2025年7月25日金曜日

高校の選びかた

 懇談会が終わり、ある程度志望校の目安がつきました。ワンセの方針は志望校に絶対全員合格ですので、私立・公立はどちらでも結構です。あとは合格に向けて本気の努力をするのみ。そんな志望校選びにおいて、大きく三分割しています。「おすすめ学校」「行っても後悔しない学校」「行ってはいけない学校」です。ちなみに割合は2:4:4ぐらいで、文理学科は軒並み「行っても後悔しない学校」です。また、面倒見の良い私立は一握りで、全体の2割前後でしょうか。ただ、毎年秋に学校訪問し、授業を見ていますが、授業の上手いと感じる先生は一つの高校で一人いるかどうかです。2人いれば多いほうでで、3人いれば超凄い学校。

 そんな現状で志望校の選び方。まずは専願・併願から決定。大切な学費は、私立高校授業料無償化されても3年間で120万円は必要です。公立高校は20万円~30万円(修学旅行で大幅に前後)。差額は約100万円。学費をねん出する保護者として、価値観をどこにおくのか。関大北陽・近高のような内部進学か、面倒見の良さか、施設・設備か、部活動か。個人的には施設・設備が一番優先度が低いです。

 現在、偏差値65前後~70程度の学校で最も面倒見の良いのが常翔啓光で、男子校の興国と双璧です。ただ、興国のほうが進路指導において隙がありません。この2校は大阪府内の私立で頭一つ飛びぬけています。次いで大阪国際ですが、既に安定期に突入し全盛期は去りました。桃山・近高は予備校依存率高めで進学実績は良いです。開明・大阪桐蔭は猫も杓子も京大という方針なので、相性の合う子には合います。現役東京阪神・大阪公立大学の進学率上位は上記の高校で占められます。

 文理学科はどこも「文武両道」を掲げて多数の浪人者を出します。偏差値の割に国公立大学現役合格者が非常に少ないです。ですので、ワンセでは文理学科受験予定者へは合否の心配は二の次です。大切なのは高2の夏から本気の勉強を始めること。周りは部活に青春を捧げている中で本気の勉強が必要です。自分の立ち位置を見失わず、予備校・塾に通うことをワンセ卒業までに耳にタコができるほど言っています。

 公立高校でお勧めの高校はありませんが、消去法で選んで残るのが総合学科。昔は何も決まっていなければ公立普通科、今は総合学科です。総合学科は2年次より大学のように自分で好きなカリキュラムを決めれます。普通科と同じカリキュラムにすることも可能で、選択できないより出来るほうがいいので消去法でのこるということです。