2023年2月4日土曜日

卒業生へ~贈る言葉①~

 緑SS

 いつの間にか当代最古参になった。女性のような繊細さと男性独特のワイルドさを併せ持つ。自信と傷心が表裏一体なのは思春期だからか。

 高校生になってからも、その後も沢山傷つく経験を積めば良い。失敗経験は何にも勝る大きな糧に変えられるもので、それができる人だ。既に空気を読めるのは素晴らしいが、ブレーキにする必要はない。

 傷ついた分、人に優しくできるよう嫌な経験を連鎖させない。大きな可能性を秘めているのかだら、良く利くブレーキはもったいない。

IS

 ワンセ歴は比較的短い分、色んな意味で色がついていない。つまり独創性がある。自分で考えて行動する機会を多くした。

 創造力は誰にでもあるものではない。むしろ特殊能力の一つだ。これからも自由な発想で多くのことにチャレンジしてほしい。そのためには種類の異なることにも好奇心と行動力を発揮することだ。

 既存の常識にとらわれない新らしい道を切り拓ける可能性を充分に秘めている。齢を重ねる毎に新発見をしていこう。

茨田ST

人見知りで卒業を控えても会話する機会が多くはなかった。マイペースは許される環境とそうでないものがある。

 コミュニケーションを図ることが得手でないなら、新しいコミュニティになる高校生から変われる大きな機会だ。もし、それを望まないなら補えるだけの何かを探して高校生の期間で見つけよう。

 得手・不得手は万人にある。大切なことは自分がどの分野に秀でていて、どの分野に疎いのか意識し立ち位置を確認することだ。

MN

 15歳までに多くの経験し、多くの感情に接してきた。時には消化できないこともあり、得体のしれないプレッシャーを感じることもある。

 ケ・セラ・セラ、そこまで深く考え込むことはない。他人はそこまで干渉してこないし、多数の人は感受性がそこまで豊かではない。同じ人でも時と場合によって本当の感情と異なる一時的な感情を口走ることもある。

 それらに一喜一憂しない。自分を大切にしてくれる人をずっと大切にする。逆も然り。私は、何があってもずっと味方する。