2021年11月23日火曜日

最近の出来事

  例年の秋の遠足の代わりに行った木下大サーカス。それでもアウトドアには連れて行ってあげたいとずっと思っています。勉強だけではなく、たくさんの経験や思い出を残してほしいです。紅葉の季節を非常に混雑するので、少し遅らせて冬の伊勢神宮参拝&食べ歩きなどはどうかなと思案中。中3もずっと勉強勉強ですから、息抜き&思い出作りに合格祈願を兼ねていこうかと思っています。

 さて、今回は小学生の出来事から。小4は「分数」の導入をしました。足し算・引き算をしましたが、帯分数の計算で少し頭が整理できていない子がいましたが、年内には完全定着をしたいと思っています。学校のテストでは100点報告が多いのですが、文章題の応用が課題です。小5は新入生TTMTUMを引っ張ってくれています。宿題でわからないところも考える時間が増えました。共通の課題であったスピードもすこしずつ速くなっています。小6はプレテストを受験し、予想通りの結果。国語がもう少し点数を稼いでほしかったところ。詳細は懇談でお伝えしようと思います。

 中学生の課題は全学年共通で勉強する雰囲気に乗り遅れた少数派の子たち。ずっと差し出し続けてきた両手ですが、どうしても勉強から離れたい気持ちが強くなるならば、どこかで片目を目をつぶっていく必要があるのかもしれません。

2021年11月21日日曜日

最近の出来事

 ようやく受験生の志望校がほぼ決まり、実力をつけていくのみになっています。コロナ騒動は小休止の様相ですが、安心はできませんのでワンセとしてはあまり変わらぬ対応となっています。

 中3はほとんどの学校で最も大切な実力テストを終え、五ツ木の模試も天命を待つのみです。緑HAMYがツートップで独走している状態です。クリスマスロトくじが過去問トップの子にプレゼントしておりHAが毎日数枚持って帰る状態です。少し気になるのが私立専願を決めて油断しているように見える子。専願だから絶対合格できるわけではないので最後の追い込みをかけていきます。この二人に続くのが緑SEMS。最後にしっかり実力をつけて欲しいところです。

 中2は緑SSが独走状態。ここに数学は特進と標準に分けていましたが、テスト後には「C問題及び難関私立特待対策」「特進」「標準」に3分割する予定です。最近緑FRが前向きな姿勢を見せているのが嬉しいところ。緑KJや鯰江SYは少し慣れてきて勝手がわかり始めたようです。今後に伸びに注視しています。

 中1は中だるみ状態。良い状態の子はいなくて悪くないのが緑OYIH。特進数学はレギュラーではなく、補習扱いでの開講となりました。読解力に課題を感じる学年だけに、文章題で苦労しています。努力しても即結果に出ず、モチベーションの維持に苦しんでいる子もいます。世界の王貞治さんの台詞です。「努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか。」名言です。

 endless改革の真っ最中で、12時間強制で勉強させることを止めて1年半が過ぎました。それまでは集中力が途切れたり不勉強の子を叱咤して勉強させていました。全員を引っ張るには悪くない方法です。それでも「集中できる自習室」にこだわっており、手が休まることが周りに見える影響を考えるようになりました。今は、真逆の「やる気がある子だけテスト直前の日曜日の自習室利用OK」に変更しました。学校の提出物や塾の課題が終わっていない子は、まず最低限度のことを自宅で終えてきてください、という趣旨です。中1が誰もいない自習室で私語をして雷を落とされるのはかつての風物詩でしたが、警告を与えて次回からは自習室使用禁止令にしています。

 また、コロナ禍でご飯を食べることを避けたく13時始まりで19時終了にしています。この時間だけでは全く足りません。学校の提出物と塾の課題だけでおしまいです。午前または帰宅後の家庭学習が必須です。前回の中間テストでは家庭学習をしていなかった報告を受け、テスト後に話し合いました。「喉元過ぎれば…」にならないよう月曜日にしっかりと釘を刺しておこうと思います。

 ところで、口内炎が出来て3日ほど経ちます。厄介なことに一度できて大きくなるとしばらく治りません。かつて1センチ以上の大きな口内炎ができたときは1か月以上治りませんでした。ショコラBBも塗り薬も貼る対応のタイプのも全く効きません。唯一効果があるのは初期にイソジンうがいをすることぐらいです。少し話すのも痛むので明日からの授業に戦々恐々としています。昨日・今日機嫌が悪く見えたかもしれませんが、痛みで顔が引きつっていただけで機嫌は良いです(笑)

2021年11月15日月曜日

秋の高校レポート⑧~明浄高校~

  早速レポート。校風2、授業態度2、教授力1、お勧め度1.5。1にならなかった理由は迷惑行為をする人がいなかったからです。しかし、今年見た中では居眠りしている率は一番高くて2割程度。これを上回る(?)学校は大商大ぐらいです。先生方に全く眼力を感じず、生気がないのが最も気になりました。一部の部活のみ魅力がありますが、お勧めできる理由が何もありません。ただ、校長先生だけが諦めていないので良い方向へ引っ張っていってくれればと感じました。

