2021年3月31日水曜日

最近の出来事

  しばらく更新をサボっていましたので、2本立て出来ればと思います。

 中3は社会の復習モードで歴史と地理の確認中。今年度公立入試は社会が難化したのを受け、それに対応するために早い時期から仕上げていきます。幸い、特進数学はもう少し先からなので国語と共に入試を強く意識して授業しています。ちなみに社会では緑HAがダントツ、その後を緑MY、MSが追いかけています。

 中2社会は日本地理の導入。私は中学生のとき、とても地理が苦手でした。言ったこともない、みたこともない場所を記号風に覚える作業がだめだったからです。だから地理ではご当地ネタを交えて興味付けを目指しています。ただの暗記なら家でもできますからね。47都道府県を訪れたことがあり、コロナ禍でなければ、休日に家にいることはありません。朝起きて、ワンコの相手とご飯を上げてから連れていく場所を考えます。自然の溢れる滝を見に静岡に行ったり、福井に行ったりですね。死ぬまでに日本にある世界文化遺産を巡りたいと思っています。島根の石見(いわみ)銀山、新潟の佐渡金山や厳島神社が未開の地なので、行ってみて地理の知識を増やしてきます。

 中1は最も大変な時期です。覚える量や授業時間、展開の速さなどが全て小学生の頃の比ではありません。毎時間進み続け、春休みが終わる頃には中学校の中間テストまでの範囲は終わっています。毎回毎回小テストと宿題を丁寧にやっているかを追い立てられつつ、頑張っています。乗り越えた向こう側に志望校合格や定期テストの高得点が待っているのです。

 小6は固い表情だったのが少しずつ柔らかくなってきました。楽しそうに授業に参加しているのが印象的です。小5はKKのスピードが速くなったのと、少し強くなったのが成長の跡です。小4は大きな数をしていますが、学校レベルでは95点以上の理解度ですが、少し問題をひねられた応用問題だと首をかしげることもあります。ただ、1年間の成長という点ではこの学年がダントツ1番です

 しばらくサボっていたのでもう少しタイムリーに今日の出来事をアップできたらと思います。

2021年3月18日木曜日

2021年度私立高校・公立高校合格速報

  3/18、まずはFRからの吉報が!続いてMAからも涙声での吉報が!!その後、KRNHSKKHMW、最後に随分時間を開けてKKからも無事に「桜咲く」の報告がありました。これで無事全員本日の合格報告を聞くことが出来ました。最終的に四條畷・寝屋川・清水谷・東・旭・咲くやこの花・芦間高校が今年度の進学先です。ただ、例年になくチャレンジャーが存在し、正直、全員合格は厳しいのではないかと思っていました。

 世間の今年の受験生はレベルが低い学年になったと予想しています。周りがモチベーションを保てない中、気持ちを切らさずに継続して勉強を続けたのは大きなリードとなったようです。オンラインでちゃんと勉強している子を聞いたことがありません。ワンセも様々な方法で試しましたが、対面の半分も伝えられませんでした。そんなオンラインと対面を併用しつつ(対面8割でしたが)冬になってからのラストスパートは申し分なかったです。

 常々「中学生時代は勉強を頑張った」と大人になってからも言えるようになって欲しいと明言しています。今年の子たちも例外なく努力していました。全力で頑張った経験は必ず将来の糧になります。私の責任である、その頑張りを結果に反映できた喜びと安心で胸がいっぱいです。

