2025年1月20日月曜日

令和10年度(現小6)大阪府新高校入試選抜方法、1/20の出来事

 大阪府教育委員会は、現小6から実施される予定の新公立高校入試選抜について発表しました。基本的には秋にブログで紹介した内容とほぼ同じで、骨子は以下の通り。

1.現小6より大阪府公立高校入試時期を特別選抜・一般入試を3/1前後に一本化

2. アドミッションポリシー枠(仮称)を設け、5教科に加え、面接・ディベート・実技を各高校独自で実施し、定員の50%を上限に募集できる。なお、一般試験よりも合否判断は優先される。(試験日は同日程予定))

検討事項

1.入試機会が1度になるため、一度の入試で複数校志望(例:第一希望北野・第二希望大手前)できるようにする

2.私立高校も2/1前後で試験実施へ日程調整

秋に紹介した内容より深くなったのは、3/1前後に入試時期が実施される(可能性が高い)こと、アドミッションポリシー枠(仮称)も同一日程(筆記試験前後日)になること、合否決定は同枠入試が優先されること、です。関係者の話を勘案すると色々見えてきています。事実と憶測を明示しながら、後日アップしようと思います(3月予定)

さて、昼間に過去問の予習をして夕方からの中3の解説に備えました。まずは大阪国際大和田時代の数学から。トップは緑ISで緑SK、鯰江MKが続きました。高2の世代では満点が二人いたので高得点に期待しましたが、満点には至りません。そろそろ比を用いた問題と一次関数と、二次関数の融合問題の等積変形の正答率を上げたいところです。公立C問題の前哨戦になりますので、是非ともクリアしていきたい単元です。その後、社会は近高の過去問。トップはSKで緑SHが続きました。地理が少し深くて、平均点が低いです。高校入試問題では、歴史オタの大阪国際、地理オタの近高ですね。ちなみに大阪国際は国語もオタク気質で、かなり個性的な問題です。

 夜は中2社会。これまでの復習をしていましたが、来年がかなり案じられる状態。春から復習モードに入っていかなくてはいけません。2月に受験予定の五ツ木模試では社会が一番偏差値が低くなるのではないかと思いました。おそらく、生点が良い順に英語・数学・理科・国語・社会という予想。英語では五ツ木模試の過去問平均点が90点弱あるので、決して5教科としては悪くないのですが、どうしても直接教えている教科が芳しくないと気になります。

 中1数学は空間図形をしました。菫MHは「習っていない」と言っていましたが、発想を試される問題は常に未知のものばかりです。既知の引き出しを用いて導くのが理数系の楽しいところ。受験生ですら、夏の時点で同じ解説をしてイメージできた子は2割程度でした。それでも、解説を聞いて「分かった!」と明るい顔をしていました。この時期に解説して四割が理解できていたのよう充分です。聞いてもイメージできない子の方が圧倒的に多い単元です。


 

2025年1月19日日曜日

1/19の出来事

 今日も朝から問題演習。昼からはその解説で女学院数学からでした。トップは緑ISで鯰江FR、緑MY、緑MYが続きました。ISは数学において良いものが見え始めているようです。ノーマルレベルの問題はかなり強いですね。国語は関大北陽の過去問。FRがトップで、緑SKMY、緑OYが続きました。解答用紙を見ていると、読解力が養われ始めているのを感じます。

 読解力といえば、共通テストの問題傾向が変わり、グラフの読み取りになったらしい(まだ解いていない)です。久しぶりに時間を測って解いてみようかと思います。最近、漢字や歴史の年号が飛んだりすることがあるので、脳に刺激やストレスを与えないといけません。

 英語は大阪国際大和田の過去問チャレンジ。難易度は高いほうでなかなか高得点は難しいのですが、SKが91点という過去最高点を大幅に更新しました。記述が非常に良かったです。最近、国語でもリアルでも感受性のレーダー感度が非常に上がっています。精神的な成長と重なり、文系教科の伸びに目を細めています。この数値の陰に隠れがちですが、二番手MYFRの語学センスも良い感じで磨かれています。

 夜、2か月前となった卒業旅行のチケット分配をしました。昨年は原に任せていたので、私のほうがみんなよりアプリ操作に疎いです。今年は初日ディズニーランド・2日目ディズニーシー・3日目ディズニーシーと3日間ともにディズニーで過ごすことになりました。ディズニーシーに新エリア・ファンタジースプリングが未知の世界で、地図の確認のために入園する予定です。また、宿泊予定はホテルオークラ東京ベイでディズニーステーション駅前にあり、こちらも初宿泊です。受験勉強はピークが続きますが、ゴールは見えているので最後まで頑張りましょう。22時から雨の予報になったので、今日は早めに帰宅を促しました。それでも22時過ぎぐらいなのですが…。

