2024年7月20日土曜日

演習ノート

 数年前から宿題よりも重視しているのが演習ノート。演習ノートとは間違い直し(なぜ間違えたのか、二度と間違えない自分へのメモ必須)+類題演習です。宿題を出来るだけ減らし、確認テストと間違い直しの徹底を図っています。最悪な演習ノートは間違えた問題の答えだけ写したもの。記号でAだけ書いても賢くなりません。最初はそんなことをする子もいました。歴代の先輩の演習ノートを参考にしてもらい、ようやく自分にとって役立つノートを作れるようになります。耳にたこができるほどつたえていることが「勉強とは知らなかったことを知ることや、理解できなったことをすることであり、宿題や問題を解くだけでは勉強時間ではない」ということです。300本以上の過去問を解きますが、解いてからが勉強の始まりです。自分の苦手分野を知り、優先順位をつけてすべき勉強をすることが重要です。

 それがワンセ卒業後の主体的な勉強ができる下準備なのです。演習ノートはそのための重要なもの。主体性など、普通の小中学生にあるわけありません。主体性のつけかたを指導するところから始めています。演習ノートや各種問題集のチェックはかなり細かくしています。大人の本気を子どもは試しますので、甘えの余地はありません。

 演習ノートは自宅でも塾でもどこでやってもいいですが、手抜きは見逃さないです。自学自習の第一歩として、かなり手間はかかりますが定着させたいことの一つです。

2024年7月15日月曜日

最近の出来事

 先週末で懇談会がほぼ終わりました。一部のご家庭でお伝えし忘れたことの確認です。10月よりワンセはもちろん、YAMAHA、英会話部門でも使用できる「大阪市習い事・塾代助成カード」の申込受付が、7月中旬より所得に関係なく全員始まります。忘れずにお申し込みください。小5、6はきょうだい割引併用で月謝2,100円になります。YAMAHA部門でも月謝・教材費その他費用として使用できます。また、日本版DBS(性犯罪者登録)システムに登録します。元来、少しでも怪しい人は採用しない方針で競争率は数100倍です。誰でも教壇に立たせるのではなく、責任を持って教えることができる人だけが教えています。

 さて、超久しぶりに各学年の出来事。中3は例年よりも公立希望者が多く私立・公立比率は6:4ぐらいです。また、公立受験者の50%が文理学科受験予定という数値もここ数年の近似値です。授業では緑SKが自覚が芽生えてきたようです。鯰江MKは最後の大会に向けてハードな時間の中、できるだけ時間を取って勉強しているのがわかります。緑OSやOKも少しエンジンがかかってきたようで、今後の伸びが楽しみです。受験前に息切れしないように頑張ってください。対照的に男子がまだまだ良くない状態で、自分より出来ていない人だけを見て「みんな〇〇だから」と言い訳から入る状態。自分が出来ていない自覚が芽生えるのと受験のどちらが早いのか…。ところで、全体的に演習ノートの質が上がりました。女子はほとんどの子が良い状態で、良い演習ノートは、時間はかかっても間違いなく成績が上がります。緑NYKKの良さが光ります。

 中2は今津YIが緑INと並び学習奨励賞(480点以上)とくにYIはできることが増え、急成長を感じています。文理学科に合格できる子は継続した努力ができる秀才型か、天才型のどちらかで彼は前者です。茨田北MOが再び良いモードに入りつつあります。あとは演習ノートをしっかりやって自分で勉強できるようになることですね。

 中1はようやく落ち着き始めました。望むレベルが高いのはわかっていますが、全員が集中して与えられた時間を勉強するのは、ワンセなら必然だと思っています。出席率90%超えて全生徒平均450点を余裕に超え、9割の子が450点達成者です。当たり前なのは、真面目に勉強しているからこその結果だということです。塾に普通に通塾し、宿題・課題をこなすだけで450点取れて志望校合格率100%継続中なら、勉強する意志だけ持って来ればいいだけです。残念ながら、2年ぶりの退塾勧告者が数名でました。断腸の思いでしたが、自習室で集中して勉強できず、嘘をつき続けるのは許容できません。菫MHが非常に良い状態を継続しており、良いムードメーカーになってくれています。

