2024年2月9日金曜日

楽しい

 最近(ずっとですが)この仕事をしていて楽しいです。

 小中学生を見て既に30年を超えました。ど根性ガエルの町田先生が「教師生活25年~」から始まるフレーズを、当時は永遠のように長期間だと感じていましたが、一瞬です。ちなみに何が楽しいって、子どもたちの成長です。どこよりも成績を上げ、どんな塾よりも真面目に授業している自信がある私だから言えます。「勉強は大切だけれど、もっと大切なことはある」と。挨拶がきちんとできる、約束を守る、親に感謝する、悪意のある嘘をつかない、自分を信じてくれる人を裏切らないetc…。

 私が決めているマイルールの一つに信頼を裏切らない、というものがあります。ワンセは基本的に全て性善説です。最近、ミーティングをしていると、一部の子たちに少し中だるみの兆候があるように感じます。私以外の担当は優しい講師が多いので、みんなにそんな話をしました。「〇〇先生が、授業終了近くになると、解説中なのに帰り支度を始めようとする子がいて悲しいと言っていた」という内容です。また「部活による遅刻欠席はOK。でも、遅刻時は出来るだけ準備は急いでして欲しい。長めに家でくつろぐのはワンセの思惑とは違う」「補習の補習はしない。事前に連絡のない補習の遅刻・欠席は最も先生のモチベーションを低下させる」などです。

 小中学生にモチベーションの波があるのは当たり前です。それでも、そんな話をすると前向きに聞いてくれたり、「しまった…」という顔をしながら聞いているのが楽しいのです。素直な子たちだな、こちら(講師陣)が思ったり悩んでいることを伝えると真っすぐに響くね、などと感じられるのが楽しいのです。この仕事を飽きることがない理由の一つです。