2024年2月4日日曜日

最近の出来事~受験生~

 何気なく、受験生の過去問演習量を調べてみました。2/1時点で240本以上は解いているらしいです。ちなみに国語数学社会だけで私立高校理科英語は含んでいません。

 そんな今年の受験生は色々新しいことを取り入れた学年です。中1当時は宿題のやり方や時間について厳しく対応しました。社会に出たとき、ダメ出しをされることを中学生の間に何とかしようと躍起になった最後の学年でもあります。今は、遅刻・宿題の手抜きで厳しく注意する機会は激減しました。そんなことが望まれる時代は終わったのです。

 ー閑話休題ー

 今、私立中学の子がC問題対策に参加中です。ワンセっ子は一年前まで全教科歯が立たず、影さえ見えない程に離されていました。保護者の方は友人でもあり、ワンセスタッフでもあったので「今の状態で参加しても良い刺激を与えられない」旨を屈辱感と共に伝え、中3の冬を目途に仕上げると決めていました。それでも、中2の冬になっても全く文理学科レベルの教科の子はいませんでした。

 果たして、理科・英語の進化が目覚ましい1年間となりました。特進・標準に分けず全員参加しているのに、歴代最高点を更新することが多く、平均点に至っては過去の文理学科受験組に全く劣っていません。数学では、数学的センスがないと嘆いていたものの、地道な努力の継続効果でクラス全員が成長しています。兄姉がワンセの卒業生が多く、特に入塾前は「兄姉ほどには…(できません)」と言われてきたのに、ほぼ全員が兄姉超えの点数を取っています。

 各教科担当の教材研究と諦めない姿勢が奏功しているのでしょう。普通の子たちがC問題を解けるようになるまでを目の当たりにし、一講師として本当に嬉しいです。ウチのスタッフはみんな気が強く、負けず嫌いです。過去の平均点を常に意識し、それを超えられるように切磋琢磨しています。五ツ木の全生徒平均偏差値62は、集団授業塾ではどこにも負けない自負があります。それを入塾テストなしで達成しているのはみんなの努力の賜物。

 良く聞かれる成績アップの秘訣は「集中して聞く授業」「集中できる自習室」「演習ノート(管理)の徹底」です。ハッキリ言って、講師の性格がかなり重要なので他塾がシステム化しても成功する姿が想像できません。ワンセの先生ぐらいの素養や性格の先生を揃えることは現実的ではないからです。

 また、自習室の集中力はいつでも見てもらいたいほどです。私が来客応対して、無人でも私語が聞こえるようなことはありません。他塾生の保護者の方がいらっしゃたら、是非聞いてください。「授業中、みんな集中して話を聞いている?」「自習室はみんな静かに集中して勉強している?」みんな、というフレーズを強調して聞いてください。

 親ばかなので、私の自慢は、スタッフ全員の姿勢と子どもたちの努力の軌跡です。でも、自信を持って言えます。「ワンセの子たちはみんな、きちんと勉強しています」「ワンセの先生は感情移入しながら常にベストを模索して授業しています」と。ワンセの子たちが成績が上がっているのは勉強の質と量が違うからです。それを結果で証明しています。いつまでもそんな塾であり続けたいです。