2017年9月19日火曜日

高校レポート②&高校選びの基準

19日火曜日、共学高校の一押しだった大阪高校に行きました。来月の「OneSelfがおすすめできる学校だけの高校説明会」にご参加をお願いする予定でしたが、急きょ保留。旧樟蔭東や太成・明浄に似た雰囲気を感じました。校風2.5教授力3.5おススメ度3。補足しておくと先生方の子どもへの熱意は同等レベルの高校の中では最も熱く感じました。一部の子にはとても合っている高校だと思います。

 その後、アポなしでお隣の成蹊女子に授業見学をお願いしようと思いましたが、残念ながら文化祭の振替休日でした。その足で大阪産業大学高校に行きました。アポなしで行きましたが、年々質が上がっているように思います。校風2.5教授力2.5おススメ度3

 高校レポートの数値や選び方の基準について書きます。まず、大前提は自分の子どもだったとして、行かせたいかどうか、です。もちろん性別・偏差値は色々想定してのことです。教授力は偏差値35の学校と偏差値65の学校では見る基準が全然違います。子どもたちや保護者視線での「教授力」です。校風は茶髪や服装の乱れ及び授業態度です。授業態度は偏差値上位校では子どもたちが集中して、または積極的に授業に参加しているかどうか。偏差値下位校では寝ずに前を向いて話を聞いているかどうかです。

 高校選びで私が最重要視するのが「ウチの子たち」を見てくれるのか。自主性を尊重するだけの高校に行かせたいとは絶対に思いません。やる気がある子にはこんな凄いカリキュラムを用意しています、という高校も嫌です。某男子校はその「やる気」がある子は0.2%らしいです。残りの99.8%は自主性がないから勉強しなかった自己責任の子たちになるとのこと。それでいて私立です。そんな高校でも校舎がきれいだったり、全国的に有名な部活があればイメージだけは素晴らしい。塾説も煌びやかで昼食まで出せば馬鹿な塾長はイチコロです。私は自分の眼で見たものしか信用しません。または客観的な数値のデータは重宝します。恣意的なデータは全て精査してオリジナルを作成するようにしています。

 そしてお預かりしている子たちの個性(性格)や本人・保護者の方の考えを聞いて校風の合う学校をピックアップしてお勧めするよう心掛けています。進路相談のスペシャリストであり良きアドバイザーでいたいと思っています。高校は大学と違い行き直しが効かないので慎重にかつ、知識と情報の上書きに努めて、模範解答を追い続けています。

2017年9月14日木曜日

改:高校レポート①&最近の出来事

 秋の高校レポート第1弾。好文学園女子から。レベルは決して高いわけではありませんが、女性教育に力を入れており退学率の低さが際立っています。校風(茶髪率の低さ・授業態度)4教授力(先生の授業熱)3.5CP3おススメ度4。

 続いて上宮高校。先日の電話では塾業界への強いご協力の言葉を頂き、嬉しく思っていましたが、申し伝えがなく、言行不一致は不信感しかありません。校風3教授力3おススメ度3。

 台風が通過し多くの足跡を残していきました。被害の大きくならないことを切に願います。時系列は無視して学年順+エンドレスの出来事を書きます。

 まずは小3算数は割り算の確認。MTは夏休みとはうって変わって素晴らしい集中力です。ミスは微妙にありますが、多いというほどではありません。文章題の引っ掛け問題にやられず掛け算、割り算、足し算、引き算で何を使えばよいのかしっかりと考えているのが良いです。そこを更に刺激していこう思います。
 
 逆に4年生は計算問題の及第点0名。できることとミスしないことは全く別物。100点取れない子たちだということです。それなのにミスに対して認識が甘く「間違えちゃった~、テヘペロ」ぐらいの感覚なのが案じられます。

 小6算数はそろそろプレテストを意識しています。10月7日の大和田中、または10月21日の近大附属中学に参加予定です。意表をついて両方でもかまいませんが、期日が迫っており今から不安でいっぱいです。恥ずかしい点数を取ってこないで欲しいというのが切実な願いです。