1/18の出来事

 今日は(一応)endless。とはいうものの、受験生は優先順位が人によって異なるので別メニューをこなしている子もチラホラいます。冬期講習同様、午前中は過去問演習。昼一で近高数学の解説。トップは緑ISで緑OY、鯰江MKが続きました。数学ではISが高得点を安定して取れるようになってきました。OYの2番は久しぶりでミスが少なく良かったです。公立数学過去問もトップはISでした。2番手以降は緑MY、緑OSが続きました。OSも久々のこの順位です。緑NYは長いスランプをようやく脱出できたようでミスが減っています。関大北陽社会ではトップSKMYMKが続きました。MYは全体的にできることが増えています。国語はSKがトップですが、及第点はいません。それでも長文読解の記述に大きな差を感じました。中1の頃から国語力は大きな課題だった学年で、なかなか自分と向き合ってくれませんでした。そんな中SKだけは国語の演習の度に自分の考えを自分の言葉で書こうとしていました。当初は書いて欲しい内容からずれていたのですが、修正を加わった今。行間を読めるようになりつつあり、相手の価値観や考えを理解できるようになりました。そんなSKに追いつける可能性を感じたのが緑NHMYです。次点で緑OKOSも良かったです。緑YHや鯰江MKは少し時間がかかりますが、諦めずに考え続ければかなりブラッシュアップされるでしょう。

 ところで、新規のお問い合わせをいただいてる中で色々感じることがあります。親は例外なく、子どものことをどれだけ見てくれるのかを最も案じるもの。私は、心の中で『ワンセほど手厚い塾は絶対に存在しません』と思っています。うちほど子どもたちにとって集中できる場所・本気で切磋琢磨している環境・例外なく勉強している同級生に囲まれる塾はないでしょう。また、集団部門において勉強しないという選択肢は存在しません。集団授業ですが、かなり細かいレベルで一人ひとりを見ています。勉強面では、問題を見れば誰が分かって、誰がわからないか把握しています。説明中の自分の解説も誰がどこまで理解できているのか常に把握してます。保護者の方から、今日、何回指名されたか、挙手したか聞いてみてください。「数えられへん」と言われます。授業を聞く、のではなく集中して参加しています。でも、入塾前に欠席補習などのお約束はしません。塾をさぼって補習をお願いされても聞くつもりはないからです。信じています、という言葉が最も私たち講師を動かします。だから、入塾前に子どものやる気や性格を知る前に約束はできないのです。

 ちなみに、どんな面倒見の良い高校でも勉強しないという選択肢を選べば追いかけてきてはくれません。軽く「今やらないと後悔することもあるよ」といわれる程度です。それでも充分、面倒見は良い方でしょう。ワンセのケアを「面倒見の良い高校」を自負するところに望んではいけません。

2025年1月17日金曜日

1/17の出来事

 30年前、朝5時46分に激しい揺れがありました。当時二段ベッドの下で寝ていましたが、トランポリンのように体が浮くような激しい縦揺れの地震。あの強い揺れは未だに唯一無二です。東日本大震災は異常に長いゆっくりした横揺れから震源地の遠さと、現地を危惧しました。その日の夕方の小学生の授業で地震の恐ろしさは、火災と津波であることを言いました。特大津波が現実になるとは思いもせず。その次はまだ記憶に新しい2018年の台風7号による風被害。街中の信号機が横を向き、看板が降ってくるのは映画の世界でした。

 月日が流れ、リアルな戦争体験を聞ける機会は減りました。それでも日本で起こった出来事として語り継がなくてはいけないと思っています。被災経験も同様に臨場感を持って語れる世代が次世代に向けて情報発信していかなくてはいけないと思います。一度も訪れたことがなかった原爆ドームにコロナ明けに初めて行きましたが、日本にゆかりがある人なら見ておいて欲しい場所だと感じました。戦争の惨禍や被災地の惨禍は風化させてはいけません。

 今日、話していて思ったことを徒然なるままに書きます。ワンセは、時流を鑑みペナルティ制度廃止やエンドレスの在り方について再考中です。全員一律の宿題は元来好きではありませんので、さほど多くありません。子どもたちの主体性を大切にしています。ただ、小学生や中1に時間と場所を与えて自分で考えて勉強できるわけありません。かつて、大阪でトップクラスの規模であった塾は「自考力」をキャッチフレーズに質問に来た生徒にも「自分で考えろ」と言って自滅しました。主体的に行動できるようになるために様々な勉強のやり方を身につける必要があります。中1でそれができるとは思えません。中3でも出来る子とそうでない子に分かれます。

