2017年9月8日金曜日

9/7.8の出来事

 しばらく高校説明会行脚の日々です。慇懃無礼(いんぎんぶれい)ながらも名刺を置くだけや遅れての参加になっている高校もありますが、ご容赦ください。大阪桐蔭の塾関係者接待問題から手土産が質素になっていましたが、好景気の影響か再び過剰気味で無駄なところにお金をかけているなと思います。それでも木を見て森を見ない塾関係者には随分好評のようです。塾対象説明会(以下「塾説」)がここ数年本当に嫌いです。なぜなら、話す人と現場の先生が違うからです。

 かつて太成高校や啓光学園、大和田高校は本当に良かったです。何が良いのかというとお会いするたびに卒業生の現状を教えてくれていたことです。今や太成や大和田にその姿勢はありません。塾長の機嫌を取ることに夢中で子どもたちを大切に指導してくれているのかどうかを教えてくれないのは大きな不安です。小規模を売りにしているのに非常に残念です。とはいうものの、大和田はそれでもに良い学校なのは間違いないです。かつて、こんな高校だらけになったら予備校は潰れると思ったのが大和田と啓光です。更に啓光は良くなっているように感じます。大阪府内ではトップレベルの良さだと思いますが、原点回帰をしていただけると更にお勧めできる高校になります。

 小3はMTとマンツーマン。前半は計算ミスが多くて気になったのですが、それを指摘すると後半は一気にミスがなくなり、良い修正能力を見せてくれました。今後の伸びが楽しみです。

 小4は算数で先週に続き四捨五入の問題をしました。「~の位まで」「~の位を」の違いを完全理解させるのが難しい単元です。先週は調子が良かったのに今回は少し不調。ただ、最も難しい「百の位を四捨五入して20000になる数の範囲」を求める問題でOSTEがしっかりと理解できているようで感心。まあテストで全問不正解だったのは内緒です。

 小6算数は比例の確認。最近THのミスが減ってきました。ネタにされるのがわかってきたからでしょうか。私は授業の中でこまめに正解・不正解を挙手させてどの問題を間違えたのか確認しているのですが、男女比が3:7なのにミスをする比率は8:2なのは…

 中2国語は徒然草の本文解説。最近茨田KSが良いですね。惜しいのは中1までの基本が定着していないので理解度と点数が比例しないことです。

 中3特進は国語でトップ緑IMで鯰江HK、菫NYが続きました。数学では茨田北FSがトップ、二番手茨田NM、茨田北IS、NMが同点でした。最近菫NYが出来る問題が増えて点数が安定してきています。鯰江HKが伸び悩んでいるので早く突き破って欲しい壁です。

2017年9月6日水曜日

9/5.6の出来事

 過日、フェイスブックを見ていると、ワンセの卒業生と大学の同級生が同じ写真に写っており、ビックリしました。しかも場所は東京です。二人とも東京で働き、それぞれの友人が新郎新婦として知り合ったようです。いやあ世間は狭いですね。ほっこりした出来事でした。

 朝から成蹊女子高校の説明会がありました。昨年度の同校の説明会で「こんな私でも主役になれた」というフレーズが耳に残っています。本来、勉強ではあまりスポットライトを浴びることがなかった子たちが、授業の中で個性を発揮できる環境は非常に魅力的です。と、思っていたのに今日の説明会では何も伝わるものがありませんでした。もう一度しっかりと授業を見て、話を聞こうと思います。

 中3標準で早速成蹊女子で聞いたキャリアデザインについて話しました。キャリアデザインとは、将来どのような経験を積んでいくのか創造することです。それを学生のうちから、できれば早い時期にしておきましょう、ということです。経済学部出身の私は、大学の同級生社会人4年目になっています。友人の大半は有名企業務めか公務員です。ワンセの卒業生は残念ながらバツイチも未婚の母もいます。社会人として他人に迷惑をかけずに笑顔で過ごす毎日、これが卒業生全員へ願うことです。さて、どこまで彼らに響いたのか今日は神妙な顔つきでした。

