2021年3月9日火曜日

春の高校進学説明会

  昨日、大阪市のワクチン接種が大幅に遅れることが決定しました。本来、ワクチン接種のため区民センターは3月下旬より10月末までホールを借りられない状況で、苦肉の策として春の高校進学説明会を3月19日開催予定に変更しました。ところが、6月末までホールを借りられるようになり、本日、6月4日の大ホールを予約しました。創立20周年でもある本年は少し趣向を変えて実施したい思っています。また、3月19日は小学校の卒業式でもあり、授業を合わせると5時から9時までの拘束になることを非常に心苦しく思っていました。以上の状況から急ではありますが、春の高校進学説明会を6月4日に延期することとなりましたのご了承ください。なお、3月19日は平常通り授業を行います。

 関係者各位さまへ急な変更をお詫び申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

2021年3月8日月曜日

受験2日前

  日曜日に最後の授業が終わりました。解いた過去問は延べ300校分を超えます。ワンセほど、塾内で真面目に勉強している塾はありません。授業中にスマホを触ったり、Zoomだから全く勉強しないということもありません。ワンセにいると、ごく当たりまえのことですが、普通はここまで全員勉強しないのです。

 コロナ禍で通塾日数は過去最多になりました。5月末までに緩みまくった気持ちを勉強に向けたのに、中途半端な休日で緊張の糸が切れるのが怖かったからです。GWも休みなし、祝日・夏も例年よりも短い休日でした。それでも、受験生に対する気持ちの甘さを嘆く日々が続き、コロナの影響を感じていました。

 過去の受験生の入試当日の結果は、正直かなり高いです。2,3ランク上の学校の合格最低点をクリアしている子がほぼ全員で、450点満点になってからの平均点は300点を超えます。ちなみに300点は四條畷の合格最低点はもちろん、天王寺高校の合格最低平均点すら上回ります。そんな過去の受験生と毎年勝負する現役受験生の意識は必然と高くなります。

 テストと名の付くものでは負けてきて欲しくありません。それが入試でも学校代表に選ばれるような点数を取ってきて欲しいと本気で思っています。また、その期待に応えてくれる子が多いのは自慢です。チャレンジャーだと思っていた子たちも、ようやく過去の合格点をクリアしてきてくれそうな感じです。

 明日は受験前日。例年なら前日諸注意だけのところですが、今年は少し気になる歴史の確認と漢文の確認をして送り出そうと思います。明日は眠れない夜になりますが、今から何とも言えない受験前独特の心のざわざわです。何回経験しても避けたいものです(笑)

 

2021年3月7日日曜日

卒業生へ~贈る言葉ファイナル~

 緑SK

 天真爛漫でややもすると八方美人。様々な距離の取り方に課題を感じた中学生時代だった。感受性や価値観は自分とは異なる。

 微笑ましく思うこともあれば無用のトラブルの原因になることもあり、自分の意図を第三者に正し伝えるには、人によって言い回しを変える必要がある。ただ、それでも周りに人が寄ってくるのは徳の為せることだ。

 等身大でも充分な努力を継続できた。だからこそ、多少の粗さは周りが受け入れてくれる。価値観の違いを意識すれば、更に素敵な大人になれる。

 鯰江MA

 勉強のセンスを感じつつ目的意識を見いだせなかった中学生時代。ようやく現実が見え始めたのは最近だ。

 そこからの努力は悪くない。結果も上々。残念なのは成績が上がり始めてから模試がないことだ。やれば報われる、ということを実感してほしかった。救いは、多少の手応えを本人が感じていることだ。

 センスを持て余し、可能性の拡大充分でなかった中学生時代。それを教訓に後半のような頑張りを学生時代は継続して欲しい。

 茨田北MW

 音楽の努力は出来た。勉強では妥協が目立った。では、現実を直視することは出来たのだろうか。自分のための努力はどうだろうか。

 自分を客観視し、冷静な自己評価をまずしよう。そして、長所を伸ばし、至らぬ点を精進する。出来ることを一つずつ増やす。性格で気になることがあるのが思春期の特徴の一つでもある。

