2021年12月11日土曜日

最近の出来事

  ようやく受験生全員が志望校を決定しました。ワンセでは勉強せずに志望校を高めに設定することを良しとしていません。勿論、それに見合う努力をするなら偏差値が10上の学校でも全力でサポートします。また、懇談会も佳境を終えました。お子さまへの期待を糧に授業・補習にまい進します。

 期末テストがほぼ返却されました。中1、中2は全体の8割が点数アップ。中間テスト比較で約20点アップです。また、中2では緑中は半数以上が100点を取ってきました。中だるみになりがちな時期という点を考慮すれば、悪くない結果。それでも満足は全くしていません。ちなみに中3は前回比±0ぐらいという平均点でした。継続して勉強しているので大幅な上昇はさすがにありません。

 中2は新入生が躍進中。緑SKが入塾後初のテストで134点up。緑IGMは安定して120点以上upを継続中。緑TNは大台まで数点届かずも50点以上の上がり幅。緑IZMは英数満点。ノーミスは素晴らしいです。既存生では緑SSが500点に迫ってきました。緑YJは1学期期末以来の学習奨励賞です。

 中1は緑IHが自己ベスト更新。この時期に1学期中間テストを超えられるのは素晴らしい。緑OYは1学期中間に若干届かず。学校平均は下がっていると予想されるので順位では上がってそう。

 ちなみに中2数学は今週から数学を3クラス編成にしました。S特進・特進・標準です。初の特進クラスは金曜日に実施。このクラスは数学を楽しみつつ応用力を養うという設定です。新鮮で良い緊張感のある授業で楽しかったです。ちなみに数学的センスで一番のビックリ(良い意味で)は緑TNでした。


 

2021年12月4日土曜日

愛情

  ワンセの補習は愛情で出来ていると冗談めかしてよく申し上げています。半分冗談で半分本気です。子どもたちの成績を上げたい、志望校に絶対合格して欲しいと本気で思っている講師陣。そのために空き時間を見つけて補習しています。費用はいただいていません。

 ただ、報酬は欲しいです。報酬はお金ではなく、講師の教えたい・できることを増やしたいという気持ちに応えるお子さまの努力です。例えば、英語の新入生補習は中3でも中1の導入まで戻って行います。せっかく文法を理解出来ても単語を覚えていなくてはテストの結果には表れません。数学では公式を覚えていないと出来ない問題もたくさんあります。だからこそ、たった一つ二つの公式は覚えてから補習に臨んでいただきたい。

 こちらの教えたいという気持ちより、子どもたちが出来るようになりたいという気持ちが弱い場合、感情を持った「人」なので冷めます。一度二度ではそんなことはありませんが、度々続けば必然です。また、その子のことを考えて組んだ補習のお誘いを理由もなく断られ続けたら、空いた時間を他の子に使うことを考えます。ワンセの先生たちは子どもたちのために時間を惜しみません。でも、お声掛けをして裏切られ続けたらその子への期待値は下がります。講師がそう思うことを止めることは無理です。

 保護者の方は我が子が補習に誘われたかどうか全て把握するのは困難です。endlessの日曜日や五ツ木対策の一部が全員対象ではなくなりました。結果、ごく一部の不参加者がいます。私は、全員に参加して欲しいと思ってお声掛けしていますが、無理矢理やらせるスタイルをコロナ禍によって方向転換しました。歯がゆい気持ちでいっぱいです。全生徒平均は前回よりそこそこ上がりそうで、下がった子はほぼいません。おそらく数値だけならどんな塾にも負けないものにはなっています。でも全く満足していません。むしろ、物足りなさを感じます。

 頑張って欲しいと思う気持ちが非常に強いですが、裏切られ続けるとやるせない気持ちになります。性格的になかなか諦められない性分なので、子どもたちとは沢山話して話して裏切られ続けて、それでも信じて自分の力不足でどうしようもないと感じたら諦めます。そこに至るまで、かなり葛藤があり、先生と呼ばれる人の中では最後まで諦めない努力をします。

