2021年1月14日木曜日

卒業生へ~贈る言葉①~

 緑FR

 自分の中に強い価値観があり、ややもすると排他的になることもあるが、直接見える範囲のことは気を遣おうとする。

 基本的に諦めるのは早いが、こだわりのあることは継続できる。良くも悪くも子どもらしい。つまり周りを見ない行動がある。中学生だとそれでも良いが、どこかで周りを見て行動できるようにならなくてはいけない。

 周りを顧みず突き進むのは中学生男子の特徴でもある。周りを見る努力を始めれば、自然に周りに人が増え、多くの刺激を受けられるようになる。


YA

 面倒見の良い姉御肌。努力は当代1位だ。それでも超えられない壁があった。ただ、その壁が見えていたことに大きな意義がある。

 自分に厳しい分、他人にも同じことを望み妥協をしてきた中学生時代。そこでもやはり同じことをしても出来ることは千差万別だと気づいた。そこで起こった感情の落としどころを暗中模索していた。 

 達観するには早すぎるが、多くの刺激を得た。自分の限界や周囲との差を中学生で気づけたことが糧になる。これからも多種多様な経験を積み重ねて欲しい。

TK

 中学生代時代の最後は自分の身体との相談が長かった。体力や様々な持久力の限界など自分の知らない世界にいた。

 みんな最初は自分の限界を知らない。少し無茶をしてそれを知る。知ってからどのように自分の身体と付き合うかは自己判断だ。労わるのか、無茶を繰り返すのか、過保護にするのか、色々試すのか。

 しっかり相談しながら少しずつ出来ることを増やそう。歩みはゆっくりでも止めなければ成長し続ける。

受験間近

 高校入試第一弾まで10日を切りました。冬期講習会では、上位陣は変わらぬ顔ぶれ緑SK.FH.YA.THA.THI.KHでした。彼女たちが飛び抜けて出来ていると感じたことは失礼ながらあまりありませんでした。努力型なので数学的センスは微妙だったので難問に対応できるとは一年前に全く思いませんでした。

 それでも諦めずにチャレンジし続けて難関私立や公立C問題も悪くない手応えになりつつあります。繰り返しになりますが、彼女たちは努力型です。ワンセルフ生らしく泥臭い地道な努力を継続しています。

 勉強が得意で頑張ることより、得意ではないのに努力を継続できるのは何にも変えられない糧になり財産になります。そして、就活時など人から評価されるときには大きなポイントになるでしょう。

 勉強しても敵わぬ上がいて、努力で勝っても試験では劣る経験をして来た子たち。間違いなく私の誇りです。塾内には2年生のHA.1年生のMHという究極の努力型がいます。反面、彼女たちを「賢い」と言う子は努力で不足があり、聞くたびに残念な気持ちになります。

 例年以上にモチベーションの差がある状態は卒業まで続くでしょう。それでも中学生の頃は本気で勉強したと十数年後に言えるようラストスパートを駆け抜けます。

 次回より恒例の卒業生へ贈る言葉の開始です。

2021年1月4日月曜日

2021年の出来事

  1月3日は仕事始め。ついでに自習室を開放すると中3緑FHと茨田北MMだけが参加。彼女たちの目があると思うと集中力が増してエネルギーが充電され始めました。1月4日から冬期後半の開始。まずは小4の授業から。大量の宿題を出しており、丸付けと解説だけでおしまい。大きな数の単元で最大値や最小値に関する応用問題が少し理解が甘いように感じました。5年生になる前にクリアしておかないといけません。その後、小6も解説に時間の大半を費やしました。単位変換で「分」を「秒」にする問題では3秒は何分か、といういつもの逆をなかなか理解できない子もいました。OMは計算問題のときは嫌そうにしていましたが難問に取り組むときは生き生きとしていたのが印象的でした。中学生になるにむけてモチベーションを上げていこうと思います。

 受験生は数学国語にチャレンジ。国語の長文読解がかなり厳しい子がいる現状を憂いていますが、受験までには必ず間に合わせて足を引っ張る教科ではなく、助けてくれる状態にまで仕上げます。ちなみに、公立対策の長文記述では例年に比べて「時間内に書けない子」がいないのが救い。書けない子は書けるまで書き直しなので、今後は国語メインで頑張ってもらいます。数学社会に力を入れてきましたが、公立組は「国語」の時期が到来しました。