2021年3月11日木曜日

最近の出来事

  昨日の入試は、数学BC問題が超易化、英語はリスニングが難化、社会は難化、理科・国語は例年通りという感じでした。この問題ならワンセの子たちには良い方向に作用しそうです。そんな受験生の卒業旅行は3/14出発で日曜日ナガスパ、月曜日ディズニーシー、火曜日ディズニーランドに行きます。直営ホテルのディズニーセレブレーションホテルは初宿泊で、どんなところか楽しみです。ここ数年は貸切バスを手配しており公共交通機関での移動ではなく、周囲への迷惑をかける可能性が低いので少し安心です。それでも卒業旅行中は気が全く休まらないので常にピリピリしています。そんな様子を悟られたくないのでできるだけ距離を取るように過ごすので、暇なのに疲れるという状況です。それでもこの1年間、どこにも行けなかった子が多い中で、何とか旅行の手配が出来たのは運が良かったです。ちなみに一時期、授業中以外は一時間に一度はHPをチェックし、チケットの手配に奔走していました。確保できて本当に良かったです。ただ、ディズニー内のショップはかなり営業時間が短くなり、閉店時間はお昼だったりするのでお土産選びは気をつける必要があります。

 久々に授業の出来事。新小4算数は「大きな数」の導入をしました。例年よりも言いつけをきちんと守れているのは、この一年間の成果ですね。MEがスピードも精度も上がりました。新小5算数はKKが自信をつけてきたのか、顔つきが良い意味で変わってきました。MOも一時期よりは自信を持って取り組み、良い結果になっています。新小6算数は2回の授業で小学校で習うほぼ全ての計算問題を終わらせました。来週からは特訓モードに突入できそうです。また、5年の冬から「考える」ことについて口を酸っぱくして言い続けたところ、授業中の顔つきがどんどん良くなっています。

 新中1は数学で洗礼を受けました。小学生のときのような「何となく」のお勉強が全く通じないことを実感したようです。既に再テスト三昧で、満点以外は不合格の洗礼です。もちろん、ここに社会・国語の小テストはほぼ毎回のようにあります。ミスは即お呼び出し・居残りになりますが、今年の子たちは前向きにとらえて頑張れています。GRは学校の休み時間を有効活用し、通塾後即テストを受けて合格し「みんなに励まされたから」という爽やかな言葉共に帰宅。逆に単位を忘れたり、オーストラリカと書いり、しょうもないミスを連発し帰宅時間が遅くなったTHがいたり。ただ、全員後ろ向きではなく「頑張ろう」という意志を持って補習に来ているので良い雰囲気です。新中2は国語社会のおつきあい。国語は答え方のルールの徹底をしました。社会は日本地理で沖縄九州中国四国の解説を終わりました。地理は旅行している感覚を大切にして解説しています。面白くない社会を何とか興味づけしてもらおうと試行錯誤です。47都道府県全県制覇したので、次は国内にある世界遺産を全て観光したいと思っています。私も中学生のときは地理が大嫌いでした。だから、教えるときは暗記からではなく興味付けを意識しています。SSがいまのところスイッチオンなのでしっかり鍛えます。IRは努力に見合った結果ではなくなったとき、モチベーションを切らせないようにするのが課題です。

 新中3はまだ1回しか授業をしていないので、また後日…

 卒業生のマイケルが京大工学部が合格の吉報を、FRも最後まで頑張って志望合格の吉報をそれぞれ持って来てくれ、非常に嬉しい気分です。



2021年3月9日火曜日

受験前日

  本日、受験生の卒業日でした。毎年、受験前夜は名簿を見ながら思い出に浸る日と決めています。久しぶりに男子が多い学年(それでも男女比1:2)で、小学校の学級崩壊が影響を及ぼした初めての学年でした。退塾勧告ができたのもこの学年。手のかかる子たちほど思い出も残っています。