 必死になって熱い気持ちを冷ましてから、お子さまの努力なしで保護者の方から補習のお願いをされても簡単に気持ちは戻りません。感情移入しながから教えるスタイルの大変さから、もう少しドライになろうと思って数年経ちました。目の前にお子さまがいる限り、それは不可能だと気付きました。

 最近、入塾説明で「私は(子どもへの思いが)重いですよ(笑)」と言うこともあります。子どもだから無意識に裏切るのは当然だと思います。でも「いつまでもあると思うな、愛と○」

 


2021年12月1日水曜日

教育のAI化

  塾のチラシで「AIによる最適な問題演習」というフレーズを見ました。AIは最大公約数を求めるための最適解を教えてくれます。換言すると個々に適した答えを示してくれる点では保護者の方を筆頭に、常にその子のことを考えている「人」には永久に勝てません。

 私は、自分の指導教科であれば一つの問題に対して誰が解けて誰が解けないかという個々のレベルを把握しています。AIは最大公約数を教えてくれますが、個々への最適解を求めるのは苦手です。Yahoo!知恵袋の回答が質問者の性格を考慮せずに「常識」を押し付けているのと同じ。そんなAIは使いこなすものであり、頼るものではありません。その道の職人技に工業製品は勝てません。素人には勝てても職人さんには勝てないのです。私は、お預かりした全てのお子さまの最適解を常に模索する職人であり続けます。

 以上、推敲前の次回チラシの塾長からの一言でした。こちらには続きを。

 過日「NOCC教育検査」のモニターとして中学生にモニタリングを行いました。結果は想定上に子どもたちの個性を捉えており驚嘆中です。ただ、ストレス項目は全くあてにできません。また、モニタリングを実施した一時的な感情や状況に大きく左右されるという側面もあります。その点を考慮しても「有料でも実施したい」と感じました。

 私にとっては自分の知っていることの中の一部を文章化された感覚です。普段、抽象的に感じていたことが文字によって再認識させれる良い機会でした。あくまで補助的なものとして使えるものです。私にとっては知識の一部でも個別塾や大手塾の校長レベルなら知らなかったことを教えてくれる貴重なアイテムになるでしょう。はい、皮肉です。

 私は、全てのお子さまの個性を考えています。「10」伝えたいとき「100」言わないと伝わらない子がいれば「8」言えば伝わる子もいます。「10」伝えることが私の中の正義なので、人によって言い方(注意の仕方)は大きく異なります。それを子どもたちには「キャラだから」と言っていますが、常に手探りなので時には言葉を誤ることもあります。次の機会があれば謝ったり、異なるアプローチをすることができます。子育てを均一化することなど出来るわけありません。同じ言葉でも時によって感じ方は大きく異なります。

 だから個性や「今」を把握するため出来るだけ授業前後に声をかけるようにしています。勉強以外に一言を全員にかけられたらと思いつつ完遂できることは少ないです。それでも意識はしています。子どもをクラス(大勢)の中の一人と思ったことはありません。

 AIやシステムに私は絶対負けません。繰り返しになりますが「頼る」ものではなく「使いこなす」ものです。

2021年11月27日土曜日

最近の出来事(11/26.27)

  週末はendless。方向性を試行錯誤していますが、少し手綱を緩めるとすぐに手抜きするのが子どもだなと実感しました。1学期は学校の提出物に関して最優先にして管理すると、塾の課題が後回しになり疎かになる子がいたかと思えば、今回は学校のものは口頭確認程度にすると宣言すると、学校のものがおざなりになって手つかずの子がいたり。基本的に昼開始になったendless。日曜日は真面目な子だけをターゲットにすると宣言した舌の根も乾かぬうちに、やはり管理は必要だと痛感しています。毎日毎日勉強するように伝えてきたつもりですが、言うだけでは行動しない一部の子が気になります。

