2018年3月11日日曜日

入試前日~縁~

 人事を尽くして天命を待つ時期となりました。午前中に最後の確認と前日諸注意の確認。その後、ワンセルフを支えてくれた境の挙式に参列し足立とスピーチをしました。

 今日は良縁があり吉日で、懐かしの方々と顔を合わせました。年賀状に「久しぶりにお話したいですね」と書いた10年近くお顔を見ていない人と電車でばったり会い、近況話に花を咲かせました。本日の挙式でスピーチ中に騒ぐ酔っ払いがいて場が白けそうなので早々に切り上げると、前に務めていた塾(ちなみに一番年下のペーペー)の教え子でした。1年間ほど国語を教えていただけなのに覚えているとはなかなか凄いですね。私もちゃんと覚えていました。また、ワンセを卒業してから4年経つ卒業生からは「4年も経つのに覚えていてくれて」と言われましたが、ワンセの卒業生ならほぼ全員覚えている自信があります。忘れないように週に1回は卒業生のことを思い出すようにしていますから。道端で会ったとき、忘れられていたら悲しいじゃないですか。ただ、メイクした女の子は少しわからないことがあるので名乗ってもらえたら非常に助かります。更に、お問い合わせでも「かなり前の卒業生の知り合いで」と言われても大丈夫です。是非昔話に花を添えたいと思います。

 ちなみに挙式に一緒に参列した教え子が言うには眼力で威圧するのが凄かったらしいです。あまり変わっていないかもしれないですね。少し変わったかと思うのは「誰にも負けないオーラ」を全開していたらしいことです。負けず嫌いが変わることはないですが、すでに生徒人数以外では他塾に負ける要素がないので勝負するつもりもありません。あ、やっぱりあんまり変わっていないかもしれませんね笑

 うちで活躍してくれたスタッフと卒業生が同じ職場で働き一緒に参列したり、大学の同級生とワンセの教え子が同じ挙式に参列したり縁を感じます。また、境はスピーチの返礼でこのブログに書いてあった「情」を基にその大切さを学んだと話してくれました。これからの「縁」と「情」を根幹にしていこうと改めて実感した日です。

 深夜になり、ようやく落ち着いたので例年のように公立受験生との思い出に浸っています。諸口は2年前に閉校を決めたので、最後の受験生のつもりで私の中では非常に感慨深く、かつ今福まで時間をかけて通塾していることもあり非常に力を入れてきました。絶対全員合格の思いはいつでも変わりませんが、今は明日の試験で全員が実力をしっかり発揮できることを信じています。みんなには落ち着いてミスさえしなければ大丈夫と言いましたが、合格の吉報を聞くまで最も落ち着いていないのは私かもしれません。

 今福のドアを出ていくときに「〇年間お世話になりました」と数名に言われて走馬灯のようにみんなと出会ったときのときからの成長を一人ひとり思い出しています。親御様にとって複数のお子さまがいても初産の子は思い入れが違うように一人目の子は格別です。入塾した順にみんなの顔を思い浮かべ、感傷に浸っています。そんなことをしているうちに夜が更けてしまうのですが、今宵はその思い出に浸ると決めています。通塾エリアが広がったので受験当日の朝の激励は同じ駅を利用する子が減ったので自粛です。

 それでも心の中で彼らの心配をすることに変わりはありません。吉報を聞いても卒業はゴールでは全くありません。授業をしなくなるだけで私にとっては永遠の卒業生です。増えることはあっても減ることはありません。結婚式で飲んだのでまとまりの悪い文になっていて恐縮ですが、この後もずっと目を瞑ってまだまだ思い出に浸ります。そして、明日からは改めて今いる子たちを全力で見ます。