 中学生は茨田中がテスト1週間前。茨田中学の特徴は男子が多いこと。つまり手抜きする子に気をつけないといけないということですね。宿題や課題の管理はうるさいほうだと思うのですが、それでも敵(?)も去るものでなかなか手ごわいです。ちなみに土曜日は諸口でエンドレス。久しぶりに1階も2階もフルメンバーで暑苦しい部屋でした。台風通過後の雨漏りが心配です。
 
 1年生は学校と塾の課題に追われています。計画的に物事を出来るようにならないといけません。学生の間に身につける必要があることの一つです。2年生は数学の過去問にチャレンジ。流石に一次関数はある程度仕込まれていて不安要素は少なかったです。欲を言えば9割を確実に全員超えて欲しかったところです。3年生は特進と標準の差が激しかったです。ミスをしないように全力で頑張ってもらわないといけませんね。

2017年9月13日水曜日

長所


あなたの長所は何ですか。エントリーシート(以下ES)の添削をするときの必須項目でしょう。好文学園女子の説明会で同議の「他の人には絶対に負けないものはありますか」というフレーズを目にして自問自答しました。「人よりほんの少し我慢できる」「しない失敗よりする失敗による失敗経験の多さ」「バイタリティー」「情報収集力」う~ん…
 
ただ、年々経験による妥協が入ろうとしています。そんなとき初心に戻り「自分が諦めたら全て終わり」と気持ちを入れ直します。また、時流は特に意識しています。子どもたちに偉そうに教えていることが世論や一般常識とどのようにずれているのか、自分の個々の意見は平均値や中央値とどのように乖離(かいり・「ずれ・違い」の意)しているのか、強く意識しています。
 
また、私の最大の武器の一つである情報も鮮度が落ちると意味なく上書きが必須です。その努力を維持し続けなくてはいけません。人はみな、興味がある時期には没頭することができます。それが強制されないもののとき、少し気が緩むとサボったり手抜きが発生します。維持できるアスリートがイチロー選手でありサッカーの三浦和義なのでしょう。ストイックな努力は継続することで偉大さが再認識されます。
 
どれだけでも手抜きできる塾稼業。先日、以前にお世話になった会社の同僚に「それだけ忙しければ儲かっていいな」と言われました。大手塾の6割程度の年間総額でオプションは全て無料であることを伝えました。私自身、どれだけ補習をサボろうともしようとも塾の売り上げは全く変わりません。むしろ楽でいいから受験学年以外は喜ばれるかも笑 
 
ただ、子どもたちに努力を求めているのに、言っている人間が努力していなければ重みがありません。だから私はいつまでも多くの勉強をして情報を増やします。みんなが慢心している時に走り続けて差をつけます。努力する亀()は才能のあるさぼるウサギには負けません。

2017年9月12日火曜日

最近の出来事

 月曜日は相愛、火曜日は清風中高の説明会に行きました。思うところはたくさんあるのですが、個別の高校については自粛します。月曜日は電話で私立高校の先生方とお話ししました。そこで私が愚痴ったのが「最近の高校説明会は面白くない。行っても校長・教頭・現場にいない塾・中学専門の渉外担当の話ばかりで現場が全く見えない」ということです。塾説はおつきあいなので足を運びますが、もう少し学校の中身が見える説明会にしてほしいと切に願います。また、私は多くの高校に与党と野党の関係だと伝えています。私は保護者の代弁者として気になる点や改善してほしいことばかり言います。時には辛辣な意見も申し上げます。お勧めしている学校はそういった厳しい意見に対して真摯な対応をしていただけます。逆に生徒数だけ集めて中身のないことをしている学校は人気(人数)をたてに言い訳をします。例外なく、数年後に廃れていきますが。

 さて月曜日、小学6年生の算数から。反比例の導入をしましたが、あっさりクリアしました。非常に出来が良く、頑張れる子たちになっています。小5もそうですが、この2学年は先生を育てられる子たちです。それなりにレベル差がありながら、課題をしっかりとこなせる子たちに恵まれています。ちょうど彼らが高校受験のときに新世代の先生が教壇に立っています。16代の卒業生の中で先生を育てられる学年は2世代。成長期の子を預かっている喜びを実感しています。

 時系列は狂いますが、中2数学は関数と角度のまとめ。緑SHYSが良い仕上がり。ちなみに課題テストは緑AKが満点。平均点でも90点あるかどうかに収まりそうで悪くない結果となりました。ようやくクラスも落ち着き勉強に集中できる状態になってきたように感じます。ただ中2のこの時期は中だるみがくるときで、片目をつぶっていかなくてはいけないと思っています。