 日曜日の午前中は勉強の状況が悪い子の管理に努めることにしました。午後からは受験生の懇談会があるため、あまり相手をできないので午前中にしっかり確認する予定です。また、言うだけではダメな子たちに向けて確認テストの頻度とその対処について練り直します。ただ、どんな熱心な私立高校に行ってもワンセほどの面倒見は期待できません。逃げる子を追いかける高校を知らないからです。卒業後が案じられます。

 ところで、本当は土日のどちらかで受験生の数学をする予定でしたが、懇談会が想定以上に時間がかかりそうで時間を取ることができませんでした。12月4日からも懇談会でしばらくお相手出来る時間が減るので少し焦り始めています。

 と、ここまでは昼過ぎに書きました。9時まで多くの子を残したところ、終了時はいつもより明るく楽しい声でした。つまり充実感が疲労感に勝ったということですね。久しぶりに(コロナ禍で)ennless終了後に楽しそうな声を聞きました。短時間よりも長時間のほうが色々効果はあったように思います。

2021年11月25日木曜日

今日(11/25)の出来事

  今日は鯰江・菫・横堤中がテスト中なので2時に通塾。中2鯰江は社会の問題数の多さとが記述にてこずったと嘆いていました。大阪は完全に乗り遅れていますが、全国的に単純暗記から脱却し考えて答えさせる問題が流行りです。暗記から思考を問われるテストを作成してもらえるのは大賛成です。

 中1菫OMは理科が満点の手応えがあったようで興奮気味にアピールしてくれました。期待していますよ。本気にしましたからね。そんな彼はここ最近で落ち着いてきたように感じます。要領は悪くなかったのですが、少しあった穴が小さくなっているようです。今の勉強に対して少し身がはいっているようで今後の伸びに注目しています。

 その後、小4算数はロトくじをかけて計算問題をしました。見事に全員「1億×1億」の計算や「大きな数」が怪しくなってることがわかり、悲しかったです。小学生は冬期講習会がありません。それでも他塾で実施するボリューム×2の量を冬休みでこなすことを決めました。MEが良い時と不調の時の差が激しいのですが、今日は件の計算以外は順調。良い気分で終われたことでしょう。YAは最も無難にできることを増やしました。THは相変わらずの早合点はありましたが、着実にできました。

 小6算数も計算問題をしたところ、時間の計算や分数・小数の混じったものの考え方が定着していないことがわかりました。しっかり解説して復習の重要性を解きました。中学生になると間違い直しこそ肝要で、次回までに自分のものにしてくる復習習慣をつけさせることを強く意識して残りの小学生算数を過ごそうと思います。残念ながら計算及第点は一人もいません。ただ、喜ばしいことに恒例の漢字テストでは初めて全員合格となり算数担当としては複雑な気持ちです。

 夜は中2の授業。テストが来週の緑・茨田連合で社会・国語の確認をしました。歴史の確認では緑TNの健闘が印象的。緑SSは学校で先生の話を聞けていることがわりました。国語の読解力では緑IRが今日は少し調子が悪かったです。また、緑IZMが良い発想を披露してくれました。この二人はいつも早くにやって来て黙々と勉強しています。授業後にはと緑YJが残っていて志望校について前向きな話ができました。少しスイッチが入ってくれることを期待しています。全体的に中だるみが終わり、前を向き始めた印象です。

2021年11月23日火曜日

最近の出来事

  例年の秋の遠足の代わりに行った木下大サーカス。それでもアウトドアには連れて行ってあげたいとずっと思っています。勉強だけではなく、たくさんの経験や思い出を残してほしいです。紅葉の季節を非常に混雑するので、少し遅らせて冬の伊勢神宮参拝&食べ歩きなどはどうかなと思案中。中3もずっと勉強勉強ですから、息抜き&思い出作りに合格祈願を兼ねていこうかと思っています。