 最後は中2全員数学。角度の問題を解いたのですが茨田KSが良いセンスで問題を解き珍しく(?)褒められていました。ちなみに鯰江SAも仲良く同じ発想で解いていました。先々週は緑SHが不調で本日は緑AKが不調。彼が間違えた問題をここぞとばかりに手を天井に突き刺す勢いで挙手しておきながら、間違えるという「お約束」をしてくれました。

 中3標準国語は公立過去問にチャレンジ。トップは緑HYNYFSが続きました。前回、非常に良い答案用紙を書いていた鯰江NMは次回に期待。国語は良くも悪くも一番フロックがある教科ですので、継続して良い点を取ってくださいね。
 
 中3特進は公立過去門にチャレンジ。トップは菫NYで及第点ギリギリ。その他は今後の努力に期待です。その後、有志で行った常翔国語では数学のリベンジを鯰江SRが実現。緑IM、鯰江HKも9割前後で良い結果。ただ、慣用句はみんな全然知識不足なのを露呈。「~を凝らしてじっと見る」という質問で緑NKは「肩」をこらすらしい。いやいや肩から物は見えませんし!それはただの肩こりでしょう。さらにこのメンバーに緑HMを加えて常翔数学にチャレンジ。もちろん満点狙いで、誰かゲットしたらお菓子パーティをかけました。果たして及第点はなし…公式を覚えていないレベルでしたのでまだまだこれからですね。まあ一日にたくさん解いたその心意気やよし!

2017年9月4日月曜日

9/4の出来事&大政奉還150周年記念スタンプラリーコンプ

 しゅれっと高校の説明会が始まり、夜型の私にはきつい時期となりました。明日からワンセの子たちが受験する可能性が高い高校の説明会です。同時に高校訪問をしなくてはいけない時期ですね。今年も本音100%で高校レポートを再開します。そして、おススメ度が4を超える高校だけの進学説明会を実施しようと思いますのでよろしくお願い致します。

 さて、月曜日は小6算数。とは言っても漢字テストからでした。全員に家庭学習の形跡があり、悪くないです。前回は久しぶりに宿題のルーズさと公式の未暗記で注意される子がいましたが、基本的には良い子たちです。中3の特進と雰囲気が似ており、今後の伸びが楽しみです。授業では新単元の比例の式の導入をしました。YMの発想が良く、HMは安定して悪くない努力の継続がわかります。

 小5算数は分数の計算問題をしました。約分を覚え始めたこの時期は、大半の子が約分に気づきません。何度注意を促しても大切な大切な約分を忘れるのです。意識づけのために、「約分を忘れるのはトイレ後の手洗いを忘れるようなもの」とネタとして言っています。それでも約分を忘れなかったのはKANKのみと例年よりも少なかったです。奇数・偶数の概念や倍数・約数の発想が身についていないのですね。

 夜は中1特進数学から。といっても、レベルは特進と標準の間ぐらいで難問にはチャレンジしていません。プライドにかけて基本的な応用問題は2回目に正解するのが目標です。今日は緑SSが好調でした。一回かじった問題を反芻できる能力が高いということですね。モチベーションの波が高めで安定すれば大幅にできることが増えるでしょう。

 最後は中2特進。申し込み形式にして少しみんなの目つきが変わりました。基礎から応用まで解説して発想や着眼点の話をしました。中2は非常に珍しい男子の活躍が目立つクラスで、緑のSH、AKが良い思考回路でした。また緑YSCHもとても良い集中力と姿勢でした。あ、珍しく褒められましたね笑

 追記:私事ですが、大政奉還150周年記念スタンプラリーをコンプリートしてきました。コンプすると実際に大政奉還がされた二条城の特別室に入り記念撮影できるのです。期間が短いため、休日をほぼスタンプラリーに費やして北は福島、南は鹿児島までようやくコンプ。これで記念撮影できます。来年、どんなコスプレで臨むのか非常に楽しみです。1部予備があり、某オークションに出展しようか思案中ですが、我こそはと思う維新オタがいればご一報ください。