2020年12月31日木曜日

2020年の出来事~2021に向けて

  今年はコロナに世界が振り回されています。ワンセも例外ではありません。受験前に休校になり、大きく様々な影響を及ぼしました。その後、春に緊急事態宣言が発出され自粛ムードに世間は偏向。数カ月間に及ぶ自粛生活で世間の学力は大幅に低下。ワンセでは勉強を止めず過去最小の休日数でした。イレギュラーな休みがあると完全に心が勉強から離れる子も出てくると思ったからです。募集を一時見合わせ内部の充実に力を割くことにしました。果たして、退塾者は過去最小レベルの反面、入塾者も過去最小。それでもコロナ対策を守れない可能性がある新規の入塾者を受け入れる余裕はなく、来年・再来年の経営的な不安はあります。

 そんな中でも高校進学説明会をオンラインで実施したり、学校別の説明会も蜜を避けて実施しました。ただ、受験生の士気が上がらず、いつまでも中1・2のような雰囲気が学校では続いています。ちなみに塾内での勉強時間も例年より短い状態で家庭学習の徹底で補おうとしています。2年前から掲げていた「やらされる勉強」から「自分で考える勉強」へのシフトが一気に進んでいます。

 2021年は更に充実した家庭学習の徹底をテーマに考えています。大手塾のような大量の宿題を全員に課すシステムは大多数の子にとって時間の無駄です。課題の質を上げて「管理しながら自主性を促す」システムの構築を模索しています。演習ノートと呼ぶ間違い直しノートの質を上げることが最大の課題です。これは講師の手間が恐ろしくかかるのと面倒くさがりな先生には向かないのでウチでしか出来ないと思います。やるだけなら可能でしょうが、子どもは大人の顔色を見て手抜きをします。こちらがあまりチェックしないとわかると途端に手抜きしてただ「答えを写すだけ」の作業になります。

「厳しい塾」ではありますが「怖い塾」からは脱却しようと思います。ただ、子どもたちがしてはいけないことをしたときにはきちんと注意できる塾ではあり続けたい。悪いことをしたときに注意できないようになったら教壇から下りるべきだという考えは変わりません。

 いつからか子どもに距離を取る風潮になって久しいです。親以外の大人から叱られる経験が激減しているようにも感じます。開校時より「勉強を通じてお子さまの子育てに参加させていただく」という考えは不変。親だけで教えるよりも複数のほうが教育的にも良いと思います。

 お預かりした全てのお子さまに愛情を注いで全力で対応する、全員合格・全員成績大幅アップにこだわり続ける塾であり続けますので今後とも宜しくお願いいたします。


最近の出来事

  では中学生編です。

 中1は緑SSが最も伸びたように感じます。中学生になり少し勉強に対して欲やプライドが芽生えたようです。鯰江MHは努力で安定の好位置をキープしています。着実にできることを増やしているエネルギーの源は探究心でしょう。ここに緑IRが続こうとしています。要領が良くないのが課題ですが、それは経験で補えるもの。人から言われたやり方ではなく自分で試行錯誤して身につけたものは強いです。緑YJはムラっ気があるのですが「ゾーン」に入ったときの集中力は素晴らしい。

 中2は安定の緑HA。負けず嫌いの権化のよう。特進クラスで鍛えられ続けて緑MYMSが彼女に引っ張られて伸びています。意識の差が最も開いていた学年で長い長い中だるみもありあました。ようやく成績アップを全員が目指せそうなクラスの雰囲気です。ようやく小学生から中学生になったのかなという雰囲気です。

 中3はここに来て緑FHが上昇中。緑SKも悪くない位置です。緑THAは数学で少しセンスを発揮し始めています。また緑UTが男子ならではの瞬発力を数学では発揮しています。同様に緑IHも好きな教科からですが勉強を始めています。緑YAは変わらぬ努力で出来ることを着実に増やして素晴らしい。

 

最近の出来事

  コロナ禍での2021年が終わろうとしています。そんな今、冬期講習会真っ只中でバタバタしています。年賀状を城東郵便局のポストに入れたのはいいですが、誤って「年賀状以外」のほうに投函してしてしまいました。もしかしたら年内に到着するという不細工なことがあるかもしれません。