 主体性、の言外には「無責任」「放置プレー」という言葉が見え隠れしているように思います。私の言う自主性・主体性とは集中して勉強できる最高の環境と時間を提供する、自分でやることを決めて出来る子は自分で考えてする。自分で考えて結論を出せないタイプの子はこちらの決めたことをすることです。つまり、勉強しない選択肢を与えるつもりはありません。受験生は、中2まではいかに楽をするかしか考えていないようにも見えました。それが今や、こちらがストップして強制終了させないといつまでも勉強する子たちになっています。目的は「出来ることを増やす」「考えや性格も成長する」「行きたい進学先を選べるようになる」ことです。今年だけに限らず、ワンセは勉強する塾、というのが周知されているのも奏功している要因のひとつでしょう。

 そんなワンセは子どもたちの教科的なことは、ほぼ全て教科担当に任せています。補習の有無も講師判断です。欠席者全てに振替授業をすると、講師のモチベーションは下がるだけです。自分の正規の授業を休んだ子のために同じ説明をしてあげたくなるのかどうかは、子どもとの信頼関係に関わっています。補習をお願いして、マンツーマンの補習を再び休むと講師の心は離れるでしょう。それを止めることはできません。保護者が「最近休みが続いているので補習を」という依頼はあまりありません。言われる前に講師が動いているからです。もし、そんなことがあれば子どもが講師を裏切ったとき。講師の補習は愛情でできています。それを裏切り続けて、気持ちが冷めてから「今日から頑張る!」と言われても頑張って!と言われるだけで「一緒に頑張ろう!!」とはなりません。ワンセで一番面倒を見てもらえるのは「(信頼して)お任せします」の一言。期待されたら裏切ってはいけないという思いが糧になります。

ー閑話休題ー

夕方、4時ぐらいから続々と自習にやって来て黙々と勉強しています。流石、受験生クラス。そんな今日はまず関大北陽の過去問数学解説。トップは緑MYISが並びました。優秀な姉を持つ二人ですが、遜色ない結果です。特にMYは覚醒期を感じます。今から2ヶ月で偏差値10upも現実的です。少し緩やかながら緑OSにも同じものを感じます。国語では大阪女学院の過去問チャレンジ。緑SKが安定のトップ。それでも伸びしろしか感じない状態です。2番手以降は鯰江FR、緑HKが続きました。

 中2数学は確率と面積比についてしました。一次関数では良いところを見せられなかった緑INはその他の単元では悪くない結果。五ツ木の英数過去問では安定して9割前後ですが、正直満点取って来て欲しい状況。久々の茨田TTはスピードに戸惑いつつも頑張っています。自己肯定感がもっと高くなり、自信を持ってすれば、もっと楽に成績も上がり人生楽になれるのに、と思うほど力み過ぎを感じています。

2025年1月16日木曜日

1/16の出来事

 卒業旅行2か月前になりました。とういうことで、ついにディズニーランドのチケットが購入できる日です。気合い入れて全員分のチケットを購入。ディズニーのチケットを複数枚購入しようとするとカード会社からストップがかかるので、事前にカードデスクに電話。「沢山購入されるのですね(転売を疑っている)どういう人たちですか」「中学生の塾の卒業旅行なんです」「まあ、なんて素敵!!(本心か、フォローなのか)」みたいなやり取りを経て無事初日のチケット購入。

 夕方、小5英語は英検の問題演習。ようやく正答率が8割まで上がってきました。今週末の試験を無事に合格してきて欲しいものです。算数は円周の導入。難しくない単元ですが、円周率3.14の計算が少し面倒ですね。国語は漢字の読み取りを予告なしでしましたが、悪くない結果でした。

 その後、中3数学は大阪国際大和田の数学過去問チャレンジ。トップは緑SHで、鯰江MK、緑ISが続きました。見え方は悪くないのに点数に反映されていない、つまりミスが多いということですね。入試ではわかる問題を100%の確率で正解させることが合格への最短ルートでしょう。社会も同校の過去問でトップは同じくSHで緑SK鯰江FRが続きました。今年は数学が得意な子が少なく、歴代の文理学科合格者や偏差値70の卒業生と比較すると、理系の子にはやや劣るが、文系の子には勝っている状況。数学を直接教えておらず、数値の分析だけするなら充分な及第点です。ただ、直接教えている立場ではもっともっと出来ることを増やしたい、もっと初見で見える問題を増やしたい。

