2023年3月26日日曜日

時代の流れ

 スクールウォーズや金八先生世代です。久々にアマプラで観ていて時流と価値観について色々考えさせられました。今は昔ほど荒れた学校はありません。いや、「荒れる」の定義が変わったのかもしれません。 昔より問題や課題が見えにくくなっています。勉強でも、その他の問題でもです。

 勉強では定期テストの点数だけ取れる短期間の力を持つ子が増えたので、高得点でも実力が伴っていないのに力を過信したり、逆に子どもだけが力不足を感じつつ周りに気づいてもらえないケースが増えました。

 その他の問題では、外で派手に反抗する機会は減ったものの痛みを知らず加減出来なくなることが増えました。何より、言うことは聞けて単純な指導に従える子は増えたものの、そのときに相手がどう感じるのかを人によって異なることを理解できていないのに、自分は気遣い出来るタイプで、周りはそうでないと盲信している子が増えました。

 すると正義感からストレスを感じて、それに耐えられなくなって心の病になる子も増えました。また、いじめや深い心の傷以外で病む子は、自分で他人を攻撃したり価値観を否定するのは平気なのに、ブーメランで跳ね返ったときにひどく傷つきやすいようです。

 そんなとき、何を、どのように、伝えていくか。私は、自分の先生像から気になったことをスルーすることはできません。模範解答などありませんから、子ども個々によって、時と場合、またそのときのメンタル状況によって対処を考えます。マニュアル化などできるわけありません。

 正面から話し合える昔風な子にはパワーは必要ですが、それはまだまだ衰えていないので問題なしです。 複雑化していく問題に自分の出来る範囲でしっかり対応したいという思いは変わりません。だから、出来る範囲をどんどん広げていかなくてはいけません。子どもに関してはジェネラリストであるために知見を無限に拡げ続ける努力をしなくはいけないと感じています。ワンセを、私を、信じて期待してくれる人に全力で応えられるよう精進します。