2021年11月4日木曜日

秋の高校レポート⑦~大阪高校~

 今日で今年最後のご訪問になるかもしれません。大阪高校です。校風2.5授業態度2教授力2お勧め度3。数値は決して高くないですが、高校への希望は十人十色です。偏差値が高めの高校だと勿論授業の濃さがポイント。逆の場合は退学率の低さを注視します。大阪府の退学率は例年3%前後。この数値は偏差値に比例します。文理学科や進学校で2%あれば危機的高さ。偏差値40前後の高校では3%で及第点。1%台なら驚異的に良い学校。2%でも充分良い学校です。この基準から大阪高校は充分良い学校です。

 大阪高校は主体性を重視する新しい学力観の先駆者です。探究コースでは先生方が試行錯誤してより良くしてやるという強い意志が伝わりました。主体性を重視すると授業に参加しなくなる子は一定数発生します。その代わり抑えつけられていないので、迷惑行為をすることは少ないです。全員を振り向かせる授業は厳しいですが、そんな中での授業風景として良かったです。

 高校に目的意識はないながら何かを探したい、というニーズに応えられる学校です。他の高校同様、少し元気がなくなっていたのが気に留まりました。

2021年10月26日火曜日

秋の高校レポート⑥~大阪産業大学付属&関大北陽~

  昨日、朝から大阪産業大学付属高校に行って来ました。信愛に「産大返しの門」があったのは「今は昔」です。そんな産大附属は校風3.5授業態度3教授力3お勧め度3。弟の大阪桐蔭と比較すると「良い人(先生)」が多いです。大阪桐蔭はどこまで本当か常に腹の内を探り合う感じ。本当に落ち着いた高校になってきました。惜しむらくは「私立ならではの良さ」という点で決め手に欠けること。関関同立に特化した学科があれば非常にお勧めできる学校です。

 昼からは関大北陽に移動。男女比2:1でワンセの逆です。一部男子のみのクラスもあります。そんな関大北陽は校風4.5授業態度4教授力3お勧め度4。予備校なしでの関大以上の大学進学は厳しいですが、以前ほど男子のイメージが強くなくなりました。何より希望者の9割が関大へ内部進学できるシステムは魅力的です。

 関北は卒業生がそれぞれの学年でお世話になっている高校です。テスト結果が良く、トップグループを維持できているようで何より。現在3年生の子がまだ決まっていないのが案じられます。1年生のKHYAは塾内よりも明るく素敵な笑顔だったのが印象的です。3年のOMも精神的な成長をとても感じます。充実した高校生活を過ごしているのは本当に嬉しいです。

2021年10月21日木曜日

秋の高校レポート⑤~常翔啓光~

 校風4.5授業態度4教授力4お勧め度4.5。教授力はほぼ最高評価の4.5か迷うほどでした。大半の先生が授業をしっかりしている姿は今年一番の感動です。しっかり授業をしている姿は全然当たり前ではなく、先の近高では40クラス近く見た中で3人でした。それでもマシな方です。ちなみに4になった理由は一番若い先生が最も年寄り臭い授業をしていたからからです。そして成長の余地を感じず、それが啓光の行く末と軽くかぶりました。もちろんそんなことはないと信じたいところ。若手から向上心を感じない点以外は今年一番。ちなみに昨年一番は興国でした。何より良い意味で明るい(雰囲気の)学校を見たのが今年初めてです。勝手に決める今年の「一番勢いのある高校」で、昨日の大和田と比較し「陰と陽」という雰囲気。学校を出た瞬間、寂寥感なのか爽快感なのかですね。パワーを頂きました。

 ところで、先日、高校訪問中に研修を受けている先生を見ました。初々しく微笑ましい光景、と言いたいところですが大きな疑念が生じました。指導する先生が生徒役で模擬授業をするという超定番内容ですが、ずっと教材か片手に朗読しているだけ。ワンセには超少量の講師マニュアルがあり、教材を持って授業することは禁じています。なぜなら教材が気になり生徒を見なくなるからです。授業する前に「台本」を叩き込んでおくことは「イロハのイ」。つまりこの先生は授業準備を怠り、研修の前の練習をしている状態です。その学校の授業に対する意識の低さがわかった瞬間でした。授業には期待できないことが続くのでしょう。

 

2021年10月20日水曜日

秋の高校レポート④~旧大阪国際大和田高校~

  校風3授業態度3.5教授力3お勧め度3。極めて平均的な高校になりました。かつての大和田を知っているだけに非常に残念で寂寥感があふれています。先生の熱量がかつての数分の1。ここしか知らなければ落ち着いた高校と評しました。校長が「落ち着いた学校でしょう」おっしゃったので「悪い意味で落ち着きました」とお応えしました。15年程前に感じた「こんな(素晴らしい、かつ個々を見る)授業をする学校ばかりになったら予備校はいらなくなる」と震撼した授業は栄枯盛衰なのでしょうか。新校に向けて新校舎以外のプラスが全く感じられません。

 先日より大谷に始まり、近高・興国・大和田にご訪問させていただきましたが、いずれの学校の先生も元気がありませんでした。「疲れていますか」と聞きたいぐらいお疲れモードです。間違いなくコロナで現場が疲弊しているのでしょう。それが子どもたちに伝播しないわけがありません。「人の振り見て我が振り直せ」と言いますので私は、ワンセはアクセルを緩めずに理想を追及しなくてはいけないと実感しました。