 中1国語は中3、高1と続いた国語力の低下を反省材料に長文読解に力を入れています。菫MHは中3と同じ問題(関大北陽の過去問)にチャレンジしても4番目のポジション。答え方も良いです。2年間鍛えれば久しぶりに読解力が楽しな子です。緑TRHMは彼に引っ張られる感じで、中1としては悪くない読解力を持っています。文としてまとめる力をブラッシュアップすればよいものになりそうです。

 そして、22時過ぎに中1が帰って行っても受験生の教室からは壁越しでも伝わる受験生独特のオーラで満ちています。周りが先に帰ってもまだ集中力が続く彼ら。本当は早く帰って健康第一でいて欲しいのですが、頑張りすぎる姿に少し心配になったりします。今日も一日お疲れ様でした。

2025年1月15日水曜日

勉強とダイエット

 かなり以前に同じタイトルで書いたことがありますが、よく似た内容です。勉強とダイエットは似ていると思うのです。努力していると最初は効果てきめんです。サボると体重は元に戻り、覚えたことは忘れていきます。努力を継続していると体重はどこかで現状維持になります。その体系を維持すると周囲に認められます。

 勉強が大きく異なるのは、現状維持だとサボっているように周囲が思うことです。努力を継続しているからこそ、現状維持できます。ここに大人の期待値が加味されて点数が上がらないと小言を発してしまうこともあります。すると、努力しても現状維持でショックを受けているのに、努力を認めてもらえないとモチベーションは一気に下がるでしょう。

 ワンセの子たちは努力しています。10年後、20年後、「(中)学生時代は本気で勉強頑張った。」そういうふうに周りに自信を持って言えることが人生の糧になって欲しい。達成感はストレスの向こう側にあります。自己肯定感も然り。偶然の産物の自己肯定感よりも、努力に裏打ちされたもののほうが強いです。さまざまなものと戦いながら得た結果はとても強い武器になります。

卒業生へ 

 継続した努力から得たものなんですか。入試や就活が落ち着いてから、現状を教えてくれると嬉しいです。

 

2025年1月14日火曜日

今日の出来事

 今日から中学校が平常授業なので、ようやく時間のゆとりができました。受験生は、冬休みが終わった水曜日から金曜日は中学校が実力テストがあり、連日2時から10時過ぎまで勉強。3連休は朝からする予定でしたが、インフルエンザが蔓延しており、食事を塾内で避けたかったので12時半スタートでした。そんな受験生の6日から13日の塾内勉強時間は最低72時間…。みんな頑張っています。彼らに言わせると、中2までにしていたendless(朝10時から夜まで)が楽に感じるほどだそうです。私も正月休みを終えてから長時間労働だったような気がするのは、気のせいではなかったようです(笑)

 先週末まで私立高校の先生は中学校の先生と相談の時期で多忙そうなので、今日から数校の先生方と色んな話をしました。普段、子どもとばかり話しているので大人と話す機会は貴重です。とはいうものの、卒業旅行の各種関係者と新年度向けの業者さんとの話は頻繁にしています。みんなの頑張りは自分のモチベーションににも繋がります。

 そんな今日は小6の授業から。英語は本格的に中学生内容の先取りに入りました。文法と単語の覚え込みが中心です。新入生YKは単語や漢字の努力がばっちりでした。英語好きなYHは教科的なプライドがあります。文法はYHに一日の長がありますが、みんなのプライドや負けたくないという気持ちがよくわかる結果でした。切磋琢磨しできる環境は成長への良い特効薬になります。

 その後、受験生に国語数学の解説。国語は関大北陽の過去問にチャレンジ。トップは安定の緑  SK。その後鯰江FR、緑NYが続きました。NYの国語の三位は久しぶりです。数学は緑MYがトップ、緑IS、鯰江MKが続きました。名無しの権兵衛子は0点ですが、名前さえ書いていれば79点で上位でした。ちなみに、ようやく平面図形が安定して見える(解き口が)子が増えました。空間図形が見えるかどうかは諦めない気持ちがあるかどうかです。そこまでくれば、昨年の先輩のように入試本番C問題で満点取れます。

 ちなみに英語では過去C問題平均点が70点を超えている先輩と比べても遜色ない結果を緑SKが取り、鯰江FRも近い点数を取れていました。英検2級取得者は当日テスト換算で72点になりますが、ワンセの英語C問題平均点は72点を超えいます。また、実力テストの返却日でもある今日、ほぼ全員が二学期よりも点数が上がっているのは努力を鑑みれば必然でしょう。