 小学生はまたの機会に。

2024年6月20日木曜日

続・大阪府公立高校入試改革考察

 書ける範囲でぶっちゃけトークです。

そもそも、大阪府(教育委員会)は公立高校を強くしたい政策でした。その中でも上位層を私立に行かせないシステムが数10年前から構築されています。それは今でも有効です。そして、数年前から公立下位層の不人気校は私立に行かせたいという考えになりました。そこに私立無償化が重なり、本来思惑通りに公立上位高校の人気は上昇し、中下位層の高校は廃校が続いています。今年、私立人気が上昇したことにより公立高校の定員割れがネガティブなニュースとして報じられることが増えました。その結果、慌てて公立人気回復を旗印に拙速な入試改革をしています。

 ここで、大きな矛盾があります。本来、予定調和であったはずの公立下位層不人気(のニュース)を問題視する一部層が出てきたことで、朝令暮改の政策があり、現場が放っていかれているのです。

 今回の制度改革も「大阪府学校教育審議会」「大阪府教育委員会」「大阪維新の会」のそれぞれの思惑が異なることによって足並みが揃っていません。入試時期にしても、府教委は一部の民間の意見を聞き、審議会は中学校の現場を知らない自称専門家の大学教授が考察しています。そこに、世論を非常に気にする政治家もいて本当にぐちゃぐちゃです。

そんなことも含めて、ワンセは情報収集に努めて、何があっても公立も私立も対応できるように常に準備するだけです。

大阪府公立高校入試改革

 早ければ2026年度(現中2)から始まる大改革の討論が本格的に始まりました。ポイントは大きく3点。

・入試時期を2月末に一本化

・公立高校内で第2志望まで合否判定する

・特色入試でボランティアや部活動を評価する

以上です。詳細は懇談会でお聞きください。

2024年6月2日日曜日

最近の出来事

 ようやく最後の鯰江中学のテスト対策が終わりました。来週から通常授業です。ただ、再来週から再び鯰江中学はテスト対策に突入します。充実のテスト対策の結果、ワンセでは通常授業が1か月続くことがほとんどありません。

 ところで、自宅に新規個別塾のチラシが入っていました。18年間、個別塾の雇われ店長(コンビニ店長レベル。唯一の社員=店長)でほんの少し集団塾経験をあるらしいです。集団授業のことを一斉授業と表記していたので、業界レベルが推し量られます。そんな塾のチラシの文言に「塾はどこでも授業のレベルは同じです」と書かれていました。そりゃ未経験の大学生を研修なしで授業させ、一番の目標は辞めさせないこと・コマ数を増やすことを中心に教育として18年間過ごせばそうなるでしょう。私は、個別指導専門塾を同業だと思ったことはありません。真面目に授業している塾を知らないからです。でも、世間では個別も集団も同じ学習塾という認識です。授業ではなく雑談ばかりの個別塾と、成績アップを真剣に考えている塾を同等に並べるな、と言いたい。少なくとも私は、ワンセは、一緒にされたくない。

本当は6/3(月)の高校説明会でワンセの現状について話す予定だったのですが、大幅に予定を変更しました。秋の高校説明会に一本化するつもりで、春は初めてフリートーク形式で時間をあまり気にせずに話す予定でした。また、今まではオープニング担当で、主に高校の先生方にお話していだいていたのですが、今年は私・常翔啓光・興国の順番で20分ずつ話すことになりました。かなり練習して削りに削っているのですがなかなか21分ぐらいから削れません。今までよりやや早口で話すかもしれません。

 土曜日にスタッフwith原で滋賀のクラブハリエに行き満点賞の副賞と先生方への手土産を買ってきました。その後、みんなでラウンド1でボーリングを10G以上するという暴挙に出てしまい筋肉痛でテキパキ動けません。リハーサルは絶賛実演中ですが、ロボットのような動きしかできなかったらどうしよう…。