 YAは負けず嫌いなのに、数学センスで苦汁を飲まされる機会が多く、くじけるかと思えばそうではなく、中3の最後に大幅に伸びました。文理学科を受験しても普通に大丈夫なほどまで出来ることを増やしました。THAは第一印象から今まで「もったいない」が不変。いつか全力で何を成し遂げる姿を見せて欲しいな、と思います。FHはモチベーションの上下がとても激しかったです。いつになったら私が一番になるのか待っていましたが、そうなったのでしょうか。ワンセは卒業しましたが、ずっと見守っています。あ、時々口は出します(笑)KHTHIは卒業まで努力を継続できました。悪い波がほとんどなく頑張れたのは凄いです。HYFRは姉が在籍し、入塾当初は保護者の方に案じられていましたが、遜色ないほどに伸びてくれました。男の子らしい伸びを見せてくれたのはUT。スポーツ推薦ですが、入試では一般生徒全く引けを取らないどころか、良い結果だったように感じます。IHも冬の頑張りは良かったです。興国組は全体的にしっかり点数を取れていました。特進の名に恥じない頑張りを期待しています。啓光男子組も冬のラストスパートが時間に見合った結果となっています。常翔組は今後の伸びに期待です。OMはモチベーションを高めで維持できるのかが案じられます。部活で高校を選んだ子は、それに没頭して勉強から離れないでくださいね。興国サッカーはまた別ですが。SKも受験直前にはようやく本気を感じました。これからはもう少し早くにスパートしましょうね。看護コースを選んだ子は、将来の目標が明確なので気持ちを切らさず頑張ってください。

 私立専願組が卒業してからアットホームな雰囲気になった受験生は、連日遅くまで集中して勉強できていました。鯰江の子たちは今まであまり目立たなかったのですが、MAを中心にすっかり主役でした。SKとは話をしようと言いつつ、機会を失ったのでここで書きます。国語力について不安があると言っていましたが、そんなことはありません。それを努力でねじ伏せられる気力を持っています。これはどんな文理学科の高校に行ってもトップレベルで、国語が助けてくれることはあってもハンデにはなりません。だから、安心してどこの高校でもモチベーションだけは切らさずに頑張ってください。普通に力を発揮できれば北野高校合格点ぐらいは軽くクリアです。伸びしろしか残っていないのが国語です。不安があるなら卒業後でもいつでもつきあいます。KKは卒業直前に少し話せて良かったです。NHは少人数になってからのほうが自分を出せていたのかもしれませんね。

 流れで全員にコメントを書きそうです。超長文になるので、この辺で締めないといけません。毎年毎年、全力で感情移入をしながら受験生と接するのは精神をすり減らします。もうこんな思いで送り出すのは今年を最後にしようと言い続けて何年かわかりません(笑)ただ、今は気持ちが変わりました。そろそろ「先生」としての引退を意識しなくてはいけません。お預かりしたお子さまを良い状態で高校に送り出すのを目標に一期一会の気持ちをが強くなっています。引退の時期は私のモチベーションが下がったとき、叱らなくてはいけない状況で叱ることを出来なくなったときです。10年だとすると新小1が中学校を卒業するまでですね。そう考えると眼前に迫っているような気持ちです。ここ数年での引退はないと思いますが、新型インフルエンザや昨年のようなコロナ禍で授業をしてワンセから感染者が出るような事態があれば状況も変わるでしょう。

 私は、全力で「龍神先生」を演じています。自分の演じたい「先生」で、最後まで完全燃焼し、燃え尽きたい。お預かりしている子どもたちがいる間は尽力します。私の子どもたちへの「期待」はとても重いです。それにいつも応えてくれる子どもたち。明日も実力を発揮して応えてください。

 頑張れ!受験生!!

春の高校進学説明会

  昨日、大阪市のワクチン接種が大幅に遅れることが決定しました。本来、ワクチン接種のため区民センターは3月下旬より10月末までホールを借りられない状況で、苦肉の策として春の高校進学説明会を3月19日開催予定に変更しました。ところが、6月末までホールを借りられるようになり、本日、6月4日の大ホールを予約しました。創立20周年でもある本年は少し趣向を変えて実施したい思っています。また、3月19日は小学校の卒業式でもあり、授業を合わせると5時から9時までの拘束になることを非常に心苦しく思っていました。以上の状況から急ではありますが、春の高校進学説明会を6月4日に延期することとなりましたのご了承ください。なお、3月19日は平常通り授業を行います。

