2024年7月25日木曜日

chatGPT

 毎年恒例の「関西教育ICT展」に行って来ました。流行りはchatGPTです。同業者は「何て便利なんだ」と言っていますが、私は導入の意志が全くありません。教壇に立つ限り、毎日毎時間子どもたちと直接やりとりし、多種多様な生きたデータを入手しています。それをその場でフィードバックできる環境にあるわけです、

 熟練された職人さんが作った一点物に工場製品が敵うわけありません。私にchatGPTを勧めるのはバット職人の匠に「うちの工場のバットを使って(売って)ください。」と同義です。日々、精進している職人さんにAIは一生勝てないのです。AIにデータを与える立場でい続けないといけないのです。

 そんな覚悟で教壇に立っていますが、私以外はAIに頼って楽をしたいと考える人が大半でしょう。AIでも素人には勝てますから。常に情報のアップデートをしている職人にAIが勝つことはあってはいけないことです。残念なことに、そんな職人さん魂を持っている人は学校にしろ塾にしろ天然記念レベルで少ないです。