 気になることがあるということは改善できるということだ。自覚さえあれば何歳になっても成長でき、より良い人になる。

 茨田KK

 既に自分の世界とペースを持っている。真面目だが、時おり融通の効かない側面を見せることもある。何よりは「安全志向」だ。

 できることを増やしていく、というよりできることを少し伸ばしていくという感じだ。成長の跡はあるもののやはりもったいない。勉強ではセンスを充分に生かしきれないこともあった。

 安定志向は決して悪くないが、失敗が許されるのだから、多くのことにチャレンジして経験値を増やそう。「私は○○だから」と言い切るにはまだ若過ぎる。

 


 

2021年3月6日土曜日

卒業生へ~贈る言葉ファイナルカウントダウン~

  鯰江KR

 初めてきたのは小学校2年生の夏期講習会。その後、縁があり小6の最初に正式入塾した。線が細く、卒業できるのか危惧したが、無事にその日を迎えようとしている。

 部活も全力で頑張り、勉強も努力の形跡がうかがえた3年間。小学生からの成長を鑑みると非常に秀でている。受験を直前に控えて勉強の伸びも著しい。惜しむらくは勉強面で「自信」を持ってなかったことだ。

 勉強で出来ることが増えても恐々に見えた。ワンセで費やした時間と質を振り返ろう。小中学生で超えれた山は大きい。

 緑NH

 いつも笑顔で人当たりが良く争いを好まない。ただ、優しさは自分が傷つきたくないだけの弱さのときもある。

 本当の優しさは強さと表裏一体のもの。強さは自信から生まれる。自信は経験から生まれる。成功経験でも失敗経験でも大きな財産となる。まず、失敗を恐れず様々なことに前向きに取り組む姿勢を持とう。

 無難に過ごす人生も悪くないが、セーフティーゾーンからほんの少し出て、自分の言動が人によってどう変わるのか見よう。

 鯰江KH

 塾では大人しく、最後まで猫を被ってるように感じた。目立たぬように、目をつけられないように、過ごした。

 遠足など勉強以外の場面で見せた笑顔が本来の姿なのだろう。高校選びでは将来の可能性を先延ばしする学校にした。そろそろ自己分析をして、自分のやりたいこと、将来のことを考えよう。

 まだ決まらないのは全く問題ないが、高校生になったら常に強く意識して高2の夏には適性を見つけられるように考えよう。

 

2021年3月3日水曜日

テスト速報

 まずは小5、6の英語受講者、英検4.5級全員合格おめでとう!!3年目にしてようやくこのフレーズが使えたことをとても嬉しく思います。

 平均点が最も低くなる傾向のある学年末テストという点を勘案しなくてはいけません。中1は緑SSが学習奨励賞の480点の可能性あり。緑YJ、OY順調。鯰江MHは大台突破も失点が気になるようです。緑KWはじわりと実力をつけています。ただ、期待はもう少し大きいです。緑KAは前回下げた分を上げて戻してきたのは大きなプラス材料。新入生MTは大台突破。数学センスがとても磨かれています。新入生KTは塾に来てからは短期間ですが、理科社会を大幅に上げてきました。

 中2は緑HAが久々に学習奨励賞を逃すも、英語の満点報告あり。茨田FNが中1以来の大台に到達。この時期にぐっと上がるのはとても素晴らしいですね。緑ISは微増を続けていますが、伸びしろは残っているので期待値ほどではありません。数学は特進組が恥ずかしくない結果を遺してくれましたが、全体としては少し寂しい結果です。

