2017年3月17日金曜日

合格発表の日、公立高校一般試験分析

 卒業旅行から帰ってきて10時間、朝一番の吉報は緑HA・Hから。感極まった吉報は幸先良く非常に嬉しかったです。その電話の間に10数件以上の着信履歴があり、茨田IY、放出YH、鯰江NE,茨田北YR、緑HY・H、茨田YSKM、茨田北NS、FY、茨田SR、YSKM、緑NA、緑IH、茨田北IK、茨田北TRから続々吉報が!!合格本当におめでとう!!

 さて、今年はC問題の英語がずいぶん話題になっていました。問題量が増え、リスニングもボリュームが増えました。結果、英語でかなり得点差が出ました。中学校レベルで「英語が得意で実力テストでも80点はある」ぐらいの子は軒並み苦しみ低得点で終わったでしょう。数学はよほど得意でなければ時間対効果が最も悪い教科です。文理学科設置校でも5教科の中で最も平均点は低いと予想されます。国語C問題は記述対策をしっかりして、旧作文風の考えを書く対策をしていれば何とかなる内容でした。英数国のC問題はどの教科も苦手であれば10点台連発の結果になっています。対して、英数国のB問題は中学校レベルの少しの応用問題で非常に対策がしやすい内容の問題ばかりでした。B問題の国語なら東高校受験者は軒並み8割前後取れていました(ワンセ生限定)今年度の数学でも大手前受験者より点数は高いと思います。

 塾業界としC問題対策は難しいですね。まず個人塾・個別では対応できません。問題が2点。1点目として入試問題が特殊すぎて対策できるスタッフがいない点です。今どき教材研究にだけ自由に時間が使える塾(会社)などないでしょう。2点目として、C問題対象の生徒が少なく若干名のために先生の時給を払えないという点です。会社としていただいた費用以上の経費をつかえない、ということですね。近隣のいくつかの老舗個人塾では2年連続大手前または四條畷受験者は半分以上が残念な結果に終わっています。緑中や鯰江、菫中の北野大手前四條畷の不合格者数は異常です。今年度の緑中は北野大手前高校は素晴らしい合格実績ですが。
 
 ちなみにワンセはもちろんC問題対策をしています。最少数の受験学年だったときは7人でしたが、それでも数学は3種類に分けていました。大手前文理学科、私立難関、公立後期対策です。足立を筆頭にメイン業務は教材研究です。昨年、8年ぶりに出した大手前不合格者。あの日の気持ちは一生忘れません。志望校合格以外の目標はありませんし、そのためにできる限りのことをします。補習は無料ですから、先生が頑張ってくれると経費は上がります。先生サイドの補習をしてあげたいという気持ちに子どもたちが応えてくれるなら費用の計算なんかしたことありません。経営者としてはダメダメですね。でも、教授力(教える力)だけならどこにも負けないという自負があります。社会人経験の大半を教材研究に費やしているのですからね。本来の専門である国語の記述でワンセ生は間違いなく合格者平均点を大幅に上回る平均点を取っています。これからも結果を出し続けられる塾でありたいと思います。今年度の入試結果では合格率が約99%、つまり1名が残念な結果に終わりました。来年こそは絶対全員合格するために今から精進します。