2017年6月22日木曜日

追記:世代交代&最近の出来事

 今年に入り、人と会うたびにこのフレーズを口にしています。ワンセは創立17年目を迎えていつまでも私が第一線でやっているのは遠からず老害になるでしょう。授業以外の雑務と渉外活動で授業に専念できる環境ではありません。授業に対するモチベーションは全く変わらないですが「今日の授業はうまくできた」と感じる機会が減りました。

 新しい先生が増えましたが、経験でしかできないことも多々あります。そのうちの一つが「視野の広がり」です。解説中に誰が何をしているのか、たった今の話しを聞いているのか、顔を上げているだけでは判断するのは難しいです。新人は自分の解説に必死で周りを見るゆとりがないのです。まあ大学教授や予備校講師のように話を聞いていようがいまいが自己責任、自分の好き放題しゃべるだけの人はいいですが、小中学生相手だと集中して話を聞かせるのも先生の務めだとワンセでは思っております。

 ところで、今の大学生は新人類で、労働に対する価値観が大きく異なります。休みの日数や労働時間が優先順位の最上位にやってきて賃金などはその次です。そして、他人に対して干渉したがりません。明らかに先生に向いていないわけです。でも、いつまでもワンセらしく人好き、子ども好き、世話好きな人が教壇に立ってほしいのです。

 今どきの大学生は熱情的な大恋愛をしたことがない人のほうが多いように感じます。自分が傷つきたくないから、恋に対してもセーブする。傷つきたくないから人と上手な距離を取る。ややもすると女子力と呼ばれたりもする。

 でも、小中学生はもっと単純でもっと思春期独特の感受性の持ち主。無視されることは気持ちの部分で響くのです。大人しい子ほど授業前後に声をかけるようにしています。ほんの少しいつもより顔がうつむいていると「元気ない?」と聞くようにしています。来た途端、「元気ないやん!!」と毎回のように声を掛けられる子もいます。大半は杞憂に終わるのですが、稀に「実は…」となります。

 ワンセは授業だけをする塾ではないのです。教育業として塾を開講したという自負もあります。だからこそ、教壇に立てる人が少なく世代交代について後回しにしていました。ただ、一子相伝の思いで、自分の全てを引き継ごうと思う人材がいます。先方に心変わりがない限りそのつもりで様々なことを伝えていこうと思っています。

 今週の出来事を学年ごとに…

 諸口中3は水木連続で国語社会。国語では俳句をしました。授業中に指名することが多いのですが「わかりません」は面白くないと言っており大阪人らしい答えを期待しています。そんな中、俳句の区切れについて質問。結句の最後に切れ字があった場合は、の質問に茨田北SYは「逆切れ」と笑顔で答えてくれました。そうそうそんな答え、好きです。正解は「区切れなし」ですが、全然OKです。ただ、木曜日にはそのネタを即興でいってくれなかったのは興醒めでした。それでも社会の正答率は最も高く安心なのは茨田北全員です。

 さて、今福鶴見の小学生から。その前に全体的に高熱が流行っているようで健康にくれぐれもご自愛ください

 小4算数は筆算の計算が怪しい子を補習。「0」のある問題が怪しかったのでお呼び出しをしたのに宿題の状況を確認し、追加で数問解いてもらうとあっさりとクリア。やる気満々だっだのに少々拍子抜けしました。

 小5は計算特訓の結果HA以外が呼び出されるという結果。こちらは小数点の移動がポイントだったのですが「勘違い」で大量に間違えた子がいたで大半がお呼び出し。同時に英語の暗記不足でも呼ばれていたため、ほとんどの子が週2回以上通塾したことになりました。

 小6も計算特訓。合格者はYAのみ。その他は小数点の掛け算割り算でやられました。来週から随時居残り&お呼び出しです。6年生は1年前に嘆き続けていたのがウソのように自宅学習をしっかりできるクラスになりました。

 今福中学生は明日まとめます。