今のワンセは中3は女子比率が高く、中1は男子ばかりです。注意の仕方一つとっても接し方が全く異なります。昨年度から叱る回数を大幅に減らして対話路線にしていました。気になることは伝えて「これからは気をつけよう」というスタイル。ただ、男子ばかりの中1は対話路線で話しても「十を聞いて一、二届く」状態で3月のスタートダッシュで大幅につまづきました。
第26代になる中1は男子らしく、丁寧にする勉強とは縁が遠い子たちでした。言ったことを理解できているのは菫MHのみで、基礎が定着していないのに「これでいいやろ!」みたいな自信過剰なところや、小テストがあっても勉強が適当な小学生気分の延長という雰囲気でした。例年なら「きちんと」勉強する習慣の定着は1か月ほどで終え、全体の1~2割程度が手抜きする感じでしたが、今年は5月になってようやくワンセの中学生らしい雰囲気になりつつあります。1年以上対話路線では勉強習慣の定着ができなかったので、少し厳しい目で見ていき精神的な成長を促します。
ちなみに、それを見ていた中だるみ気味の中3。空気を読める子が多い彼らは、次は自分たちが注意されるとピリピリムードでした。別にルール違反をしていなければ注意されることはありません。ただ、思い当たる節がある子は何かを感じて良い子ちゃんモードになり、何も言わずに済んで非常に楽です(笑) そんな中3は、二次方程式を2日(木)に終えて、ようやく中学生で習う計算問題が終了です。7月には教科内容を終わらせて、入試問題に取り組みます。
中2は学校の授業態度が案じられます。緑中の社会は先生の話をしっかりと聞いていないと点数を取れない問題です。塾や市販の問題集で表面的な勉強をしていても点数が取れません。国語も同様で学校の先生の言い回しをしっかりと聞かないと90点を安定して超えるのは難しいです。反面、英数理については小テストをしても結果は悪くなく、学年末を超えられそうな感じです。
新入生が入塾し、毎回感じるのは既存生との差です。例年、どの学年も350点前後が集団授業のワーストになるのですが、内部生に追いつくのに時間がかかります。ワンセではオールorナッシングなので満点以外は不合格の小テストや、正解するまで帰れない「出来た者帰り」があります。日頃より満点以外はだめ、と言われ続けたワンセっ子と2.3問間違いだと「これぐらいでいいか」と思う他の子の差は学年を重ねる毎につきます。長期間お預かりしているなら、それなりの差をつけていないとだめだとも考えています。そんな「ワンセの普通」に慣れることが志望校合格や高得点の近道です。みんなと同じことをするだけで結果はついてきます。
しばらくサボっていた(中1の基礎の徹底にずいぶん時間・気力を費やした)ので、これからは更新機会を増やしてきます。