 中3標準は国語の過去問。トップは緑HY。それでも6割ちょっとなので今後の伸びに期待ですね。先週と今週で志望校の話を個別にしていますが、ようやく現実が見えてきたようです。やっとか、というのが正直な感想です。今後の巻き返しに期待しています。

 ところで、夏休みの塾リンピックによる抽選結果を張り出していますが、抽選券を2枚しか持っていない中2旭東MCが驚きの2枚当選。確率は0.01%程度なのでしばらく分の運は遣ったように思います。


 

大阪の学力

 ネタとしてよくいうのが大阪は下から2番が好きだということです。まず、面積が全国で2番目に狭い。かつてはワーストだっだのですが、関空ができたときに埋立地として泉佐野市の面積が拡大したため香川県を抜きました。中学の教育レベルは安定の沖縄に次ぐ下から2番目を香川県と競っています。

 大阪府の中学生の教育レベルは非常にレベル差が激しいです。トップレベル校の先生方とお話をすると異口同音に「自主性」「思考力」などについて語ります。もっともだと思います。ただ、大切な大前提を忘れてはいけません。基本的な学力を有していること。その基本的レベルは定期テスト450点前後で、中学生の1割いるかどうかです。その層だけに通じる教育理論を振りかざして9割の子たちの現状に合わない指導をしている現状。

 小中学生は放置すると9割以上は勉強しません。勉強しなければ知的好奇心が刺激されず、眼前にある快楽におぼれます。大人でもそうでしょう。だからこそ、小中学生にはある程度の勉強をさせる必要があると思うのです。自主性を言うようになってから小中学生の宿題忘れは大幅に増えているように感じます。個人を見て、指導すれば宿題をして来る子も放置されて学力差が激しくなっているように感じます。

 翻って教育現場にいる私。宿題忘れや課題に対する適当なことは認めていません。それを毎回毎回注意すると「厳しい塾」「怖い塾」と言われます。意に介すことはありませんが、注意している時間が真面目に勉強しに来ている子に迷惑になることは非常に気にしています。1人の子を注意している時間を9割の子が犠牲になることに対してです。

 注意しないことは見捨てることだと思っているのでその都度注意します。みんなにも伝えてありますがルールを守らなければ何らかのペナルティが必要だと思っています。その一つの手段として叱ることがあります。叱られたら罰を受けたのだからそこでおしまい。または、何らかの課題を与えます。

 自主性を尊重してから自己管理やルールを守ることへの意識が低下して子が急増しているように感じます。9割とは言わず、7割の子は置き去りにしていく教育が現状。そして学習塾は金儲けの一環として機嫌よく通塾させることが第一の子守化しています。その結果が、大阪の学力差の現状です。大都市としてはありえないレベルの低さより、子どもに対する無関心、ひいては家族以外の愛情不足で育っている現状に一番の憂いを感じます。

2017年9月8日金曜日

9/7.8の出来事

 しばらく高校説明会行脚の日々です。慇懃無礼(いんぎんぶれい)ながらも名刺を置くだけや遅れての参加になっている高校もありますが、ご容赦ください。大阪桐蔭の塾関係者接待問題から手土産が質素になっていましたが、好景気の影響か再び過剰気味で無駄なところにお金をかけているなと思います。それでも木を見て森を見ない塾関係者には随分好評のようです。塾対象説明会(以下「塾説」)がここ数年本当に嫌いです。なぜなら、話す人と現場の先生が違うからです。

 かつて太成高校や啓光学園、大和田高校は本当に良かったです。何が良いのかというとお会いするたびに卒業生の現状を教えてくれていたことです。今や太成や大和田にその姿勢はありません。塾長の機嫌を取ることに夢中で子どもたちを大切に指導してくれているのかどうかを教えてくれないのは大きな不安です。小規模を売りにしているのに非常に残念です。とはいうものの、大和田はそれでもに良い学校なのは間違いないです。かつて、こんな高校だらけになったら予備校は潰れると思ったのが大和田と啓光です。更に啓光は良くなっているように感じます。大阪府内ではトップレベルの良さだと思いますが、原点回帰をしていただけると更にお勧めできる高校になります。

