30年前、朝5時46分に激しい揺れがありました。当時二段ベッドの下で寝ていましたが、トランポリンのように体が浮くような激しい縦揺れの地震。あの強い揺れは未だに唯一無二です。東日本大震災は異常に長いゆっくりした横揺れから震源地の遠さと、現地を危惧しました。その日の夕方の小学生の授業で地震の恐ろしさは、火災と津波であることを言いました。特大津波が現実になるとは思いもせず。その次はまだ記憶に新しい2018年の台風7号による風被害。街中の信号機が横を向き、看板が降ってくるのは映画の世界でした。
月日が流れ、リアルな戦争体験を聞ける機会は減りました。それでも日本で起こった出来事として語り継がなくてはいけないと思っています。被災経験も同様に臨場感を持って語れる世代が次世代に向けて情報発信していかなくてはいけないと思います。一度も訪れたことがなかった原爆ドームにコロナ明けに初めて行きましたが、日本にゆかりがある人なら見ておいて欲しい場所だと感じました。戦争の惨禍や被災地の惨禍は風化させてはいけません。
今日、話していて思ったことを徒然なるままに書きます。ワンセは、時流を鑑みペナルティ制度廃止やエンドレスの在り方について再考中です。全員一律の宿題は元来好きではありませんので、さほど多くありません。子どもたちの主体性を大切にしています。ただ、小学生や中1に時間と場所を与えて自分で考えて勉強できるわけありません。かつて、大阪でトップクラスの規模であった塾は「自考力」をキャッチフレーズに質問に来た生徒にも「自分で考えろ」と言って自滅しました。主体的に行動できるようになるために様々な勉強のやり方を身につける必要があります。中1でそれができるとは思えません。中3でも出来る子とそうでない子に分かれます。
主体性、の言外には「無責任」「放置プレー」という言葉が見え隠れしているように思います。私の言う自主性・主体性とは集中して勉強できる最高の環境と時間を提供する、自分でやることを決めて出来る子は自分で考えてする。自分で考えて結論を出せないタイプの子はこちらの決めたことをすることです。つまり、勉強しない選択肢を与えるつもりはありません。受験生は、中2まではいかに楽をするかしか考えていないようにも見えました。それが今や、こちらがストップして強制終了させないといつまでも勉強する子たちになっています。目的は「出来ることを増やす」「考えや性格も成長する」「行きたい進学先を選べるようになる」ことです。今年だけに限らず、ワンセは勉強する塾、というのが周知されているのも奏功している要因のひとつでしょう。
そんなワンセは子どもたちの教科的なことは、ほぼ全て教科担当に任せています。補習の有無も講師判断です。欠席者全てに振替授業をすると、講師のモチベーションは下がるだけです。自分の正規の授業を休んだ子のために同じ説明をしてあげたくなるのかどうかは、子どもとの信頼関係に関わっています。補習をお願いして、マンツーマンの補習を再び休むと講師の心は離れるでしょう。それを止めることはできません。保護者が「最近休みが続いているので補習を」という依頼はあまりありません。言われる前に講師が動いているからです。もし、そんなことがあれば子どもが講師を裏切ったとき。講師の補習は愛情でできています。それを裏切り続けて、気持ちが冷めてから「今日から頑張る!」と言われても頑張って!と言われるだけで「一緒に頑張ろう!!」とはなりません。ワンセで一番面倒を見てもらえるのは「(信頼して)お任せします」の一言。期待されたら裏切ってはいけないという思いが糧になります。
ー閑話休題ー
夕方、4時ぐらいから続々と自習にやって来て黙々と勉強しています。流石、受験生クラス。そんな今日はまず関大北陽の過去問数学解説。トップは緑MYとISが並びました。優秀な姉を持つ二人ですが、遜色ない結果です。特にMYは覚醒期を感じます。今から2ヶ月で偏差値10upも現実的です。少し緩やかながら緑OSにも同じものを感じます。国語では大阪女学院の過去問チャレンジ。緑SKが安定のトップ。それでも伸びしろしか感じない状態です。2番手以降は鯰江FR、緑HKが続きました。
中2数学は確率と面積比についてしました。一次関数では良いところを見せられなかった緑INはその他の単元では悪くない結果。五ツ木の英数過去問では安定して9割前後ですが、正直満点取って来て欲しい状況。久々の茨田TTはスピードに戸惑いつつも頑張っています。自己肯定感がもっと高くなり、自信を持ってすれば、もっと楽に成績も上がり人生楽になれるのに、と思うほど力み過ぎを感じています。