2021年3月7日日曜日

卒業生へ~贈る言葉ファイナル~

 緑SK

 天真爛漫でややもすると八方美人。様々な距離の取り方に課題を感じた中学生時代だった。感受性や価値観は自分とは異なる。

 微笑ましく思うこともあれば無用のトラブルの原因になることもあり、自分の意図を第三者に正し伝えるには、人によって言い回しを変える必要がある。ただ、それでも周りに人が寄ってくるのは徳の為せることだ。

 等身大でも充分な努力を継続できた。だからこそ、多少の粗さは周りが受け入れてくれる。価値観の違いを意識すれば、更に素敵な大人になれる。

 鯰江MA

 勉強のセンスを感じつつ目的意識を見いだせなかった中学生時代。ようやく現実が見え始めたのは最近だ。

 そこからの努力は悪くない。結果も上々。残念なのは成績が上がり始めてから模試がないことだ。やれば報われる、ということを実感してほしかった。救いは、多少の手応えを本人が感じていることだ。

 センスを持て余し、可能性の拡大充分でなかった中学生時代。それを教訓に後半のような頑張りを学生時代は継続して欲しい。

 茨田北MW

 音楽の努力は出来た。勉強では妥協が目立った。では、現実を直視することは出来たのだろうか。自分のための努力はどうだろうか。

 自分を客観視し、冷静な自己評価をまずしよう。そして、長所を伸ばし、至らぬ点を精進する。出来ることを一つずつ増やす。性格で気になることがあるのが思春期の特徴の一つでもある。

 気になることがあるということは改善できるということだ。自覚さえあれば何歳になっても成長でき、より良い人になる。

 茨田KK

 既に自分の世界とペースを持っている。真面目だが、時おり融通の効かない側面を見せることもある。何よりは「安全志向」だ。

 できることを増やしていく、というよりできることを少し伸ばしていくという感じだ。成長の跡はあるもののやはりもったいない。勉強ではセンスを充分に生かしきれないこともあった。

 安定志向は決して悪くないが、失敗が許されるのだから、多くのことにチャレンジして経験値を増やそう。「私は○○だから」と言い切るにはまだ若過ぎる。