2020年6月15日月曜日

ワンセの集団授業で出来ること

 学校がいよいよ通常通りの時間割になりました。と言ってもwithコロナの新生活スタイルでまだまだかつての状態には遠いです。中3は分散登校ですが、対面の集団授業(ワンセ限定)で出来ることについて考察してみました。

 まずは競争心をわかりやすく刺激できること。わかる(わからない)問題が自分だけなのか、みんなそうなのかを常に意識できることですね。文理学科・私立上位の特待生狙いの子はみんな周りを意識しています。そこを刺激することによって良い効果があがります。

 次に、何が良い・悪いがわかりやすくなること。周りが褒められることも注意されることも見ているので空気を読むようになります。新入生には自己紹介のときに塾のマイルールで一番最初に言われるのが「どこまでが本当でどこからがネタなのか見抜く力は重要である」ということ。これはアスペルガーの子を意識しているからです。アスペの子が冗談を理解できないというのは誤りです。正しくは冗談を冗談と教えないから理解できないのです。吉本のお笑いについて横から解説してくれる人はいないでしょう。今の笑いのポイントは…とか、そんな面倒なことはしません。私はそれが理解できるよう諦めません。

 そして、笑いの共有。やはり関西人として笑いのない授業は耐えられません。淡々と大学の講義のように解説するのではなく、ひな壇の芸人のように番組(授業)に参加して欲しいと思っています。笑いがワンセの授業のベースです。そしてエッセンスが小鳥のさえずりでしょうか。

 集団授業とは少し関係ありませんが、将来について考える機会が多いのも特徴でしょう。ワンセは勉強マシーンを作る塾ではありません。多種多様な刺激を受けてもらえる塾であり続けたいです。

 要約すると、社会性を身につけることです。基本的なルールを守らないマイペースな子はただの自己中。協調性がないと社会に出たときに困ることが多いです。勉強を通じて学んで欲しいです。ペーパーテストだけできて周りが見えない子はワンセには向いていません。勉強養成ロボット塾のほうが向いているでしょう。大手前に行ける子はワンセでも大手塾でも行けます。ウチにしかできないことは心の成長です。善悪の基準を中学生までに身につけることは大切。親以外の大人に注意されるのも然り。ただ、進学塾なので成績が上がっているのは大前提。成績を上げずに精神論を唱えるのは本末転倒です。高校合格がゴールにならず、重要な一つの通過点だと認識しつつ将来のビジョンがボンヤリとでも見える、そんなことが出来る塾です。