本日、受験生の卒業日でした。毎年、受験前夜は名簿を見ながら思い出に浸る日と決めています。久しぶりに男子が多い学年(それでも男女比1:2)で、小学校の学級崩壊が影響を及ぼした初めての学年でした。退塾勧告ができたのもこの学年。手のかかる子たちほど思い出も残っています。
YAは負けず嫌いなのに、数学センスで苦汁を飲まされる機会が多く、くじけるかと思えばそうではなく、中3の最後に大幅に伸びました。文理学科を受験しても普通に大丈夫なほどまで出来ることを増やしました。THAは第一印象から今まで「もったいない」が不変。いつか全力で何を成し遂げる姿を見せて欲しいな、と思います。FHはモチベーションの上下がとても激しかったです。いつになったら私が一番になるのか待っていましたが、そうなったのでしょうか。ワンセは卒業しましたが、ずっと見守っています。あ、時々口は出します(笑)KHやTHIは卒業まで努力を継続できました。悪い波がほとんどなく頑張れたのは凄いです。HYやFRは姉が在籍し、入塾当初は保護者の方に案じられていましたが、遜色ないほどに伸びてくれました。男の子らしい伸びを見せてくれたのはUT。スポーツ推薦ですが、入試では一般生徒全く引けを取らないどころか、良い結果だったように感じます。IHも冬の頑張りは良かったです。興国組は全体的にしっかり点数を取れていました。特進の名に恥じない頑張りを期待しています。啓光男子組も冬のラストスパートが時間に見合った結果となっています。常翔組は今後の伸びに期待です。OMはモチベーションを高めで維持できるのかが案じられます。部活で高校を選んだ子は、それに没頭して勉強から離れないでくださいね。興国サッカーはまた別ですが。SKも受験直前にはようやく本気を感じました。これからはもう少し早くにスパートしましょうね。看護コースを選んだ子は、将来の目標が明確なので気持ちを切らさず頑張ってください。
私立専願組が卒業してからアットホームな雰囲気になった受験生は、連日遅くまで集中して勉強できていました。鯰江の子たちは今まであまり目立たなかったのですが、MAを中心にすっかり主役でした。SKとは話をしようと言いつつ、機会を失ったのでここで書きます。国語力について不安があると言っていましたが、そんなことはありません。それを努力でねじ伏せられる気力を持っています。これはどんな文理学科の高校に行ってもトップレベルで、国語が助けてくれることはあってもハンデにはなりません。だから、安心してどこの高校でもモチベーションだけは切らさずに頑張ってください。普通に力を発揮できれば北野高校合格点ぐらいは軽くクリアです。伸びしろしか残っていないのが国語です。不安があるなら卒業後でもいつでもつきあいます。KKは卒業直前に少し話せて良かったです。NHは少人数になってからのほうが自分を出せていたのかもしれませんね。
流れで全員にコメントを書きそうです。超長文になるので、この辺で締めないといけません。毎年毎年、全力で感情移入をしながら受験生と接するのは精神をすり減らします。もうこんな思いで送り出すのは今年を最後にしようと言い続けて何年かわかりません(笑)ただ、今は気持ちが変わりました。そろそろ「先生」としての引退を意識しなくてはいけません。お預かりしたお子さまを良い状態で高校に送り出すのを目標に一期一会の気持ちをが強くなっています。引退の時期は私のモチベーションが下がったとき、叱らなくてはいけない状況で叱ることを出来なくなったときです。10年だとすると新小1が中学校を卒業するまでですね。そう考えると眼前に迫っているような気持ちです。ここ数年での引退はないと思いますが、新型インフルエンザや昨年のようなコロナ禍で授業をしてワンセから感染者が出るような事態があれば状況も変わるでしょう。
私は、全力で「龍神先生」を演じています。自分の演じたい「先生」で、最後まで完全燃焼し、燃え尽きたい。お預かりしている子どもたちがいる間は尽力します。私の子どもたちへの「期待」はとても重いです。それにいつも応えてくれる子どもたち。明日も実力を発揮して応えてください。
頑張れ!受験生!!