2024年3月19日火曜日

合格発表の出来事

 朝一の吉報はKYから!第一希望の学科で無事合格!続いてはRSからの吉報!!直後にはTHも廻し合格なしで第一希望での吉報!!そしてOYROからの吉報が続き、MAからも実は入試の手応えがとても良かったという話と共に吉報が舞い込み、公立一般7年連続、文理学科8年連続全員合格です。しなければいけないことは多いのですが、少し余韻に耽ってsay to oneself.

 今年の卒業生が中1のときは遅刻・宿題などに厳しく対応してきた時代でした。1年生のときに退塾勧告をした人も数名いました。小6のときからコロナ禍でアルコール消毒のお願いをしても守ってもらえない子がいて、なぜか医療従事者のご家庭ばかりでやきもきしたものです。世界中が健全な状況ではなく、心のケアの必要な子が多かった時期でもあります。

 受験生の秋になる頃には受験一色で頑張っていました。理科担当原、英語担当井川、また福島・佐々木のサポートがありました。全講師が一丸となって勉強を鍛え、その他気づいたことは耳が痛くとも注意していきました。打てば響く子たちですから。

 結果、公立も私立も無事に廻し合格なしで全員合格は何にも勝る吉報です。難関私立でも公立B問題でもC問題でも合格者平均点を上回る点数を取ってきていると信じています。咲くやこの花と都島工業、東がB問題ですが、おそらく全員の平均点でも東理数高校の合格点は余裕で届いているでしょう。全員、東理数の合格最低点を上回っていても驚きはありません。C問題では数学は全員、全部解けたと言っていました。理科も満点宣言をしていた子がいるほどです。

 本当に英語理科の伸びが顕著な一年間でした。経験からくる諦めがない若い講師なのが奏功したのでしょう。数学・国語も貯金を作れる教科になっていました。「授業に力を入れている塾」のキャッチフレーズに偽りがなかったことを、みんなの結果で証明できたのは非常に喜ばしいです。

 私の感想は喜びと安心が半々です。喜びは言わずもがな、あれだけ時間を割いて鍛えておいて万一の結果になったらという不安は常にありました。8年連続合格を換言すると9年前に残念な結果に終わったのがC問題元年。9年前の発表日、涙を浮かべながら開口一番の言葉が「ごめんなさい」でした。力量不足で合格に導けなかったのは私の責任なのに、謝られるとは。あのときの感情はずっと忘れません。申し訳なさ、信頼に応えられなかった不甲斐なさ。C問題2年目も充分な結果にはなりませんでした。過去は変えられない分、全てを糧に受験生に全力に対応していきます。発表日の第一声「ごめんなさい」を聞かなくて済むように。