2021年11月15日月曜日

秋の高校レポート⑧~明浄高校~

  早速レポート。校風2、授業態度2、教授力1、お勧め度1.5。1にならなかった理由は迷惑行為をする人がいなかったからです。しかし、今年見た中では居眠りしている率は一番高くて2割程度。これを上回る(?)学校は大商大ぐらいです。先生方に全く眼力を感じず、生気がないのが最も気になりました。一部の部活のみ魅力がありますが、お勧めできる理由が何もありません。ただ、校長先生だけが諦めていないので良い方向へ引っ張っていってくれればと感じました。

2021年11月4日木曜日

秋の高校レポート⑦~大阪高校~

 今日で今年最後のご訪問になるかもしれません。大阪高校です。校風2.5授業態度2教授力2お勧め度3。数値は決して高くないですが、高校への希望は十人十色です。偏差値が高めの高校だと勿論授業の濃さがポイント。逆の場合は退学率の低さを注視します。大阪府の退学率は例年3%前後。この数値は偏差値に比例します。文理学科や進学校で2%あれば危機的高さ。偏差値40前後の高校では3%で及第点。1%台なら驚異的に良い学校。2%でも充分良い学校です。この基準から大阪高校は充分良い学校です。

 大阪高校は主体性を重視する新しい学力観の先駆者です。探究コースでは先生方が試行錯誤してより良くしてやるという強い意志が伝わりました。主体性を重視すると授業に参加しなくなる子は一定数発生します。その代わり抑えつけられていないので、迷惑行為をすることは少ないです。全員を振り向かせる授業は厳しいですが、そんな中での授業風景として良かったです。

 高校に目的意識はないながら何かを探したい、というニーズに応えられる学校です。他の高校同様、少し元気がなくなっていたのが気に留まりました。

2021年10月26日火曜日

秋の高校レポート⑥~大阪産業大学付属&関大北陽~

  昨日、朝から大阪産業大学付属高校に行って来ました。信愛に「産大返しの門」があったのは「今は昔」です。そんな産大附属は校風3.5授業態度3教授力3お勧め度3。弟の大阪桐蔭と比較すると「良い人(先生)」が多いです。大阪桐蔭はどこまで本当か常に腹の内を探り合う感じ。本当に落ち着いた高校になってきました。惜しむらくは「私立ならではの良さ」という点で決め手に欠けること。関関同立に特化した学科があれば非常にお勧めできる学校です。

 昼からは関大北陽に移動。男女比2:1でワンセの逆です。一部男子のみのクラスもあります。そんな関大北陽は校風4.5授業態度4教授力3お勧め度4。予備校なしでの関大以上の大学進学は厳しいですが、以前ほど男子のイメージが強くなくなりました。何より希望者の9割が関大へ内部進学できるシステムは魅力的です。

 関北は卒業生がそれぞれの学年でお世話になっている高校です。テスト結果が良く、トップグループを維持できているようで何より。現在3年生の子がまだ決まっていないのが案じられます。1年生のKHYAは塾内よりも明るく素敵な笑顔だったのが印象的です。3年のOMも精神的な成長をとても感じます。充実した高校生活を過ごしているのは本当に嬉しいです。

2021年10月21日木曜日

秋の高校レポート⑤~常翔啓光~

 校風4.5授業態度4教授力4お勧め度4.5。教授力はほぼ最高評価の4.5か迷うほどでした。大半の先生が授業をしっかりしている姿は今年一番の感動です。しっかり授業をしている姿は全然当たり前ではなく、先の近高では40クラス近く見た中で3人でした。それでもマシな方です。ちなみに4になった理由は一番若い先生が最も年寄り臭い授業をしていたからからです。そして成長の余地を感じず、それが啓光の行く末と軽くかぶりました。もちろんそんなことはないと信じたいところ。若手から向上心を感じない点以外は今年一番。ちなみに昨年一番は興国でした。何より良い意味で明るい(雰囲気の)学校を見たのが今年初めてです。勝手に決める今年の「一番勢いのある高校」で、昨日の大和田と比較し「陰と陽」という雰囲気。学校を出た瞬間、寂寥感なのか爽快感なのかですね。パワーを頂きました。

 ところで、先日、高校訪問中に研修を受けている先生を見ました。初々しく微笑ましい光景、と言いたいところですが大きな疑念が生じました。指導する先生が生徒役で模擬授業をするという超定番内容ですが、ずっと教材か片手に朗読しているだけ。ワンセには超少量の講師マニュアルがあり、教材を持って授業することは禁じています。なぜなら教材が気になり生徒を見なくなるからです。授業する前に「台本」を叩き込んでおくことは「イロハのイ」。つまりこの先生は授業準備を怠り、研修の前の練習をしている状態です。その学校の授業に対する意識の低さがわかった瞬間でした。授業には期待できないことが続くのでしょう。

 

2021年10月20日水曜日

秋の高校レポート④~旧大阪国際大和田高校~

  校風3授業態度3.5教授力3お勧め度3。極めて平均的な高校になりました。かつての大和田を知っているだけに非常に残念で寂寥感があふれています。先生の熱量がかつての数分の1。ここしか知らなければ落ち着いた高校と評しました。校長が「落ち着いた学校でしょう」おっしゃったので「悪い意味で落ち着きました」とお応えしました。15年程前に感じた「こんな(素晴らしい、かつ個々を見る)授業をする学校ばかりになったら予備校はいらなくなる」と震撼した授業は栄枯盛衰なのでしょうか。新校に向けて新校舎以外のプラスが全く感じられません。

 先日より大谷に始まり、近高・興国・大和田にご訪問させていただきましたが、いずれの学校の先生も元気がありませんでした。「疲れていますか」と聞きたいぐらいお疲れモードです。間違いなくコロナで現場が疲弊しているのでしょう。それが子どもたちに伝播しないわけがありません。「人の振り見て我が振り直せ」と言いますので私は、ワンセはアクセルを緩めずに理想を追及しなくてはいけないと実感しました。

2021年10月19日火曜日

秋の高校レポート③~興国高校~

  昨夜以来、トイレの水問題が発生しています。応急処置を施して仮使用可能な状態です。

 今日は興国高校に行って来ました。校風3.5授業態度4教授力4.5お勧め度4.5。授業態度及び教授力はスポーツクラスや推薦組は除きます。これは全校共通です。先生の熱量が今年見た中では一番でした。プロジェクター普及により黒板(ホワイトボード)を注視して授業し生徒の方を見ていない先生が9割以上です。例えば常翔高校のトップクラスの授業でも生徒を見ずに話を続けていました。ちなみに記憶にあるワンツーは旧啓光学園高校と3年前までの大和田高校です。

2021年10月18日月曜日

秋の高校レポート②~近畿大学付属高校~

  昨日から突然寒くなり、壊れたスマホの買い替えにバイクでヨドバシに行くと冬を感じました。そんな月曜日は近畿大学付属高校へ。少しチャレンジして裏道を走ると、やはり一方通行だらけで却って時間がかかりました。中央環状から行くのが遠回りですがダントツで速いです。

 そんな近高レポート。校風3.5授業態度2.5教授力2.5お勧め度3.5。お勧め度とその他の数値がリンクしない絶対無比な近畿大学に進学できるからです。近高以上の大学進学を考えると予備校が必須に近いので、くれぐれも慎重に決めたもらいたいところ。ただ、今年初めて授業を見て「おっ!」と思える先生が3人いました。熱い授業をする先生を見れたのは収穫です。全体の1割以下ですが…近畿大学進学以外の多くを求めてはいけません