2021年10月21日木曜日

秋の高校レポート⑤~常翔啓光~

 校風4.5授業態度4教授力4お勧め度4.5。教授力はほぼ最高評価の4.5か迷うほどでした。大半の先生が授業をしっかりしている姿は今年一番の感動です。しっかり授業をしている姿は全然当たり前ではなく、先の近高では40クラス近く見た中で3人でした。それでもマシな方です。ちなみに4になった理由は一番若い先生が最も年寄り臭い授業をしていたからからです。そして成長の余地を感じず、それが啓光の行く末と軽くかぶりました。もちろんそんなことはないと信じたいところ。若手から向上心を感じない点以外は今年一番。ちなみに昨年一番は興国でした。何より良い意味で明るい(雰囲気の)学校を見たのが今年初めてです。勝手に決める今年の「一番勢いのある高校」で、昨日の大和田と比較し「陰と陽」という雰囲気。学校を出た瞬間、寂寥感なのか爽快感なのかですね。パワーを頂きました。

 ところで、先日、高校訪問中に研修を受けている先生を見ました。初々しく微笑ましい光景、と言いたいところですが大きな疑念が生じました。指導する先生が生徒役で模擬授業をするという超定番内容ですが、ずっと教材か片手に朗読しているだけ。ワンセには超少量の講師マニュアルがあり、教材を持って授業することは禁じています。なぜなら教材が気になり生徒を見なくなるからです。授業する前に「台本」を叩き込んでおくことは「イロハのイ」。つまりこの先生は授業準備を怠り、研修の前の練習をしている状態です。その学校の授業に対する意識の低さがわかった瞬間でした。授業には期待できないことが続くのでしょう。