 さて、今回は小学生の出来事から。小4は「分数」の導入をしました。足し算・引き算をしましたが、帯分数の計算で少し頭が整理できていない子がいましたが、年内には完全定着をしたいと思っています。学校のテストでは100点報告が多いのですが、文章題の応用が課題です。小5は新入生TTMTUMを引っ張ってくれています。宿題でわからないところも考える時間が増えました。共通の課題であったスピードもすこしずつ速くなっています。小6はプレテストを受験し、予想通りの結果。国語がもう少し点数を稼いでほしかったところ。詳細は懇談でお伝えしようと思います。

 中学生の課題は全学年共通で勉強する雰囲気に乗り遅れた少数派の子たち。ずっと差し出し続けてきた両手ですが、どうしても勉強から離れたい気持ちが強くなるならば、どこかで片目を目をつぶっていく必要があるのかもしれません。

2021年11月21日日曜日

最近の出来事

 ようやく受験生の志望校がほぼ決まり、実力をつけていくのみになっています。コロナ騒動は小休止の様相ですが、安心はできませんのでワンセとしてはあまり変わらぬ対応となっています。

 中3はほとんどの学校で最も大切な実力テストを終え、五ツ木の模試も天命を待つのみです。緑HAMYがツートップで独走している状態です。クリスマスロトくじが過去問トップの子にプレゼントしておりHAが毎日数枚持って帰る状態です。少し気になるのが私立専願を決めて油断しているように見える子。専願だから絶対合格できるわけではないので最後の追い込みをかけていきます。この二人に続くのが緑SEMS。最後にしっかり実力をつけて欲しいところです。

 中2は緑SSが独走状態。ここに数学は特進と標準に分けていましたが、テスト後には「C問題及び難関私立特待対策」「特進」「標準」に3分割する予定です。最近緑FRが前向きな姿勢を見せているのが嬉しいところ。緑KJや鯰江SYは少し慣れてきて勝手がわかり始めたようです。今後に伸びに注視しています。

 中1は中だるみ状態。良い状態の子はいなくて悪くないのが緑OYIH。特進数学はレギュラーではなく、補習扱いでの開講となりました。読解力に課題を感じる学年だけに、文章題で苦労しています。努力しても即結果に出ず、モチベーションの維持に苦しんでいる子もいます。世界の王貞治さんの台詞です。「努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか。」名言です。

 endless改革の真っ最中で、12時間強制で勉強させることを止めて1年半が過ぎました。それまでは集中力が途切れたり不勉強の子を叱咤して勉強させていました。全員を引っ張るには悪くない方法です。それでも「集中できる自習室」にこだわっており、手が休まることが周りに見える影響を考えるようになりました。今は、真逆の「やる気がある子だけテスト直前の日曜日の自習室利用OK」に変更しました。学校の提出物や塾の課題が終わっていない子は、まず最低限度のことを自宅で終えてきてください、という趣旨です。中1が誰もいない自習室で私語をして雷を落とされるのはかつての風物詩でしたが、警告を与えて次回からは自習室使用禁止令にしています。

 また、コロナ禍でご飯を食べることを避けたく13時始まりで19時終了にしています。この時間だけでは全く足りません。学校の提出物と塾の課題だけでおしまいです。午前または帰宅後の家庭学習が必須です。前回の中間テストでは家庭学習をしていなかった報告を受け、テスト後に話し合いました。「喉元過ぎれば…」にならないよう月曜日にしっかりと釘を刺しておこうと思います。

 ところで、口内炎が出来て3日ほど経ちます。厄介なことに一度できて大きくなるとしばらく治りません。かつて1センチ以上の大きな口内炎ができたときは1か月以上治りませんでした。ショコラBBも塗り薬も貼る対応のタイプのも全く効きません。唯一効果があるのは初期にイソジンうがいをすることぐらいです。少し話すのも痛むので明日からの授業に戦々恐々としています。昨日・今日機嫌が悪く見えたかもしれませんが、痛みで顔が引きつっていただけで機嫌は良いです(笑)