2020年2月24日月曜日

私立中高総評前編

 私立中学は開明中学に2人とも無事に合格してくれました。一人は姉に続き小6から本格的に勉強を始めました。もう一人は小5から入塾。当初は大阪女学院を希望していたのですが、一緒に勉強しているなかで上を目指したい気持ちが強くなり入試直前に志望校を変更しました。中学受験は基本的に本命を決め浮気(併願)なしです。今年は上を目指したいという溢れる向上心があったので応援しました。目的意識もあるので大学入試までやり遂げてくれるでしょう。

 では、どのように志望校を決めていったのか振り返っていきま。(ワンセではどのように志望校を決めているのですか。どうして文理学科受験が少ないのですか。という質問があったので)。ちなみに長いうえ、内々のお話なのでご興味のない方はスルーしてください。

 まず、国公立大学を狙える子は大和田か常翔啓光かの2択でした。ちなみに男子校でもOKなら興国もありです。この3校の共通点は本当に子どもたちを見てくれるところ。高校に行って伸ばしてもらえる可能性が高いからです。ある子は常翔啓光が良いと思いました。個性的な性格を含めてケアしつつ伸ばしてくれるのは公立では浮いてしまって無理だからです。大和田はかつてほど一人ひとりを大切にしていません。それでも合格実績はレベルの高い子が入学したことによって伸びる余地はあります。特待生になった男子2人は常翔啓光または大和田ならどちらもで伸びると感じたので本人の意思を最優先しました。ただ、前提に「内部進学のある関大系列や近高か、高校でガリガリ勉強するか」で後者を選んだことがあります。ちなみに開明でも問題ないと思いましたが、勉強するしないの判断が子ども任せになりすぎるので若干危惧しました。高専を選んだ子は決めていたので割愛。コツコツ勉強できる才能はある子は瞬発力に欠けます。大和田で敢えて文理に行き、3年間地道に勉強することによって指定校推薦を得られる可能性が一番高いのでお勧めしました。器用ではないので国公立大学の全教科均等に勉強するのは苦手だからです。

 看護希望の子は特定されすぎるのでぼかします。済生会の付属学校へ進学希望でしたので、そこに強い信愛をお勧めしました。他には特待生制度の充実と留学生から選んだ子もいます。高校でのカリキュラムの充実と校風、特待生の総合から大和田を勧めました。もう一人の子は中学の様子を見て高校でガリガリ勉強できるタイプではないので近高や関大系列を勧めました。