 では、小3から現状報告。3年生は色々な差が激しい学年で、集中力・持続力・スピードなどが顕著です。ただ、春先にはワンセのスピードについてこれなかった子が急成長を見せています。逆に理解力はあるな、と感じていた子がそれに頼り「わかった気」になりしっかり考える習慣が身につかなかったケースもあります。それでも小学校レベルで困ることはないでしょう。THが理解力と点数に最も差が有ります。語彙力も算数のセンスもあるのに詰めが甘く失点が多いのが玉に瑕です。次いで同じ課題なのがMSKKは自信のなさがもったいない。KYは積極的に取り組む姿勢が成長に繋がっています。YATH同様に詰めが甘いのが非常に気になります。男の子ならではの瞬発力を発揮することがある反面、雑さが気になるときもあります。MEは最も成長を感じた一人です。出来ることもスピードも入塾前とは比較できないほどレベルアップしています。

 小4はKKの表情が11月ぐらいから明るくなりました。それに伴い自信を持って取り組んでいることが奏功しています。UMは少しずつですが丁寧に解き始めています。ただ、更なる丁寧さは必要です。MOはスムーズに解いているときは良いのですが、少し難しい問題になると思考回路が停止し今までできていたものまで出来なくなるのを改善するのが今後の目標です。

 小5は全体的に悪くありません。応用問題の正答率は最も高く中学になってからの伸びが楽しみです。出来る問題を確実に正解できたり、漢字や英単語など努力で満点を取れる単元で「しっかり勉強する」習慣が少ないのが気になります。受験はミスをしなければ合格できる確率が一気に高まりますが、逆も然りです。

 小6は珍しく男子が多い学年です。例年だと男子が多い学年は手がかかる事が通例ですが、前を向いて中学生を迎えようとしています。しっかりと育てて学校で良い位置を確保してもらおうと思います。春先と比べ、注意されることが減りました。教科的には他学年同様計算ミスが目立っていたのですが、冬休みの計算特訓で正答率の改善が見られます。

次回は中学生編です。



2020年12月12日土曜日

買い物

  私事ですが車を買い替え、クラッシックカーと呼ばれるほどの30年以上前のものに手を出してしまいました。中古屋さんとお話する中でこのお店(人)から買いたいと思えるところは10件に1件ほど。安いお店は安かろう…モード。お金よりもお店(人)にこだわると欲しい車がなかなか見つからず、車検切れという諸事情もありましたが、先に乗っていた車を売り妥協せずに欲しいものにこだわりました。結局購入したお店は府内ではないところ。一人で切り盛りしていて本当にクルマが好きなのだとわかる人柄。一人で全てやっているので小さいミスはたくさんありました。でも、その全てを払拭してくれる人柄でこのお店のクルマを買いたいと思いました。大手や中堅なら必ず行う価格相談も全くしていません。請求金額よりも気持ちを乗せてお支払いしました。長いお付き合いになりますし、職人さんでもあります。それを値切るのは失礼に当たると考えます。

 逆に近隣にある業界最大のディーラーは未だにマスク着用せず、鼻マスクの人も大量にいました。本当に気分悪く話しかけられることに覚える嫌悪感。購入する気で訪れたのに真逆の感情が芽生えました。

 府外のお店の人とはウマが合い、数分で購入を決定。自分の直感は大切にするほうなので信じてお任せしようと考えています。お金を使うなら地元か「真水」で効果のある小規模なお店と決めていました。それでも全ての経営者が全うな経営をしているとは限りません。何度も見ミスをされるうちにクレームを出せば対応してくれる大手に頼む機会が増えました。

 翻ってワンセルフ。件の府外のお店のように小さいミスはしてしまいますが、信頼される塾であり続けないといけないと実感しました。クルマでいえば「書類や行き違いなどのことは事後修正で全然OK。でも、クルマに関することは職人さんにお任せするので応えて欲しい」ワンセなら「子どもの勉強や教育に関することは応えて欲しい」と思っていただけるような信頼関係を構築すること。こんな塾には預けられない、と思われないよう精進しないといけないと改めて感じています。