 小3はMTとマンツーマン。前半は計算ミスが多くて気になったのですが、それを指摘すると後半は一気にミスがなくなり、良い修正能力を見せてくれました。今後の伸びが楽しみです。

 小4は算数で先週に続き四捨五入の問題をしました。「~の位まで」「~の位を」の違いを完全理解させるのが難しい単元です。先週は調子が良かったのに今回は少し不調。ただ、最も難しい「百の位を四捨五入して20000になる数の範囲」を求める問題でOSTEがしっかりと理解できているようで感心。まあテストで全問不正解だったのは内緒です。

 小6算数は比例の確認。最近THのミスが減ってきました。ネタにされるのがわかってきたからでしょうか。私は授業の中でこまめに正解・不正解を挙手させてどの問題を間違えたのか確認しているのですが、男女比が3:7なのにミスをする比率は8:2なのは…

 中2国語は徒然草の本文解説。最近茨田KSが良いですね。惜しいのは中1までの基本が定着していないので理解度と点数が比例しないことです。

 中3特進は国語でトップ緑IMで鯰江HK、菫NYが続きました。数学では茨田北FSがトップ、二番手茨田NM、茨田北IS、NMが同点でした。最近菫NYが出来る問題が増えて点数が安定してきています。鯰江HKが伸び悩んでいるので早く突き破って欲しい壁です。

2017年9月6日水曜日

9/5.6の出来事

 過日、フェイスブックを見ていると、ワンセの卒業生と大学の同級生が同じ写真に写っており、ビックリしました。しかも場所は東京です。二人とも東京で働き、それぞれの友人が新郎新婦として知り合ったようです。いやあ世間は狭いですね。ほっこりした出来事でした。

 朝から成蹊女子高校の説明会がありました。昨年度の同校の説明会で「こんな私でも主役になれた」というフレーズが耳に残っています。本来、勉強ではあまりスポットライトを浴びることがなかった子たちが、授業の中で個性を発揮できる環境は非常に魅力的です。と、思っていたのに今日の説明会では何も伝わるものがありませんでした。もう一度しっかりと授業を見て、話を聞こうと思います。

 中3標準で早速成蹊女子で聞いたキャリアデザインについて話しました。キャリアデザインとは、将来どのような経験を積んでいくのか創造することです。それを学生のうちから、できれば早い時期にしておきましょう、ということです。経済学部出身の私は、大学の同級生社会人4年目になっています。友人の大半は有名企業務めか公務員です。ワンセの卒業生は残念ながらバツイチも未婚の母もいます。社会人として他人に迷惑をかけずに笑顔で過ごす毎日、これが卒業生全員へ願うことです。さて、どこまで彼らに響いたのか今日は神妙な顔つきでした。

 最後は中2全員数学。角度の問題を解いたのですが茨田KSが良いセンスで問題を解き珍しく(?)褒められていました。ちなみに鯰江SAも仲良く同じ発想で解いていました。先々週は緑SHが不調で本日は緑AKが不調。彼が間違えた問題をここぞとばかりに手を天井に突き刺す勢いで挙手しておきながら、間違えるという「お約束」をしてくれました。

 中3標準国語は公立過去問にチャレンジ。トップは緑HYNYFSが続きました。前回、非常に良い答案用紙を書いていた鯰江NMは次回に期待。国語は良くも悪くも一番フロックがある教科ですので、継続して良い点を取ってくださいね。
 
 中3特進は公立過去門にチャレンジ。トップは菫NYで及第点ギリギリ。その他は今後の努力に期待です。その後、有志で行った常翔国語では数学のリベンジを鯰江SRが実現。緑IM、鯰江HKも9割前後で良い結果。ただ、慣用句はみんな全然知識不足なのを露呈。「~を凝らしてじっと見る」という質問で緑NKは「肩」をこらすらしい。いやいや肩から物は見えませんし!それはただの肩こりでしょう。さらにこのメンバーに緑HMを加えて常翔数学にチャレンジ。もちろん満点狙いで、誰かゲットしたらお菓子パーティをかけました。果たして及第点はなし…公式を覚えていないレベルでしたのでまだまだこれからですね。まあ一日にたくさん解いたその心意気やよし!