2021年6月3日木曜日

志望校の選び方

  昨年、受験生のエンジンのかかりの悪さを嘆いていました。やっと受験生らしい雰囲気になったのは年を明けてから。チャレンジテストも問題の難易度から推して、平均点がとても低かったです。つまり今の中2・中3はとてもレベルが低いということです。いつも通りだったワンセの子たちは周りが下がった分、相対的に順位が上がり評定が想定以上に良く「5」が連発していました。当該学年では上の方に行くでしょう。このツケは大学入試で浪人生との争いになったとき顕著になります。それを危惧して、できることをしなくてはいけないと焦っています。

 余談が長くなりましたが、高校の選び方です。

1.(国公立・関関同立など著名な)大学進学するのどうか

2.進学するなら公立高校+予備高校か、私立高校か

※文理学科でも予備校は国公立で高2夏、私立なら高3から通塾必須

3.私立高校選択なら更に3択

(1)大学附属で普通に過ごせば大学進学が保証(関大北陽・近大付属高校)

(2)指定校推薦の多い高校を選択

(3)勉強をガリガリできる環境

 ちなみにとりあえず公立高校とお考えの場合は、今は普通科ではなく総合学科の時代です。また、どんなに面倒見の良い私立高校でも勉強する前向きな気持ちがない場合は置いていかれます。開明・桐蔭・大阪国際大和田のように入学時の偏差値がそこそこ高くても、在籍するだけで国立に行ける雰囲気を妄信(洗脳ともいう)し、現実に気づくのが高3の冬になるとどうしようもありません。

 もし、私立高校(専願)をお考えの場合はお子さま自信がどういう高校生活を送りたいのか明確なビジョンを持って受けてください。公立高校の場合は勉強は高校に頼らず、予備校(塾)に行き、勉強をやり始める時期を明確に決めてください。保護者の方へのお願いは「ブレない方針」です。一番避けていただきたいのは「部活等プライベートも充実させ、勉強も頑張って欲しい。大学は関関同立ぐらいは…」関大北陽以外へ進学した場合、最も非現実的になります。部活をする場合は余った時間は勉強に費やす・引退の時期とそこからの追い上げは必須です。