ、私は負けず嫌いでもあるので、自分の知らない一面を教えていただくと、まだまだ知らないことだらけでダメだなと実感します。まぁ、保護者の方の知識に逆立ちしても勝てる訳ありませんが、出来る限り保護者の方でも知らない一面を探して、懇談会で子どもについて情報交換したいと思っています。

 そのためには専門である高校・大学・就活について最新知識を仕入れ、子どもたちをしっかり観察して個々と会話しなくてはいけないと強く思います。また、自分の言動が子どもたちやご家庭での影響力について知る度、襟を正して背中で引っ張っていかなくてはならないと改めて戒めます。

 久しぶりに会った卒業生でも、授業の雰囲気は変わらない、と異口同音に言ってくれます。子どもたちや授業に対するモチベーションが30年近く経っても下がらないのは保護者の方の子どもたちへの愛情を感じられるからです。私にとって懇談会は、自分の気持ちを一講師として新鮮にしてくれるものです。懇談会がストレスにならない保護者の方々に恵まれている良縁にも感謝しています。