 関係者各位さまへ急な変更をお詫び申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

2021年3月8日月曜日

受験2日前

  日曜日に最後の授業が終わりました。解いた過去問は延べ300校分を超えます。ワンセほど、塾内で真面目に勉強している塾はありません。授業中にスマホを触ったり、Zoomだから全く勉強しないということもありません。ワンセにいると、ごく当たりまえのことですが、普通はここまで全員勉強しないのです。

 コロナ禍で通塾日数は過去最多になりました。5月末までに緩みまくった気持ちを勉強に向けたのに、中途半端な休日で緊張の糸が切れるのが怖かったからです。GWも休みなし、祝日・夏も例年よりも短い休日でした。それでも、受験生に対する気持ちの甘さを嘆く日々が続き、コロナの影響を感じていました。

 過去の受験生の入試当日の結果は、正直かなり高いです。2,3ランク上の学校の合格最低点をクリアしている子がほぼ全員で、450点満点になってからの平均点は300点を超えます。ちなみに300点は四條畷の合格最低点はもちろん、天王寺高校の合格最低平均点すら上回ります。そんな過去の受験生と毎年勝負する現役受験生の意識は必然と高くなります。

 テストと名の付くものでは負けてきて欲しくありません。それが入試でも学校代表に選ばれるような点数を取ってきて欲しいと本気で思っています。また、その期待に応えてくれる子が多いのは自慢です。チャレンジャーだと思っていた子たちも、ようやく過去の合格点をクリアしてきてくれそうな感じです。

 明日は受験前日。例年なら前日諸注意だけのところですが、今年は少し気になる歴史の確認と漢文の確認をして送り出そうと思います。明日は眠れない夜になりますが、今から何とも言えない受験前独特の心のざわざわです。何回経験しても避けたいものです(笑)

 

2021年3月7日日曜日

卒業生へ~贈る言葉ファイナル~

 緑SK

 天真爛漫でややもすると八方美人。様々な距離の取り方に課題を感じた中学生時代だった。感受性や価値観は自分とは異なる。

 微笑ましく思うこともあれば無用のトラブルの原因になることもあり、自分の意図を第三者に正し伝えるには、人によって言い回しを変える必要がある。ただ、それでも周りに人が寄ってくるのは徳の為せることだ。

 等身大でも充分な努力を継続できた。だからこそ、多少の粗さは周りが受け入れてくれる。価値観の違いを意識すれば、更に素敵な大人になれる。

 鯰江MA

 勉強のセンスを感じつつ目的意識を見いだせなかった中学生時代。ようやく現実が見え始めたのは最近だ。

 そこからの努力は悪くない。結果も上々。残念なのは成績が上がり始めてから模試がないことだ。やれば報われる、ということを実感してほしかった。救いは、多少の手応えを本人が感じていることだ。

 センスを持て余し、可能性の拡大充分でなかった中学生時代。それを教訓に後半のような頑張りを学生時代は継続して欲しい。

 茨田北MW

 音楽の努力は出来た。勉強では妥協が目立った。では、現実を直視することは出来たのだろうか。自分のための努力はどうだろうか。

 自分を客観視し、冷静な自己評価をまずしよう。そして、長所を伸ばし、至らぬ点を精進する。出来ることを一つずつ増やす。性格で気になることがあるのが思春期の特徴の一つでもある。

 気になることがあるということは改善できるということだ。自覚さえあれば何歳になっても成長でき、より良い人になる。

 茨田KK

 既に自分の世界とペースを持っている。真面目だが、時おり融通の効かない側面を見せることもある。何よりは「安全志向」だ。

 できることを増やしていく、というよりできることを少し伸ばしていくという感じだ。成長の跡はあるもののやはりもったいない。勉強ではセンスを充分に生かしきれないこともあった。

 安定志向は決して悪くないが、失敗が許されるのだから、多くのことにチャレンジして経験値を増やそう。「私は○○だから」と言い切るにはまだ若過ぎる。