2024年5月27日月曜日

今日の出来事

 緑中1中2・菫中のテストが返却中です。今回は満点が多く非常に嬉しいです。中1には厳しい小言が多かったのですが、平均約450点程度と結果が出て安心しました。緑THMは英語理科満点。緑THTは理科、菫YAは英語、菫MHは理科で満点報告。菫MH、菫YA、緑THMは480点以上の学習奨励賞の可能性があります。中2は新入生緑IOWYが共に入塾前より大幅アップ今津YIは悪くない結果ですが、満足できる内容ではなかったので次回に期待。既存生も緑UM、NYを筆頭に自己ベスト更新の可能性が高い子が大半です。中3は前回も書いたように一人を除き1年の1学期中間テストよりも点数を上げています。緑ISは数学、緑SKは英語、緑OSは理科で満点。二人に一人は450点以上です。努力が数値化されて分かりやすいのは社会でした。緑SKSHNHの努力が目立ちました。この3人は1年生から自己ベスト更新を何度も繰り返しています。一般的に一年一学期中間テストはサービス問題で点数を取り易いです。そこよりも上げてくるというのは実力がしっかりと伸びている証。また「例外を出さない」という根幹が崩れなかったことも安心しました。努力は裏切りません。ワンセっ子の結果は努力の賜物です。

2024年5月21日火曜日

最近の出来事

 今津・茨田北中学校全員、緑中は3年生のみテストが終了し返却されています。今回は集団部門のみの考察です。1人を除き全員400点以上、更に2人に1人以上は450点(ペース)で平均450点。中3に至っては自己ベスト達成者が約8割でした。ちなみに中1から在籍者は中1の中間テストよりも下がった子が一人のみで、ほぼ全員上がっているという良い状態です。学年末テストが悪かったので、今回は色々な思いを秘めていましたが、結果が出て一安心です。中1・2緑中、鯰江中はテスト対策真最中で、昨年度の学年末より下がる要素を感じていません。ちなみに、途中入塾者で入塾前350点未満の子たちの平均点281点から391点に110点アップとなっています。

 そんな中3ですが、中1のときからやるべきことが徹底出来ていたわけでありません。endlessの自習中も例年通りに叱られる子がいました。2学期期末・学年末は日曜日や午前中を自宅学習OKにすると、ほぼ全員がどちらのかのテストがワーストになり、昨年より10時から夜までの長時間endless復活の原因になりました。例年、中1の勉強習慣の定着に四苦八苦し、3年生になると自学自習できるようになるのがワンセの法則なのでしょう。

 中1はやはり小言の多い学年です。テスト2週間前から学校の課題・提出物をしてもらっていますが、持ってくるのを忘れたり、丸付けをしていなかったり話を聞いていない子が散見しています。ワンセで耳にたこができるぐらい言われるのが「間違い直し・覚え込みの徹底」です。問題演習をして間違いを発見してからが勉強の始まり。解きっぱなしで知識は増えません。それでも「やることがない(だから帰ってもいいのか)」と言う子がいます。過去にこのような発言をして課題をきちんと出来ていた子はいません。案の定、間違い直しは「赤で答えを写しただけ」で漢字すら覚えていません。それでいて、することがないとはどうすれば伝わるのか。

 満点以外不合格のルールなので、当日解いた演習問題・試験範囲の漢字・英単語がノーミスだったら帰れる「新・出来た者帰り」を実施すると、ようやく「二度と同じ問題を間違えない間違い直し」の意味がわかりつつあります。

 中1や新入生は大半がかなり適当な丸付けをします。模範解答をほぼ見ずに○ばかりつけてやるべきことをしたとアピールしますが、問題演習を超絶適当にする悪習慣が定着しているので改善は時間がかかります。何がダメなのか理解できていない子が多かったです。これも口癖ですが「自覚があることは直ったり成長できる。自覚がないことはどうしようもない」です。

 例年通り、中1・新入生に正しい勉強のやり方を伝えるのは時間がかかりますが、時代に合わせた新しい取り組みで「全員の成績アップ」にこだわっていきます。