 さて、明日からは「受験生へ贈る言葉ファイナルシリーズ」再開です。

2021年2月27日土曜日

新年度

  コロナ禍で全てが手探りの一年が過ぎました。まずは感染拡大防止に努め、勉強を止めないと決めた一年間。オンラインは対面授業の代わりにはなりませんが、補助的なものならアリだと感じました。授業の全てをオンラインでするのは効果がかなり薄く、他塾の導入例でも自宅で真面目にやらない子が続出しているようです。ただ、親御様としては家で真面目に勉強しない状況を知ると、気持ちの矛先が難しいですよね。家でしないのは子どもが悪い、だから塾でして欲しい、でもコロナだし…。複雑です。ワンセでは対面を念頭に学校が臨時休校になった場合の流れを考えました。「1日6時間集中して勉強する」ことがコンセプトです。実現したら、勉強密度は今よりも上がるでしょう。

 そんなイレギュラーを考慮しつつ新年度の突入です。2年以上前から考えていた「自主性」の尊重ですが、少しずつ形になってきたように感じます。勉強するかしないかの自主性を与えるつもりはありません。最低限度の勉強は確保した上で、自分にとって必要なことを考えて勉強するというのが根幹です。今まではエンドレス中に全員共通の課題を与えていました。前提は学校・塾の提出物・課題を終了していること。テスト3週間前ぐらいからは意識し始め、2週間前には取り掛かり、1週間前に終わらせるのが普通です。現実は、見事に成績順に仕上がりが速いです。トップクラスの子は1週間前には自分の課題を見つけて頑張っています。

 反面、テスト直前まで提出物に追われ、塾でそれをやるだけで「勉強した気分」になっている子が気になります。例外なく400点を取れません。自宅で勉強してしている姿を見ることは皆無で、それを保護者の方が指摘すると「ワンセでいっぱい勉強したから!」これは点数が上がらない子の常套句です。ちなみに全体の15%前後で、400点取れない子とほぼ同数です。

 それでも「手を差し出し過ぎない」と決め、みんなですることを考えてもらうようにしています。その結果は来週からのテスト返却でわかりますが、ドキドキです。聞かれる前に課題を準備し、これをしておけば大丈夫!というスタイルでは高校で困ってしまう子が発生するのも事実です。新中1は基本の定着のため、自習をほとんどさせません。きちんと自習できるのは「勉強の引き出し」を持っている子だけです。まずは引き出しを増やすため、色々やってもらい、覚えてもらいます。

 ワンセは「全員志望校合格」「学年上位はワンセルフ生」「入試上位もワンセルフ生」「全生徒成績アップ」にとことんこだわりつつ時流を見てスタイルを少しずつ変化させていきます。「放置しない」は根幹ですので不変です。来年度もよろしくお願いします。

2021年2月22日月曜日

勉強

  間もなく学年末テストで、来週からは新学年の開始です。そんな中、初対面の子の理解度を見ると何が必要なのか直ぐにわかります。伸ばそうと思ったときにやらなければいけないことをやり遂げられる気持ちを持って来ていただけるのかどうか。

 例えば、新中3で英語の基礎が出来ていない子は中1内容から復習しての補習が発生します。それに並行して単語の暗記も必要です。数学は計算問題の正答率。文章題・図形の理解度。これらの教科的なことは少しこの業界にいれば普通出来ます。

 換言すると眼前にある出来ないことを指導するということですが、これをやっても出来ることはほとんど増えません。よく水漏れしてるバケツに例えています。上辺だけの部分を補修しても、大元を補修しないと直りません。同様に勉強も基本の基本から定着させないと、目に見えることだけしても意味ありません。

 それを見抜くのも手を差し伸べるのも本当に大変ですが、お子さまはもっと大変です。また、不出来の原因が集中力の散漫や早合点、過剰なマイペースだと修正するパワーは甚大です。ただ、私はそれをする気満々です。よく「ウチの子は大丈夫ですか」と聞かれますが、その度「ウチで大丈ですか」と聞いています。気持ち一つで上位層まで引き上げていく、という強い意志に変わりはありません。