2017年9月2日土曜日

9/2の出来事

 2学期に入り、いよいよ受験生は土曜日も勉強状態になりました。今日は五ツ木の過去問にチャレンジ。特進では数学がトップタイに茨田NM、鯰江HK、茨田北INが並びました。社会では茨田北MAがトップ、緑FR、お初の名前が載る緑HMが続きました。国語では茨田北MAがトップ、NM、茨田ISが続きました。標準では数学で緑SKがトップ、二番手に緑TM、菫MHが続きました。

 土曜日は昼間に授業をしていることもあり明るい雰囲気で、標準がノリノリでした。特進は難問の解説を中心に行い受験生らしい雰囲気で少し固い感じ。楽しく受験シーズンを乗り越えましょうね。遅くまで開けてほしいとか、明日も明けてほしいという希望があったのですが、9月中旬を最後に私の休みが10月下旬までない状態なので今週末はご容赦いただきました。寒くなるころにはしっかりとお付き合いしますからね。

2017年9月1日金曜日

9/1の出来事

 昨日より一気に秋めいた空気を感じます。湿度が下がった影響ですね。

 さて、9月に入り最初の授業は小4から。計算問題の確認テストをしましたが、全員及第点ならず。理解度そのものは決して悪くないのですが、少し問題をなめているように感じ。少しピリッとした雰囲気からの開始となりました。まあ、ミスをして何も感じていないと困りますからね。

 夕方、中3有志で社会の大阪高校の入試問題にチャレンジ。この時期としては悪くない8割超が、順に緑IM、茨田北IS、緑FR、鯰江SRでした。ここからしっかりと肉付けをしていこうと思います。標準からの有志がいなかったのは残念です。

 夜は中2国語。枕草子に続き徒然草の解説でした。言わずと知れた3大随筆の2つ(もう1つは方丈記)です。旭東MCは随想することが多いらしく、平たく言えば妄想ですよね。それが過剰になると昼間に見ると白昼夢、夜中に逆のパターンだと夢遊病だとネタにされていました。茨田KSはようやく悪くない手応えになり1ヶ月です。あとは基礎固めができれば一気に上昇気流に乗れるでしょう。

 最後は中1国語。歴史的仮名遣いを教えました。まずは「~段」と「~行」について。「カ行のイ段は’き’」になるなど小1の50音表から。すると平仮名を読めない子が連発。本人の名誉のために名前は伏せますが「ゐ」「ゑ」を知らないのは辛うじてわかりますが、わかった!と言いながら挙手して指名されて間違いを繰り返すという緑MT。久しぶりに積極的に授業に参加していたので良しとしましょう笑

 小4算数からの中3有志、中1,2の国語と続く金曜は最も平和で笑い声の多い曜日かもしれません。

2017年8月31日木曜日

つれづれなるままに~かつての夢、今の夢~後編

 厳しい塾のイメージができた副作用で、塾に足を運ばれた保護者の方は異口同音に「イメージと違ってアットホームな塾」とおっしゃいます。いやいや普段の授業は笑いの中にある、という感じです。私は、自分仕事をMCのようだと思っています。子どもたちはひな壇の芸人です。授業を通じ、必ず発言をさせて受け一辺倒の面白く授業にはしたくありません。ちなみに大手塾では授業で笑いを起こさせると注意を受けます。同時に宿題の少なさに驚かれる方が多いです。世間のイメージは宿題が多い塾らしいです。1教科当たりの宿題時間は1週間で小学生20分、中学生15分です。感じ方は人それぞれですが、これで多いと言われたら仕方ありません。

 9割の楽しい雰囲気と、約束を破ったときの1割の怖さがある中で、盛りに盛られた怖さが都市伝説のようになっていると思うことすらしばしばあります。その結果、勉強する意識が低い子が自粛して選ばないのでいいのだと思います。

 私は中学生のとき塾で独立すると決めました。2001年に具現化し、3年前に大学を卒業したとき多くの夢を持ちました。ブログにも齢を重ねることは夢が増えるということだ、と書きました。機会があれば多くの夢について書こうと思います。数年前に見た夢は残念ながら大半が現実にならないと諦めました。その代わり、譲れない夢ができました。それは子どもたちのジェネラリストになること。私を頼ってくる子がいるのなら、かかりつけのお医者さんよりもその子について詳しくなりたい。また、誰よりも的確なアドバイスができる進路指導のジェネラリストです。ワンセは中学生でおしまいですが、進路相談は一生できるよう努力し続けます。

 そんな夢を持ち、子どもたちと接することができる私は幸せ者です。妥協しない厳しさを持っていますが、反省することも多いです。もう少し違う言葉を選べば…もう少し違シチュエーションで伝えれば…あのとき伝えたのは正解なのだろうか…。実は自問自答していることがしばしばあるのです笑 でも、次に会う機会があればいくらでもフォローできるのです。また、根底に愛情があるなかでの失敗した言動なら子どもには理解されていると思うのです。ふつつかな私の大小様々なミスを尻目にお預けいただいているのは「ウチの子をちゃんと見てくれている」と思っていただけているからだと(勝手に)思うのです。子育てに模範解答なんてありませんし。ただ、何年経っても子どもたちに本気で対応したい。子どもたちがしてはいけないことをしたとき、注意できないようになったら教壇に立ってはいけないと思っています。他人の子に熱い大人が一人ぐらいいてもいいじゃないですか。

つれづれなるままに~前編~

 久しぶりにつれづれなるままに書きます。酔っ払い宣言をしておきます。

 銀行員で次長という肩書の人と話したときのことです。ワンセの将来性や特徴を聞かれました。ウチの売りは愛情に裏打ちされた厳しさだと思っています。してはいけないことをしたときに親が子どもを叱責するのは当然。私が最近最も叱責したのは、夏休みの学校の宿題を指定日(8月初回の授業)までにせず、塾で宿題をするよう約束していたのに破って、最終的に4連休があったのに全力で遊んで学校の宿題をしていなかったことです。はい、全く塾は関係ありません。でも、学校の宿題という優先順位の高いことを放置し、私との約束を破ったことに対する叱責です。当たり前のことを当たり前にできないことが続けば雷を落とす(今や死語ですね)と言っていますが、有言実行しているだけです。次長にはワンセはサービス業ではなく、教育業として塾をしていることを話しました。

 次に大手前高校の実績を尋ねられときに、私は少々憤慨しました。聞くと子どもを持つ父の立場であるらしい。ウチの合格実績は大手前高校であれ、私立難関校であれ、平均競争率よりは秀でた合格率です。ただ、それを誇りに思うことはありません。だって、不合格なった子がいる事実は消えないからです。100人中98人が合格しても不合格の子や、その保護者の方にとって他人の合格率など極めてどうでもいいことです。私は、志望校の名前を子どもが口にしたら、それを実現できるカリキュラムを考え、実行させます。その旨を伝えると「個々にあった指導をされているのですね」としたり顔でおっしゃいました。

 全然違います。全く違います。果てしなく違います。大切なことなので3回言いました。個々に合った指導なんか意識していません。その子だけを見ているのです。他社との差別化だとか経営戦略とかどうでもいいのです。私を、ワンセを信じて預けていただいたご家庭、私を信じている子どもたちを絶対に裏切ってはいけないのです。最終的に保護者の方が我が子を塾に預けるとき「ウチの子は大丈夫かな」「ちゃんとやっていけるかな」そんな気持ちだと思うのです。そんな話をしても次長にとっての優先順位は「我が子」ではなく「方針」なのです。次長は秀でた立場の人ですが、子の父として、あまりにも子どものことを考えていない仕事一筋な人で、一生私と教育論で交わることができない人だと思いました。

 ワンセは入塾テストがありません。でも、地元でトップクラスの成績を修めています。トップ占有率と学校平均、テスト上昇率で他塾に負けるつもりはありません。これは子どもたちの努力の賜物です。今時、しつけにうるさいです。モラル・マナーにも口を挟みます。一時的に煙たがられることもあります。だからといってご機嫌取りをするつもりはありません。「テストで100点取れても挨拶できない子は絶対ダメ」と口癖のように言っていますが本音です。勉強だけできれば良い、という勉強マシーンを創るつもりはありません。そんなことを入塾説明するのですが、ワンセは厳しいという噂(真実ですが)はある程度周知の事実で、その結果、良い子たちに恵まれ、他塾の講師に羨ましがられる授業ができています。

後編へ続く